バフェ本がはやらない理由、実践できない理由について考えてみようと思う。
まぁ短期で得られるリターンがショボい。これは間違いない。
でもそれ以上に実行が非常に難しい。一つ一つの難易度はそれほどでもないんだけどね。
①EPSが安定的に増加する企業は少ない。このことをもっと強調するべき。
まず、彼女のいう投資対象となる銘柄。継続的にEPSを安定的に増加させている銘柄。
まずこれがかなり少ない。目算で1割ない。5%位かな。しかも、特定業種に偏っている。当たり前だけど。
短期的には結構ある。特に不況から脱した時なんて、雨後の筍みたいにある。短期で見ればね。
過去2-3年、順調にEPSを伸ばすなんてのはたくさんある。でもそれもっと長期で見ると、ただのシクリカルだったりするんだよね。
まぁそのこともメアリー本には書いてるんだけど、もっと強調したほうがいい。ちゃんとEPS伸ばす企業がどれほど貴重かってね。
そもそもEPSが安定的に増加している企業も、結局は時勢に乗ってるだけという話もある。
そういうものは彼女の本では対象外になっちゃうんだけど、別にいいんじゃないかなって思うんだよね。投資対象としても。
というか、そういうの取らないと本当に、投資のネタがなくなる。
それに、業界全体が伸びるってのは別に悪い事じゃなくて、ある意味時代の更新なので、安定性はある。
例えばなんだけどJTCとかよく言うけどさ。あれも昔はいけいけどんどん、10年で売上10倍とかいう時期があったんだよね。
今はそうじゃないけど。じゃあその10年で10倍やった後にいきなり業界無くなったかというと、そんなことないんだよね。
成長の後に来るのは衰退じゃなくて、成熟と停滞なんだよね。なので別に悪くないんじゃない?って感じ。
無成長でもPER10-15倍程度で売買されるって落としどころ付けとけばいいんじゃない?
もちろん、原則を外しちゃだめよ。そういう業界の中で、確固たるポジションを取ってることは大前提ね。
それができないなら無知の知でしっかり分散効かせて業界全体の成長に乗るようにしないとね。
②ROEならばいいってものじゃない。
2000年代前半に書かれた本では、過去40年米国上場企業のROEは12%が平均とかあった。
で、「米国企業は資本を12%ずつ成長させてきた」といってるのよ。
え?なんか違うんじゃない?って思うわけ。
ROEってのは資本が稼ぎ出す利益の比率であって、それ自体が成長するわけじゃないよって。
そりゃバフェットの持ってる銘柄はそうだろうけどね。そういうのを選んでるから。
でも、ふつうはそうじゃなくて資本をぶくぶく太らせないで筋肉質を保ってますよってだけだよね。
ということで、ROEだからよしじゃないよねっていう話。そしてROEが高いから成長するってわけでもない。
ROEがキモになるのは成長ができる環境にあるときだけ。ほんとこれ。
日本の企業も結構これで、成長余地がある企業はがんがんROEで回してくる。ROE=成長率って勢い。
ROA取れない企業は自己資本ぎりぎりまで下げてレバレッジで来る。レブリミッとぎりぎりで攻めてくる感じ。
逆に成長余地がショボいとどんどん腐る。ROEどんどん低下。
成長は七難隠すとはいうけども、成長ないと七難がそのまま出てくる。
結局成長余地があるからこそROEが生きてくるというのかな。
成長余地がなければROEなんて無用の長物。
精々、経営陣に無駄な出費するなよ、使わない資本は還元しろよ。いいな?
という具合に、KPIで使う程度。
③経営陣の良しあしがリターンに大きく影響を与える事。そして経営陣がポンコツであることをもっと強調すべき。そしてその割合が結構多いことをいうべき。
多分これは日本特有なのかな。内部留保の使い方が本当にカス。カス過ぎて言葉も出ない。
いい事業を持つ企業を見つけるのは、まぁそこまで難しくはない。でもね、良い経営陣がついているのを探すのはほんと、難しい。
いい事業でいい利益出してても、経営層がポンコツでカスだからたいして株主に配分されずに糞みたいな再投資・内部留保を行う。ポンコツだから。で、リターンの大半は霧に消える。
マジでポンコツ。ポンコツ過ぎる。なんちゃって資本主義。
これでよくジャパンアスナンバーワンなんて言えたなと思うし、短期で潰えるのが分かる。
ということで、何が言いたいかというと、総括すると、
とにかく成長余地のある成長している、強いトラックレコードと裏付けされた強みを持ってて、
経営陣が株主の方を向いている事業を、割安な時に買いましょう。って感じか。
なんだこれ、「僕の考えたさいきょうのめいがら」みたいな、良いところどりの結論じゃん。でもまじこれなんだよね。
先に書いた通り、成長は七難隠すのよ。
利益配分が糞みたいな経営者でも成長余地があれば成長投資に振り向けられるから。これで中和。
後は強い事業ね。ROE高いところ。ROE高いと借入なしで高成長できるから。ROEというよりかはROAかな。
高成長維持しつつ、配当性向40-50%なんてのもできちゃうからね。
事業拡大に金がほとんどかからない業種なんて、還元10割で成長しちゃったりもするからね。
後は経営陣が優秀ならばさらによし。
とにかく利益配分を明朗会計でやってくれる経営者は優秀。
KPIで色々縛って運営してる経営者はもっと優秀ね。
まじ、成長終わった時の所作で経営陣が優秀かそうでないかがわかるというか…
まぁそれまでは直線番長と優秀な経営者の差はないって感じかな。
後は割安な時に買いましょう。これね。まぁこればっかりは待つしかないよね。
でも、待ってていいのよ。早く買わなきゃ!なんて思わなくていいの。
定期預金みたいなものでさ、5%の利息が付く定期金利なのよ。
待ったところで利息は別に減りはしないの。満期が3年になるのか5年になるのか。そのくらいの違い。
5%利息だったのが4%になっちゃった!このままじゃ3%になっちゃう!
なんて思って買い急がないこと。
ちょっと事業がつまづいたり、市場の期待に沿えなかっただけで5%だとか6%に戻ってくるから。
戻ってこなかったらそれはそれでOK。
ご縁がなかったでスルーすればいい。
1年待って4%だったのが5%になればそれでよし。
満期が1年短くなっただけのこと。
まぁ、何が言いたいかというと、いろいろ思う所はあるけど、メアリー本すげぇいいよって事。
まぁ短期で得られるリターンがショボい。これは間違いない。
でもそれ以上に実行が非常に難しい。一つ一つの難易度はそれほどでもないんだけどね。
①EPSが安定的に増加する企業は少ない。このことをもっと強調するべき。
まず、彼女のいう投資対象となる銘柄。継続的にEPSを安定的に増加させている銘柄。
まずこれがかなり少ない。目算で1割ない。5%位かな。しかも、特定業種に偏っている。当たり前だけど。
短期的には結構ある。特に不況から脱した時なんて、雨後の筍みたいにある。短期で見ればね。
過去2-3年、順調にEPSを伸ばすなんてのはたくさんある。でもそれもっと長期で見ると、ただのシクリカルだったりするんだよね。
まぁそのこともメアリー本には書いてるんだけど、もっと強調したほうがいい。ちゃんとEPS伸ばす企業がどれほど貴重かってね。
そもそもEPSが安定的に増加している企業も、結局は時勢に乗ってるだけという話もある。
そういうものは彼女の本では対象外になっちゃうんだけど、別にいいんじゃないかなって思うんだよね。投資対象としても。
というか、そういうの取らないと本当に、投資のネタがなくなる。
それに、業界全体が伸びるってのは別に悪い事じゃなくて、ある意味時代の更新なので、安定性はある。
例えばなんだけどJTCとかよく言うけどさ。あれも昔はいけいけどんどん、10年で売上10倍とかいう時期があったんだよね。
今はそうじゃないけど。じゃあその10年で10倍やった後にいきなり業界無くなったかというと、そんなことないんだよね。
成長の後に来るのは衰退じゃなくて、成熟と停滞なんだよね。なので別に悪くないんじゃない?って感じ。
無成長でもPER10-15倍程度で売買されるって落としどころ付けとけばいいんじゃない?
もちろん、原則を外しちゃだめよ。そういう業界の中で、確固たるポジションを取ってることは大前提ね。
それができないなら無知の知でしっかり分散効かせて業界全体の成長に乗るようにしないとね。
②ROEならばいいってものじゃない。
2000年代前半に書かれた本では、過去40年米国上場企業のROEは12%が平均とかあった。
で、「米国企業は資本を12%ずつ成長させてきた」といってるのよ。
え?なんか違うんじゃない?って思うわけ。
ROEってのは資本が稼ぎ出す利益の比率であって、それ自体が成長するわけじゃないよって。
そりゃバフェットの持ってる銘柄はそうだろうけどね。そういうのを選んでるから。
でも、ふつうはそうじゃなくて資本をぶくぶく太らせないで筋肉質を保ってますよってだけだよね。
ということで、ROEだからよしじゃないよねっていう話。そしてROEが高いから成長するってわけでもない。
ROEがキモになるのは成長ができる環境にあるときだけ。ほんとこれ。
日本の企業も結構これで、成長余地がある企業はがんがんROEで回してくる。ROE=成長率って勢い。
ROA取れない企業は自己資本ぎりぎりまで下げてレバレッジで来る。レブリミッとぎりぎりで攻めてくる感じ。
逆に成長余地がショボいとどんどん腐る。ROEどんどん低下。
成長は七難隠すとはいうけども、成長ないと七難がそのまま出てくる。
結局成長余地があるからこそROEが生きてくるというのかな。
成長余地がなければROEなんて無用の長物。
精々、経営陣に無駄な出費するなよ、使わない資本は還元しろよ。いいな?
という具合に、KPIで使う程度。
③経営陣の良しあしがリターンに大きく影響を与える事。そして経営陣がポンコツであることをもっと強調すべき。そしてその割合が結構多いことをいうべき。
多分これは日本特有なのかな。内部留保の使い方が本当にカス。カス過ぎて言葉も出ない。
いい事業を持つ企業を見つけるのは、まぁそこまで難しくはない。でもね、良い経営陣がついているのを探すのはほんと、難しい。
いい事業でいい利益出してても、経営層がポンコツでカスだからたいして株主に配分されずに糞みたいな再投資・内部留保を行う。ポンコツだから。で、リターンの大半は霧に消える。
マジでポンコツ。ポンコツ過ぎる。なんちゃって資本主義。
これでよくジャパンアスナンバーワンなんて言えたなと思うし、短期で潰えるのが分かる。
ということで、何が言いたいかというと、総括すると、
とにかく成長余地のある成長している、強いトラックレコードと裏付けされた強みを持ってて、
経営陣が株主の方を向いている事業を、割安な時に買いましょう。って感じか。
なんだこれ、「僕の考えたさいきょうのめいがら」みたいな、良いところどりの結論じゃん。でもまじこれなんだよね。
先に書いた通り、成長は七難隠すのよ。
利益配分が糞みたいな経営者でも成長余地があれば成長投資に振り向けられるから。これで中和。
後は強い事業ね。ROE高いところ。ROE高いと借入なしで高成長できるから。ROEというよりかはROAかな。
高成長維持しつつ、配当性向40-50%なんてのもできちゃうからね。
事業拡大に金がほとんどかからない業種なんて、還元10割で成長しちゃったりもするからね。
後は経営陣が優秀ならばさらによし。
とにかく利益配分を明朗会計でやってくれる経営者は優秀。
KPIで色々縛って運営してる経営者はもっと優秀ね。
まじ、成長終わった時の所作で経営陣が優秀かそうでないかがわかるというか…
まぁそれまでは直線番長と優秀な経営者の差はないって感じかな。
後は割安な時に買いましょう。これね。まぁこればっかりは待つしかないよね。
でも、待ってていいのよ。早く買わなきゃ!なんて思わなくていいの。
定期預金みたいなものでさ、5%の利息が付く定期金利なのよ。
待ったところで利息は別に減りはしないの。満期が3年になるのか5年になるのか。そのくらいの違い。
5%利息だったのが4%になっちゃった!このままじゃ3%になっちゃう!
なんて思って買い急がないこと。
ちょっと事業がつまづいたり、市場の期待に沿えなかっただけで5%だとか6%に戻ってくるから。
戻ってこなかったらそれはそれでOK。
ご縁がなかったでスルーすればいい。
1年待って4%だったのが5%になればそれでよし。
満期が1年短くなっただけのこと。
まぁ、何が言いたいかというと、いろいろ思う所はあるけど、メアリー本すげぇいいよって事。