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高野山訪問記 ~参拝編~

2011-10-28 22:00:00 | レポート
かの弘法大師空海によって弘仁7年(816年)に開創された真言密教の聖地、高野山。
平成16年には吉野・熊野地区と併せて「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界遺産に登録されたこの地に、先祖代々の墓参りを兼ねてお参りに行ってきました。



 

高野山へのアクセスは関西私鉄の南海高野線で。
特急「こうや号」で極楽橋駅(マジこんな名前です)に到着後、ケーブルカーに乗り換えて終点の高野山駅まで移動。





極楽橋駅の標高が583m、高野山駅が867m。
ケーブルカーで300m近く登ってきたわけです。高所恐怖症涙目。
撮影するとき足がブルって仕方ありませんでした。





まずは墓参りという当初の目的を達成するため高野山最深部、奥之院へ。
聖地といえども電気ガス水道が通り、道路も整備されて参拝客用の駐車場まで完備されている昨今ですが、それでもこの奥之院に足を踏み入れると空気が変わるというか、現代社会とは隔絶した「何か」を感じてしまいます。



 

樹齢3桁レベルの立派な杉が立ち並ぶ合間には、歴史上名だたる武将・大名の墓碑や霊廟の数々が。
草木の匂いに混じってあちらこちらからお香の香りが漂ってきます。



 

 

紅葉が綺麗でした。
もうちょっと天気が良かったら最高だったんですが、晴れてたのは午前中だけで午後からは曇ったりパラついてきたりの繰り返し。
「山の天気は移ろいやすい」という先人のありがたいお言葉を身に染みて実感できた1日でした。





高野山が聖地たる所以、弘法大師空海が眠る御廟。
ここから先は正真正銘の霊場。
飲食・撮影・携帯電話の使用禁止はもとより脱帽・服装の乱れを正した上で橋の手前から御廟に向かって合掌一礼、帰り際にも同じく合掌一礼することが求められます。





参道と御廟を隔てる小川に架かっているのが御廟橋。
36枚の橋板と橋そのものを1枚として数えた合計37枚で金剛界37尊を表しています。
さらに橋板の裏には仏を現す梵字が刻み込まれているそうで。



散策編に続く

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