水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

福井1 国分寺、引接寺 <福井県越前市京町>

2015-12-11 | ├ 福井(ひとり旅)

 

秋晴れの平日(10/15)、
福井県越前市に鎮座する大瀧神社岡太神社へ行ってまいりました。
 

 

 

 

 

 

今回は、
名古屋(JR特急しらさぎ) → 武生 ということで、乗換ナシの直行便。

名古屋(ひかり) → 米原(JR特急しらさぎ) → 武生 という方法が一番早くて、
上記より30分ほど短縮できるのですが、
今回は時間に余裕もあったので、楽な行き方を選択。

いやぁ、途中で乗り継ぎしなくていいってホントらくでいいわあ。

 

 

あ、そうそう。 特急しらさぎに乗る場合の注意点をひとつ。

列車は米原で方向転換するため、乗客のみなさん総出で座席をぐるっと回転させるんです。
(車内アナウンスでもそう促されます。)

まあ、これがけっこう楽しかったりしますが。

ただシートを倒していたり、テーブルを出していると面倒なことになるので、
もしお弁当なんか広げる場合は、米原駅に着くまでか、
もしくは出発してからにしたほうが無難です。

(※その他、同様に特急ひだも岐阜で方向転換しますが、
名古屋~岐阜間は短いのでわざわざ回転させる人はいません。座席後ろ向き状態で走ってます。)

 

帰りの車内では、私の後ろに乗っていた男性が、
ご自身のシート含め近くの空席を慣れた手付きでいくつもガンガン回していて感心しました。

自分はせいぜい隣のシートを回転させるぐらいしか気が回らなかったので、素直にすごいなあと感じました。

 

 

JR武生駅。

 

ホーム降りたら、継体天皇の像があって驚いた。

ああそうか。

今の新潟、富山、石川、福井にまたがる地域は、かつて越の国と呼ばれ、
継体天皇の出身地でもあった所だわね。

 

 

越前市味真野地区には継体天皇の伝承が多く残っており、
謡曲「花筐(はながたみ)」の発祥地として有名なのだそう。

この像は、越前の里味真野苑に建てられた花がたみ像の1/3サイズのもの。

 

 

大瀧神社へは、ここからバスで30分弱ですが、
1時間ほど余裕があったので、ちょっと市内を歩いてみる。

 

 

 

道中の雰囲気がなんかいいかんじで、直感的に「好き」と感じました。

奈良県宇陀市の室生口大野駅を降りたときの、
あの「この町すきだわー!」に似ている。

 

 

駅から西へ徒歩10分ほど。

寺町通りという場所です。

 

 

総社大神宮のすぐ北隣に、ひっそりと佇んでいる国分寺

 

 

 

国分寺とは、741年に聖武天皇が仏教による国家鎮護のため、当時の日本の各国に置いた寺院のことです。

各国に、それぞれ一寺ずつ国分寺国分尼寺が建立され、
その総本山は、奈良の東大寺(総国分寺)、法華寺(総国分尼寺)となっています。

律令体制の弛緩とともに、国分寺・国分尼寺の多くは廃れてしまいますが、
当初とは異なる宗派、性質をもつ寺院として現在まで存置し続けたところは相当数あるのだそう。

 

 

国府のあったここ武生にも、739年に国分寺が建立されました。

 

当時、越前国は加賀(石川県)も行政下に置いていた国内有数の大国。

この国分寺の規模も国内屈指のもので、
三大国分寺のひとつの数えられたこともあるそうです。

 

 

国府 (こくふ、こう) --------

 奈良時代~平安時代、令制国の国司が政務を執る施設(国庁)が置かれた都市。

 簡単にいえば、古代の日本において、
 各国 (山城国とか備中国とか) ごとに置かれていた 政治・軍事・宗教の中心的な都市のこと。

 国府の付近には、国庁のほかにも国分寺・国分尼寺、総社(惣社)が設置されました。

 

 ちなみに、地元(名古屋)の旧国名は尾張国。

 尾張国の国府所在地は、愛知県稲沢市の 「国府宮(こうのみや)」、
 尾張
国分寺は 「鈴置山国分寺」、
 尾張国総社は裸祭で有名な 「国府宮神社(尾張大国霊神社)」 です。

 だいたいどの地方でも、
 「国府」「府中」「総社」などが地名になってる事が多いから分かりやすいよね。

 

 

 

雰囲気いいので、突き当りまで行ってみよう。

 

 

あ。お昼寝してる可愛いわんこがいるーと思ってカメラを構えたら、
起こしてしまった。

 

 

眠そう・・

ごめんね。 わんこ。

 

 

寺町通りの名のごとく、お寺が建ち並んでいます。

 

 

 

妙国寺

1467年 創立

 

 

 

 

栄久寺

1525年 創立

 

 

そして突き当りには、引接寺(いんじょうじ)。

 

 

 

 

 

1488年創立の、天台宗真盛派別格本山。

総けやき造りの山門が素晴らしいお寺です。

 

 

十六羅漢や滝を昇る鯉、獅子など、数々の彫刻がほどこされているようです。

 

 

足元も立派。

 

 

 

左右の彫刻が、これまた見事です。

 

 

 

 

本堂

 

 

 

 

 

ちょっと散策のつもりが、思いも掛けず素晴らしいお寺に出会ってしまった。

市指定文化財の地蔵尊や不動尊があるらしく、もっとじっくり見学したいのですが、
先の
予定もあるので総社大神宮へと戻ります。

 

 

 

つづく・・。

 

 

 


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