資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

長期リターン(直近5年)を計測する手法について。ファンダメンタル寄りか、市場寄りか。

2012-07-26 15:23:46 | 投資日記
長期リターン(直近5年)を計測する手法について。

私は二つの方法でリターンを計測している。

①株価水準固定によるリターン算出
②PERx倍(PBRx倍)固定によるリターン算出

①に関して
株価固定されてるのにどうやってリターンが出るんだよ。って話なんだけど、出る。株価によらないファンダメンタル面でのリターンを計測する。株価変動ゼロだとして、ファンダメンタルがどれだけリターンを挙げられるか。配当、自社株買いによるリターン。内部留保による資本蓄積度、資本(負債)再投資によるビジネス拡張(=利益成長)。借金返済による金利分の利益成長等。これらを予定調和的に合計したリターンがいくらかで投資の判断を行う。購入時から株価水準が動かない事を想定。そこからどれだけファンダメンタルの成長とインカムゲインが生まれるかどうかがポイント。因みに株価水準固定と自社株買いの関係性は、自社株買いは全て償却されたとして処理し、その時のPER水準に従ってリターンに計上。

②に関して
「ファンダメンタルがどうなろうと関係がなくて、結果としてPERとPBRがどうなるかが重」。と言うのがこのリターン計算方式。PER10倍水準、PBR0.7倍水準等を基準値として設けて、①で図ったファンダメンタル分析を流用して未来のシミュレーションを行う。そこで得られたファンダメンタル@購入価格に対して、将来の株価が基準値と同程度になった場合どれだけリターンが得られるかを軸にしてる。5年間企業が営業して企業財務が変わり、5年後にはPER10倍、PBR0.7倍になる。その時のリターンはこれだけある。と言うのがポイント。インカムゲインとキャピタルゲインがどう生まれるかがポイント。

①は企業ファンダメンタル寄り。②は市場値付け寄り。結局どっちが大事かってのはわからないが、とりあえずこの①の手法と2の手法、どちらも自分が欲しいと思うリターンを超えていればOK。数値でいえば年率10%リターン。ただ全部が全部これに合致する銘柄を取りそろえられているわけではないし、未来を予測するときに恣意的な数値を使う(甘めの想定値)事も加味すると、信憑性はどうなのかなぁとも思う。ま、一つの目安としてはこれ大事だと思う。
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市場と資本と利益の関係。

2012-07-25 22:43:34 | 投資日記
市場の縮小にともなう資本のリサイズ。その調整弁が利益&損失でありバロメータが利益率である。市場が急激に縮小した時に柔軟に、損失を出さずに事業資本のサイズを調整できる企業は強い。

PEG=PER/成長率、1未満で割安らしい。

2012-07-23 21:30:35 | 投資日記
成長がどの程度過大評価されているのか具体的な数値で示す必要があると思うんだ。切り取る市場のタイミングによってこの評価軸は変わるんだろうけど、具体的な成長指数を織り込んだPEGから取るといいかもしれない。

PEG=PER/成長率、1未満で割安らしい。
PER30倍には成長率30%が妥当か。

利益率が一定だとして、将来的なビジネスも安定的に推移するという前提下であれば、PER5倍-PER20倍程度が妥当となる。仮に成長率がゼロになった時のPER水準はここらへんが目安。PERの幅に3倍あるのは、そのビジネスの特性故。結局みんなが付けるリスクプレミアムによって変わってくると考えるから。本当は2倍くらいの幅で良いと思うんだけどね。

で、logって計算してみるとPEG1倍なら大体3年程度の期間が必要になるようだ(買った銘柄の割高感が消え、PER15倍程度の水準になるまでに)。大事なのは達成してからが利益超過部分という事。

後、この3年にはディスカウントの概念を入れていないので、そこも加味すれば(年間5%-7%)、おそらく4年と言う長いスパンになりそうな予感。さらに成長率は緩やかになる傾向もある特に市場のパイが限られている場合は例に漏れず。想定よりも早く成長率が低下していった時は目も当てられない状況に。ここら辺の縛りを忘れてPEG1倍は安いと思い投資すると痛い目に見る可能性高し。高すぎる成長率は維持できない為。勿論、成長株に投資している人は大抵短期投資(四半期-3年)なので、イグジットを見誤らなければ別に関係ないのだろうけど、長期投資で成長株を組み込む時は要チェックだね。

後、成長率15%以下というのは結構スイートスポットなんだろうね。そこそこ割安で成長率も取りながら…みたいな。ROE高ければ投下資本以外にも十分使い道のない金が残るから配当なり自社株買いなりにできるし。そういう意味ではPEG1未満でPER10倍以下、配当利回り3%以上何て企業はとても良い買い物だと思う。

給料と激務度には

2012-07-21 21:58:12 | 投資日記
給料と激務度には弱い相関性がある(≒殆ど関係が無い)。たまに逆相関じゃないかとおもうこともある。そんな風に思う今日この頃。

でも、大抵の人にとってはそうは見えない。給料安くて激務でも「今の俺はマシな方」と思ってしまう。そして給料と激務度には強い相関性があるように勝手に考えてしまう。

実は今の勤め先で人員募集してて、前々職の同期を誘っんだ。しかし全然食い付いて来ない。残業月20時間で年収一本もありえるって言っても見向きもしない(因みにブラック企業ではありません。外資IT企業です)。凄いなぁと思ったな。まぁ、皆がそういう態度取るから、俺みたいなバリューは人(能力は並みだがある程度客観的に状況判断出来る、もしくはしてる気になっている)が比較的活躍できるんだろうけど。

あぁでもあれか、外資系はクビ切るからな。その分のリスクを考えて…って考えても有り余ると思うんだけどね。日本企業に働いていると「この会社に首切られたら俺は路頭に迷う」という強迫観念みたいなものがあるのかもしれない。
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どれだけ分散させれば気が済むんだ。

2012-07-21 21:31:56 | 投資日記
多分どれだけ分散しても気は済まない。そう思い始めた今日この頃。20銘柄以上への分散はほとんど無意味って言葉を聞くけど果たしてそうなんだろうか。無作為抽出であればそうかもしれないが・・・・。意外とPF中の銘柄群はある点を軸に考えると偏っているのではないかと思う、どの軸かは知らない。地理的、会社規模的、業種的、貿易的、顧客層的、製品的、業界的等々。

大体安い銘柄って特定業種に集中している。綺麗に銘柄を全業種に散らせて割安PFなんて出来やしない。だからこそ、分散は必要。ただ対して安くないけど、異業種だからと言って少々高くてっも異業種の銘柄を取り込むのは得策かどうかといえば疑問。やっぱり安いに越した事は無い。。まぁ、関連性の薄い業種を5つくらいにして、割安銘柄に絞ってその他要因でもうまく散らせればいいなぁと思う。その意味でも20銘柄以上への分散はありだと思う。

といった手前味噌なんだが、何だかんだで本当に分散が聞くのは医療と電力、その他の間位なんだよね。これにはびっくりだわな。
↓確か2005-2010年の業種間の株価(or業績)相関性をマッピングしたもの。詳細は忘れた。


で、分散させすぎると管理が出来なくなるから辞めた方がいいという言葉を聞く。うーん、管理って実際何を管理しているのか。そもそも管理自体コストをかけるという体質そのものをなくすべき。情報分析の手間がかかりすぎている証拠であって、それは自分が情報を操る能力が低いって事をオブラートに包んで行っているだけのような気が。特に今はコンピュータとネット全盛期。昔のように鉛筆とノートと紙媒体の有報で分析してた時代ならいざ知らず、ネットで情報とってエクセルなりプログラムで噛み砕きやすい情報に変換させて、情報を自分の思いのままに扱いやすい基盤に変換できれば1銘柄当たりの分析工数は大幅に低下するんだよね。だから企業数を増やす事そのものに対する懸念は特にない。コストはかからないものとする。売買コストも大した金額かからないしね。

という意味で、一目見てPFが完全に分散されていると思えないようであれば積極的に銘柄分散してしまえ。が今の私の答え。
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なんでファンダメンタルズなのか。

2012-07-21 21:24:25 | 投資日記
なんでファンダメンタルズなのか。それは変化しにくいから。実物だから。株価による影響力が少ないから。株価形成の根源だから。

テクニカルは過去の株価の推移によるから、絶対的に変異しやすい。変遷が前提になっている。ファンダメンタルはその流れが緩やかで株価形成にそれはよらない。投資家の裏をかく悲痛様がない分、楽。テクニカルは有効かどうかはまぁ、おいといて。

でも、ファンダメンタルも長期で言ったらかなり微妙。ただ、原則として赤字出さないからその分は利益になる。だからプラスサムになる。

ただ社長の判断でキャッシュを償却期間の長い固定資産に変えられたらそれだけで財務の質は落ちる。人を雇ったり高い値段で事業を買収してもPLが痛む。よってBSも痛む。いずれにせよ、解散価値は思いっきり響く。DCFでも響く。コントローラの質としての社長をしっかり見ておく必要があるのかなと。パイロットの質を見ないとなぁとは思う。

社長が馬鹿だとどんなにポテンシャルのある会社でも最低の結果になる。そう考える。馬鹿でも(長期的に健全な状態を維持できる)経営が可能な企業なんて無い。コカコーラだってご多分に漏れず。
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