25時の島

祝!カブ移籍。W杯は雲の彼方に

もえるぜ戦国-番外編-

2007-11-29 23:59:12 | Weblog
戦国というか、早くもバカ話ですが、関東近辺にお住まいの方々、東京ガスのピピッとコンロのCMを,ご存知でしょうか? あの、妻夫木聡の部屋の洋服ダンスから、歴史上の偉人がやってくるアレです。
以前から、気に入っていたのですが、先月から放映されている回が良いのです。その名も「織田信長編・最終回」。

ピエール瀧扮する織田信長が妻夫木くんにたかってお茶だのご飯だのをご馳走になる、というシリーズ。いつもは千利休を呼んだり、明智光秀と一緒に来たりしていたのに、今回、信長さんは一人で来て、いつものように傍若無人に飲み食いした挙句、帰り際に一言。「じゃ、本能寺に帰るわ。」。
仰天する妻夫木くん。「そこへはあんまり戻らないほうが・・・。(遠まわしに言うのがグー)」

でも人の話を聞かない信長さんは、「これお前にやるよ、達者でな!」と、二人で撮ったプリクラ付きの印籠を渡して去っていく。
感無量の妻夫木くん。「信長さん・・・達者でな・・・」

これだけなのに、何だかじんとくるCMなのですよ。そもそも信長に最も遠そうなピエールをキャスティングしたのが良い。しかもさりげないし…ホント良いなあ、ピエール!!


そういえば、今日新宿のヨドバシの前を通ったら、ゲーム発売日なんですね。時代考証無視のアクションゲーム「戦国BASARA」の看板が出ていて、何だか感心してしまいました。戦国時代にもえる人が多いのわかる気がします

忘れていたわけではないけれど

2007-11-29 00:17:23 | Weblog
書きそびれた・・・。


yukihiro&ken、お誕生日おめでとうございまする~!!!


世界で一番クールな38歳に、ファンとして声援を送ります。
来年の代々木ライブに行ける事になったので浮かれてます。

そういえば、昨年の今頃はラニバの余韻で浮かれていたな、もう一年経過したとは・・・。これからもラルクを細く長く応援していきますよー


15th L’Anniversary Live

キューンレコード

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もえるぜ戦国②

2007-11-28 00:29:29 | 読書感想
遅ればせながら、今週の「風林火山」、とりあえずGackt謙信様の暴走はとま・・・ったかな? とりあえず人として人を超える為には家来の前ではあくまで「毘沙門天の化身」たることを決意したのだと受け止めています。個人的には甥っ子に字を教えているシーンがツボでした。後にこの甥っ子が秀吉の五大老の一人、上杉景勝になるんですね。興味深い。

そんなわけで次に読んだ戦国物は御大、司馬遼太郎「関ヶ原」全三巻であります。父親が大の司馬遼ファンで実家には黄ばんでチョコレートの香りがする単行本があるのですが、何ぶん遠いのが難点です。こういう時に「どこでもドア」が欲しくなる。

とりあえず今回は地元の図書館から。ここの図書館は司馬遼が充実していて文庫本がみな新品なのが凄い。さらにこの「関ヶ原」、奥付が70刷でやんの。何だよ、それ。


それはさておき、中身。文字通り江戸時代への突破口となった関ヶ原の戦いまでに至る道を、石田三成・徳川家康双方から描いた力作。でもどちらかというと三成側への肩入れが強い。でも司馬さんは、三成をこきおろす。あまりに完璧な論理思考と正義感、そして豊臣政権への忠誠心から見えてない子供・・・との描写が繰り返されるが、それでもにじみ出てくるのが、作者の三成への愛情だ。そんな愚かしくも豊臣の中核として徳川方に対抗せざるを得なかった哀しさ、そんな彼の欠点を冷静に見つめながらも付き従った島左近ら周囲の人々。対して、耐え忍ぶこと60年以上、ついに天下に狙いを定める家康とその腹心の本多正信。この物語世界では悪になりかねないが、彼らの人間くささも何だか愛おしくなる。というより、腹黒すぎて笑える。そしてさらに輪をかけて生き残りの為に画策を重ねる、各武将、真田家、上杉家、島津家、黒田家・・・ちょっとしか出てこないが老獪さが印象的な伊達と藤堂。などなど、通史では単なる名のみだった人々の大きなうねりを感じてあきさせない。

日曜日から読み始め、一週間で読了記録を達成できてしまった私。とにかく話の流れに引きずられっぱなしだった。ちょっと達成感。このノリで、次回は続編とも言える「城塞」に挑戦しました。マイ戦国ブームは続きます

関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
新潮社

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もえるぜ戦国①

2007-11-25 19:46:57 | 読書感想
「風林火山」、今週いよいよ川中島ですね。もーう先週には「誰かあのGackt謙信様を止めてくれーい」となげいたくらい、謙信様暴走の回でしたが、無理やし収拾してしまうのか。大丈夫か、大河よ・・・。

しかし大河の影響で最近、時代小説を読むようになりました。一応、司馬遼の「国取り物語」くらいは読んでいましたが、探してみると戦国~江戸時代は名だたる各武将の物語などバラエティに富んでいて面白いですね。ちなみに「風林火山」も一応立ち読みしましたが、あまりこれ、という感銘を受けず、自分の中では流れてしまいました。いや、悪くないのですがね、どうも私は井上靖の緻密な文体が苦手です。「蒼き狼」も「額田大王」もピンとこなかった。「蒼き狼」なんて題材が良いのに、みみっちさが鼻についてしまい、どうもね、同じチンギス・ハーンものなら、堺屋太一「世界を作った男 チンギス・ハン」の方がスケールが大きくて好みでした。

閑話休題。そんなわけで、まず読んだのが海音寺潮五郎「天と地と」。上杉謙信ものですね。がっくんのせいで、文中でいくら「小柄」と書かれていても、つい長身痩躯な謙信様を思い浮かべてしまうのはご愛嬌。大変面白かったです。父から疎まれて寺に預けられたりと大河同様のエピソードもありますが、お兄さん(晴景)がまれに見る色ボケ野郎なのが、さすがというか、ドラマです。また、宇佐美の娘、乃美(なみ)との意地っ張りながら切ないプラトニック・ラブがあるのも素敵です。大河でも、直江の娘で浪さんというのが出てきたので、脚本家さんは「天と地と」からも題材を取ったのかしら?と想像するのも楽しいです。


まあ、それでもなお、物語をうまく料理できてない脚本だなーと思うのですけどね。(某言御免


それはともかく、大変面白かったです。作者が良い感じで突っ走っていて、読んでいて楽しいです。これを読めば貴方も謙信ファン





天と地と 上 (文春文庫)
海音寺潮五郎
文藝春秋

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260年間の、はじめと終わり

2007-11-24 16:26:59 | Weblog
おかげさまで、どうやら腰も落ち着いてきました

そんなわけで、昨日は国立博物館で開催中の大徳川展に行ってまいりました!
それにしても凄い人出で・・・。
11時頃に友人と待ち合わせて切符を買ったのですが、この時点で入場90分待ち
お昼を食べて1時半ごろ赴くと100分待ち

晴天なのはよいのですがね、やはり木陰は冷えました。二時間近く経過して入場したときには体が半冷凍状態。一度休憩室で茶を一服してから、ようやく観覧となりました。

今回の「大徳川展」、わざわざ「大」とあって、全国各地の東照宮、御三家の秘蔵品の一挙展示という大規模なものでした。

何せ展示室に最初に入ってまず、大阪の陣でも使われたという巨大な扇をかたどった旗指物、司馬遼太郎「関が原」にも言及された、南蛮よろいをアレンジして作られ、後に家康から家臣に下賜された鎧、平安時代に作られ、北の政所から秀忠に譲られた刀などなど・・・鼻血が出そうな逸品がずらりと並べられていて、最高でした。すごいよ、「時代の証人」が目の前だよ!!

しかしやはり凄い人出で、陳列ケースの前にたどり着くのも一苦労。止まって見入る人あり、薀蓄(それも細かなくずし字の知識など、普通の解説より微細に入る説明)を語る人あり、むずかる子供あり、着物姿あり・・・と見ている人も面白い。

ひときわ驚いたのが後水尾天皇による家康の征夷大将軍宣下書と慶喜による大政奉還の書。徳川の最初と最後が並んでいるんですよ、皆さん!!

切なかったのが、家茂が長州征伐の際、和宮におみやげと頼まれながら、彼の死により、忘れ形見となってしまった西陣織。和宮はこれを袈裟にして着用したという後日談つき。教科書では絶対知りえない話ばかりです。切ない・・・。

結局、閉館する8時までずーーーーーーーーっと展示室にいたわけですが、行ってよかった。至福でございました♪。そのせいか今日は腰をかばった膝が痛いです。でもお勧めです。興味をもたれた方、ぜひどうぞ!!




あ、それとモーリス・ベジャールが亡くなりましたね。「バレエ・フォー・ライフ」、好きでした。80歳だったそうで・・・・バレエに一時代を築いてくれて、ありがとうございました。ご冥福を祈ります。

初冬な音楽

2007-11-22 22:13:03 | Weblog
コルセットがむずがゆくてたまりまへん。何が辛いって、日中に腹が掻けないことですよ。やれやれ。

で、そんなこんなでろくに寄り道せず、直帰して、どてっぱらを掻いている姉に同情したのか(まあ、そんなわけないのは自明だが)一昨日、妹がCDを買ってきてくれました。ラルクとカイリー・ミノーグとアリシア・キーズの新作です。で、最初に聞いたのがこれ。


アズ・アイ・アム(初回生産限定盤)
アリシア・キーズ,ジョン・メイヤー
BMG JAPAN

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アリシア・キーズの最新作「アズ・アイ・アム」。本当にこの人はいつ聞いても自然で、透明で孤高な空気を持っている。ここまで首尾一貫、透徹した女性というのも珍しい。しかも美しい。ジャケットでため息つき、ブックレットでため息つき、DVDでため息つきましたよ。眼福♪耳福♪


無知は罪だよな、やっぱり

2007-11-20 23:12:36 | Weblog


昨日の腰痛はどうやら椎間板の炎症、平たく言えば、ぎっくり腰のようで、湿布とコルセットを巻きながら生きてます。ついでにこのまま締め付けていれば、いつかはディータ・フォン・ティースかカイリー・ミノーグのような素敵なくびれが身に付くのではないかしら?と一瞬、夢を見たものの、考えれば医療用のコルセットでそう簡単にくびれる訳はないな、と一人突っ込みな状態であります。



しかし、今日になって私は気づきました。

 日本の入国管理法が改正されていて、入国する外国人の指紋・顔写真登録が義務付けられたということを

正直、施行前夜までまるで知りませんでした。すごく情けないです。自分の国のことなのに、あまりにも無知で。

気づいたら施行されていたなんてしゃれになりません。しかもこのご時勢に不安を掻き立てるような内容。感情論を抜きにしても、これから日本が世界情勢の中で生き残ろうとするなら、この鎖国的措置はあまり利口なやり方ではないように思えるのです。

ただ、現時点で自分の意見を述べられるほど周辺事情を知らないこともまた事実。無知に気づかないでいたというのも、悲しいですがまた事実。とりあえず知ることから始めたいです。


てつ婚と腰痛

2007-11-19 22:03:59 | Weblog
ラルクのtetsuちゃんが結婚しましたね。
普通、ファンならば「いやー(涙)」とか出るのかもしれませんが、一報を聞いたわれわれ姉妹の第一声は・・・

「あの子(tetsu氏)も結婚できたんだね(ぱちくり)」

でした。
何かね、放蕩息子がようやく婿に行った母親ってこんな気分かしら、みたいな
ってどんなファンだよ!!


とりあえず今週発売のラルクさんのアルバムが楽しみです。


しかーし、今朝はそんな雑感もふっとばす腰痛に見舞われました。

まず、朝起きれない。
起き上がろうとすると、激痛が走るのでベッドから転がり落ちてヘリにつかまりながら立ちました。着替えようとしゃがむとまた激痛。団子むし状態で床を転げまわること数分。ようやく立ち上がれたのですが、ちょっとでも曲げると痛い。「マトリックス」ができない。(背筋伸ばすときに有効なポーズなのです)

なんとか会社までたどり着き、仕事もこなしましたが、如何ともしがたく、近所の接骨院へ。
電気あんまをかけられ、包帯で固定されて最強ずん胴人間と化して帰宅したのであります

ヘルニア経験者の妹がシップを買ってきてくれたり、布団を敷いてくれたりと世話してくれて、あぁ持つべきものは腰痛経験者の妹!!

とりあえず、様子見で寝ています。腰って本当に大事ですね。

しょぼびーん

2007-11-17 11:55:29 | Weblog
ベルベット・リボルバー来日中止!!!


先々月くらいに急遽来日が決まり、チケット買って待っていたアメリカのバンド、ベルベット・リボルバーの来日がキャンセルになってしまいました。理由はビザが下りないから。そんなーーーーー。

元々前科者集団なので来日はほぼ不可能と言われていて、それでも決まった公演だったので快哉を叫んでいたのですが・・・やはり入国管理局は甘くなかったか。いずれにせよ、以前は来日できたのに、今回の措置には納得がいかないです。テロ対策が必要というだろうけれど、注意するのは他のところでしょう?納得いかないです。
でも中止は中止。払い戻しに行ってきます(涙)。


リベルタド
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー
BMG JAPAN

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Health or Die  健康か、それとも死か?

2007-11-13 22:58:54 | 映画、テレビ感想
11日に映画「Sicko/シッコ」を見てきました。マイケル・ムーア監督の最新作であります。

「ボウリング・フォー・コロンバイン」は好きでしたが、今回もやってくれました。

ターゲットは医療問題です。国民健康保険のないアメリカ合衆国の中で何がおこっているのか?保険に入っているにもかかわらず、その恩恵にあずかることも出来ずに治療を受けられないケースが日常化している実態を毒見たっぷり、主観もたっぷり、でも面白くわかりやすく描いていきます。



よくアメリカの小説やドラマだと、治療費が払えずに破産したというエピソードが出てきます。読んでいた当時はよく理解していなかったのですが、「シッコ」を見て納得しました。保険がない、下りないということがいかに恐ろしいのかを、監督自ら応募した実例を挙げて、これでもかと説明してくれます。

些細な書類不備を理由に保険をおろさない企業、治療が間に合わず亡くなっていく患者。保険会社は治療費払い拒否のノルマを課し、勤務する専門家=医師は必死にノルマを達成してボーナスをもらう。・・・どこかの市役所の生活保護のような話ですが、どちらにしても笑えない搾取形態です。けれども国民健康保険を導入しようとすると、異常なまでの拒絶反応が表れて、その案はつぶされる。つぶすのは保険会社、製薬会社とそこから献金を受けた議員達。彼らのスローガンはいつも一緒。「国民健康保険導入はアメリカの社会主義国化への第一歩!!」
「自由への抑圧!!」
「アメリカの誇りを踏みにじるもの!!」

しかし、そんなスローガンとは裏腹に、国民健康保険を導入している英国、カナダ、フランスは自由主義の民主主義国家だ。これをどう見るのか?ムーアはヨーロッパ各国、果ては社会主義のキューバまで駆け回り、上の言い分、お偉方の姿勢がいかにおかしいのかを繰り返し説いていきます。

ドキュメンタリーとしての客観性云々というのはわかりませんが、見ていて感じたのが、ムーアはアメリカ人としての自分をまず持ち、だからこそアメリカの歪みを正したいのだろうな、という心意気でした。
ついでに感じたのが国民がアメリカ合衆国に対して持つ凄まじい信仰心の強さ。島国で占領もろくにされず、何となく来てしまった日本人から見れば、USAという国に対する国民の盲信はそこらの宗教に及ばないくらい強く異質なものに映ります。
でも、だからこそ市場原理主義を追求して弱肉強食の様相になってしまったことを悲しむのでしょう。今の日本の保険事情も他人事じゃあありませんが、アメリカ合衆国の特異性を強く教えられました。



因みに下のアルバムは、90年代に発表されたトリビュート・アルバム。多発性脳硬化症をわずらい、治療費が払えず破産寸前だったカントリー歌手ヴィクトリア・ウィリアムスに対してミュージシャン仲間が企画した作品です。
社会の歪みが文化面に思わぬ貢献をするなんて皮肉なんですけどね
Sweet Relief: A Benefit For Victoria Williams
Various Artists
Thirsty Ear/Chaos

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