フランスで、なんと初めて鯖を買いました。
日本にいた時は週に２回は食べていたのに（そう、大好きなんです）、今回フランスに来てからまだ一度も食べてなかった私。
いつも魚屋の前で、「食べたいなぁ・・・・」と心の中で呟くだけで、そのまま前を通り過ぎていました。
というのは、もちろん理由があってですが・・・
まず、フランスの鯖は日本近海で獲れる鯖と比べて小さく痩せているので、「美味しいのかなぁ？」と、味にちょっと不安があったのと、
「やっぱり鯖を食べるなら、絶対に和がいい！！」「でも、そうしたら彼が食べられないだろうし・・・、でもそれ以前に、彼は鯖には全く興味なさそう～～～（涙）」（彼にとって魚といえば鮭、で時々マグロなんです。そう寿司ネタです～）
と、いうことで、いつも買うのを躊躇っていた私でした。
フランスの鯖は、何鯖なのかな？
「でも、たまには鯖などの青魚も健康の為に食べなくちゃ駄目だよ～」ということで、買いました！！
ソテーして、トマトソースと合わせれば、（鮭以外の魚に興味の無い）彼でも美味しく食べられるのではないかと考えまして。
家に帰ってさっそく鯖を下ろし始めると、内臓がちょっと臭いような気がし「え゛～～～あんまり新鮮じゃな～い・・・」と、いきなりテンション下がったけど、切り身にしてみるとそうでもなく、脂は乗って無さそうだけど、美味しそうじゃない。
で、料理が完成して・・・
予想以上の美味しさに、自分で作って思わず感動しました。
生臭さがまったく無く、あっさりして食べやすい。鯖の表面はカリッと、身はふっくらと上手く焼けているし、トマトソースの甘酸っぱさとの相性も抜群。これはかなり美味しいかも。
「鯖の皮って食べられるの？」と、料理を前にいきなりとんちんかんな質問をした彼ですが・・・（おいおい）
「へぇ～鯖って美味しいんだね。」と喜んで食べてました。（でしょ～、美味しいのは鮭だけじゃないのよ）
こんな感じで、簡単に作りました。
トマトソースはちょっと多いかもしれません。（鯖の量に応じて加減して下さいね）
さば １匹 （三枚におろします）
塩・胡椒
片栗粉 （小麦粉でも）
玉ねぎ 小１/２個 （みじん切り）
にんにく １かけ （みじん切り）
トマト缶 １缶 （ダイス状になったもの）
オリーブオイル
さばは４～５ｃｍくらいのそぎ切りにして、塩・胡椒をまぶし、片栗粉をまぶしつけます。
フライパンにオリーブ油を中火で熱し、さばの皮目を下にして並べ入れ、皮目に焼き色がついたら裏返し、両面を色よく焼いて（小さめの鯖ならここでほとんど火が通った状態です）、トマトソースの鍋に入れます。蓋をして、２～３分軽～く煮たら出来上がりです。
〈シンプルなトマトソース〉
フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ弱火で炒め、香りが出たら玉ねぎを加え炒めます。玉ねぎがしんなりしたらトマト缶を加え、１５分程度煮込みます。塩（塩・胡椒）で味を調えます。（ちょっと酸味が強いなと感じたら、砂糖をほんの少し加えると味がまろやかになります）
お好みで、ローリエ、バジル、オレガノなど加えて下さいね。
エルブ・ド・プロヴァンスの香りいっぱいのオリーブオイル。
肉や魚をソテーする時などに便利で使ってます。
最近お気に入りのトマト缶
トマトの味が濃厚で、すっご～く美味しいです。
