水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

2017京都紅葉旅-2<圓徳院>

2017-12-03 | ├ 京都(ひとり旅)

 

2017京都紅葉旅つづき。

 

 

 

 

 

 

 

一旦場所を移し、目の前にある圓徳院へ。

 

 

圓徳院は、
豊臣秀吉の正室、北政所(ねね)が晩年に本拠地とした場所であり、
終焉の地ともされています。

(写真は長屋門。)

 

 

ねねの甥、木下利房が自らの邸としたことに始まり、
死後はその菩提寺として開かれ、高台寺の塔頭とされました。

 

 

唐門(正門)

 

 

 

正門内から。

 

 

秀吉寄贈の手水鉢。

 

 

 

南庭

 

 

中に入るとまず目にする庭で、
方丈の南西に位置しています。

 

 

庭を過ぎてさらに奥へ。

 

 

松竹梅図襖 (木下育應 作)

 

 

順路の矢印に従って歩きます。

 

 

 

方丈と北書院をつなぐ渡り廊下を通ります。

 

 

しばらく行くと、視界が開けました。

 

 

北庭(旧円徳院庭園) 国の名勝指定

 

 

北書院の東に位置し、もとは伏見城の北政所化粧御殿の前庭を移したもの。
池泉回遊式ではありますが、枯山水となっています。

当時の原型ほぼそのままの、桃山時代の代表的庭園。

 

 

巨岩が多数配されているところが特徴のひとつです。

 

 

 

燃えるような赤の凛とした美しさ。

日没とともに木々が鮮やかに浮かびゆく様を、
みなさん静かに魅入っていました。

わたしも、
当時、ねねはどんな想いでこの光景を眺めていたのかなぁ・・
なんてぼんやりと思いながら、
暮れゆく空に映える紅葉をしばらく見つめておりました。

 

 

しばし観覧ののち、北書院の外へ。

ここからの眺めも素敵。

 

 

 

圓徳院の外へ出ると、これまた良いかんじの風景が。

 

 

 

三面大黒天

 

 

秀吉の出世守り本尊である「三面大黒天」は、
“大黒天・毘沙門天・弁財天の三天合体”という、珍しい尊像。

 

 

御堂は京都御苑から移築されたものです。

 

 

 

向かい側にはお土産屋さん。

外国人韓国客でいっぱいでした。

 

 

 

こういう暖色系の明かりを見ると、なんかほっとする。

炎を思わせる色や、火そのものは、
人に安心感のようなものを与えるのかもしれない。

たぶん、太古の昔から人が本能的に持っている感覚じゃないかとおもう。

 

 

 

圓徳院に40分ほど滞在したのち、
大黒門から外へ出て再び高台寺へ戻ります。

 

 

つづく・・。