ホンダ、Ｆ１からの撤退表明。

昨日の昼過ぎ突然ホンダがＦ１ＧＰから撤退するという報道があった。えっ！と言う驚きもあったけど、今のマシンじゃしゃーないな！という気もした。なんたって昨年の成績なんてスーパーアグリとどっこいどっこい。これじゃ何のために金使ってんのかわかんないよな、と言う気がした。８０年代後半にマクラーレンへのエンジンサプライヤーとして勝ちまくった頃のイメージは遠く、ジェイソン・バトンもルーべンス・バリチェロもいつも後方を走行していた。セナとプロストが年間１６戦１５勝した頃とはまったく違う印象になっていることは誰の目にも明らかであった。あんまりチームが弱いと販売力にかげりが出るのでは無いかと心配になるほどであった。１９９１年、Ｆ１に４年ぶりに戻ったポルシェはあまりの不甲斐なさにシーズン半ばで撤退してしまったが、今回のホンダも似たような心境ではないかと思う。
でも、インディーカーレースは続けるようだけど、尤もインディーから撤退するとインディーそのものが無くなってしまうし、ＧＭもフォードもクライスラーも会社そのものが来年有るのか無いのか判らない状況で、レースどころの話ではなさそうだ。ホンダはヨーロッパよりもアメリカに軸足を置いた戦略だろうからインディーよりはF１を降りた方が整合性が有るという判断だろうけどF１の方が面白いからせめてトヨタとホンダがいてくれたほうがいいのに。来年の鈴鹿開催はどうするんだろう。ホンダ不在の鈴鹿開催は意味が無いような気もするが・・・。