蔵元やまだブログ

岐阜県八百津町の酒蔵です。
日本酒を心から愛する人に飲んでいただくことを願い、真面目にコツコツと酒造りを続けています。

呑切りと香りの勉強

2017年07月24日 | 日本酒

先日社内で毎年恒例の呑切りを行いました。

呑切りとは…貯蔵タンクの呑口から少量お酒を採取して、利き酒によってお酒の状態を判断する事をいいます。

貯蔵管理技術が発達した現代ではほとんど火落ちする例は見られなくなりましたが、昔は大型タンクで常温貯蔵し、火落ちするといった事が起こったそうです。(現代では温度設定の出来るサーマルタンクでの貯蔵や一升瓶で冷蔵管理するビン貯蔵が一般的となりました。)

※火落菌とは特殊な乳酸菌で、火落ちしたお酒は白濁し、程度も様々ですが酸味とムレた異臭が独特で、とても美味しく飲めるようなものではありません。

そこで、暖かくなり火落ちの危険性がでてくるこのシーズンに呑切りを行い、冬場に造ったお酒の状態判別することが酒蔵の慣行となりました。

蔵元やまだでは特定名称酒全てがビン貯蔵の為、呑みを切るというよりは一升瓶の栓を開けるといった形にはなりますが、蔵内にある全ての貯蔵酒の利き酒を行いました。

↑↑上の写真は貯蔵している一升瓶の種類ごとで利き酒を行い、香りや味わいに異常がないかをチェックしています。

 

また、呑切りに併せて日本醸造協会さんから購入した「清酒官能評価標準試薬」をしようして香りのトレーニングを行いました。

標準試薬の香りは19種類。。

華やかな香りからオフフレーバー、さらには香りの要因まで記載されたカード付きと至れり尽くせりのキットです。(なかなかお値段高かったですが 笑)

ニオイ紙に各試薬をつけて香りを嗅いでいきそれぞれの香りの特徴を皆でチェックしていきました。

やはりオフフレーバーのニオイは強烈で麹由来のものから、貯蔵・管理由来によるもの、雑菌汚染によるものと様々な要因があり、香りひとつで日本酒をダメにしてしまうのかと改めて感じました。

このような香りを出さない為にも、常に蔵内を清潔に保ち、貯蔵も一本一本丁寧に行うことが大切です。

今後も定期的にこのような勉強会を行っていこうと思います。

 

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【速報】フランス初の日本酒コンテスト

2017年07月12日 | 日本酒

KURA MASTER 純米大吟醸部門 『純米大吟醸 玉柏』

プラチナ賞 受賞しました!!


コンテスト概要と受賞酒一覧

 

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夏のイベントご案内

2017年06月16日 | 日本酒

みなさんこんにちは!

毎年このシーズンはジトジト天気と雨に悩まされておりますが、今年は空梅雨なんでしょうか、心地よく過ごしております

和紙ラベルが多い為、梅雨時期は貼ったラベルがふやけてしまい、貼り直しをしたりで大変なシーズンでもあるんです。

その為、今年は湿気が少なく非常にありがたいです

そんな空梅雨も明けるといよいよ夏本番となるわけですが、今年も多くのイベントに参加する事となりました。

毎年恒例の岐阜、東京、大阪の3会場に岐阜の蔵元が集結する「岐阜の地酒に酔う」は以下の日程で↓↓

東京 7/23(日) 如水会館2F「スターホール」

大阪 7/30(日) 大阪マーチャンダイズ・マート「Cホール」

岐阜 8/20(日) じゅうろくプラザ


なんと大阪会場は去年の2倍以上のスケールで1000名の定員となっております。

他にも「岐阜の地酒に酔う」in 東京と同日7/23に大阪で「STYLE J. SAKE」に初出展します。

こちら会場は大阪国際会議場です。

多くの蔵元が集結するイベントとなっておりますので、ぜひお気軽にお越しください!!

 

 

 

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全国新酒鑑評会 in 広島 入賞しました

2017年05月25日 | 日本酒

全国新酒鑑評会において『玉柏』が入賞しました

大半の出品酒が醸造アルコール添加の大吟醸の中、今年も純米大吟醸での出品でしたので不安もありましたが入賞することが出来ました。

精米から斗瓶取りまで全ての工程で気が抜けませんでしたが、その甲斐あっての結果だと思います。

十分満足できる結果ですが、やはり目指すは金賞です!!

来年は金賞目指して頑張ります!

もちろん純米大吟醸でチャレンジします!

今回入賞したので6月17日に東京で行われる公開利き酒でこの出品純米大吟醸も一般公開されますよ

同時に全国の日本酒が集うイベント「日本酒フェア」も開催されます。

日本酒好きにはたまらないイベントとなっておりますので参加お待ちしております!

↓↓↓

公開利き酒&日本酒フェア

 

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勉強会 今日この頃

2017年05月22日 | 日本酒

 

暑くなってきました

そんな暑い日に日本酒の氷割を!

夏の定番、ロックで飲む日本酒『澄酒』間もなく5/26より発売です

また、大丸松坂屋名古屋店様にて5月31日~6月6日まで試飲会を行います。

新発売のお酒や澄酒もお持ち致しますので是非お気軽にお越しください。

私Kも2日程立つ予定をしております!

と、告知はここまでで、先週は日本酒の勉強会三昧でして、ソムリエ協会さんが主催する日本酒概論の勉強会と、今や全国新酒鑑評会と並ぶ大きな日本酒のコンテストとなったSAKE COMPETITIONの勉強会に参加してきました。

下呂市で行われたソムリエ協会さんの勉強会では、日本酒の概論やテイスティングをし利き酒によって酒の情報を判別するという座学と実技の講習を行い、何より日本酒のテイスティングでは表現方法など普段行っている日本酒の利き酒とは違いソムリエ目線での表現方法などもあり大変勉強になりました。

普段日本酒の利き酒はどちらかと言うと欠点を見つけ、コンテストなどでは減点対象としますが、ソムリエ目線だと個性として判断したり食と合わせることで相性などを提案するので食中酒としての日本酒という事を深く考えさせられました。

このような勉強会が行われるようになったきっかけとして、近年和食の海外展開に伴いワインと同様日本酒も食とのペアリングや知識を国際基準で求められる時代になり海外での日本酒愛飲家も増えているという現状があります。

そこでソムリエ協会さんが新たに日本酒に特化した認定制度である「J.S.A.SAKE DIPLOMA」という資格を発足させ、今夏第1回となる試験が行われる事になりました。←一般の方でも受験出来ます。興味ある方は是非挑戦して下さい!

↑ソムリエ協会ならではのワイングラスでテイスティング


そして木、金は東京へ行き日本最大の市販酒コンテスト『SAKE COMPETITION』の利き酒会と勉強会。

近年注目のとても大きなコンテストであり、会場には全国から蔵元が集まっていました。

受賞した市販酒の傾向や、日本酒を造る上で上槽する際こうした点に気をつけた方がいい、またツワリ香出さない為にはどうすれば良いといった専門的な勉強が出来、全国の名立たる技術指導の先生方が来られてました。

また、何よりコンテストに出品された全国の市販酒のうち、予選を勝ち抜いたお酒を全て利き酒出来たので貴重な経験が出来ました。

という事で、何だかんだ朝から夕方まで500点近く利き酒をしたので、ほろ酔い気分で東京から帰りました(^^)v

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