インフレ対策にリスクを取った投資は不要が何か盛りあがっていると聞きつけて読んでみた。
感想は、そうですね、ブログ主さんお疲れ様です…。でしょうか、あれだけのコメントを捌くのは相当労力かかったんじゃないですかね。
定期預金はインフレ対策になるか。なるでしょうね、だって現金ではないから。でも一番現金っぽい。ド短期の定期預金なら回避策になりそう。でもインフレ率が小刻みに上昇すれば定期預金は少しずつ価値毀損を起こすんだよね。それも一定の利率があればプラスのリターンに持ってこれるけど。
後はマイナス金利でしょうか、これも非現実的ではないなぁ。コメントにもある通り世界的に見ても結構ある事だし、確かインドでもマイナス金利が数十年にわたって続いてたような(this time is differentに記述があったかと)。一般の人は金融リテラシーはあんまり高くないから分からないんでしょうね。金融に興味が無い普通の人には。自分の親とか見てると良く分かる。
後は、定期預金の預け先が潰れちゃう可能性もあるんだよね。しかも国はある一定の預金は保護すると言っている(逆にある一定以上の預金は保護しないと)。
国債価格下落⇒資本毀損⇒債務超過⇒銀行ペイオフ発動⇒1000万以下の預金は保証対象(=それ以外はあボーン)
日本振興銀行の破綻が良い例か。確か1000万以上の預金は25%程度しか戻ってこなかったっけね。
ペイオフ以上の現金は接収OKと明言しているようなものだからなぁ。じゃあ株式は良いのかといえばやっぱりこれも危ない。土地もそう。資産系だけじゃなくて毎月のフローも危ない。国は高率の税金をかければそれで終わりだから。結局完全に政府の接収から逃れられるすべなんてないんだろうね、あいつらが本気になったら何でもできるわけだし。世論と他国の意見がそれを許さないと思うけどね。最悪の場合我々は何もできない。そして現金は既に既成事実として一部は接収される事が確定している。
後、不動産だからインフレに勝てるとは言えないってのはどうかなぁ。インフレってのは、物価上昇。不動産価格が上がるかどうかと言えば、現金余剰分(=国の信用失墜分?)物価上昇分上がると考えてたぶん間違いない。後は不動産の価値変動と不動産の需給の問題で調整が入るって感じでしょう。インフレ分はまず上がってそのあとどうなるかは別問題と。インフレの原因が現金余剰の消化、実経済への適応と考えれば金が余った分物価が上がる。現金以外の特定品目の需給変化によるインフレではないから。
まぁここで自分が言ってる現金余剰と言うのもとても曖昧なものですけどね。既にマネーサプライはジャブジャブだし、後は民間が蔵に閉まってある金をどうするかにかかるわけなのかな。