西行水。
googlebooksによりますと、柳田国男先生著作集第12巻「揚枝水の最も有名なる一つの例は、京の室町通り御池と姉小路との間に、古く洛中の名水の一つ忙算へられた西行水である。」と出てきますが、残念ながら歌は出てきません。
「もろともに影を並ぶる人もあれや月のもりくる笹の庵に」
「笹の庵」の近くに井戸があって、水をくみに来る人たちが並んでいる・・・とか??
この「もりくる」とは…と調べていましたら↓のような歌も…。「もりくる」は「さしこむ」の意味らしいデスね??合っているでしょうか??
「木の間よりもりくる月の影見れば心づくしの秋は来にけり」(よみ人知らず)
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古文も、ましてや和歌も、高校時代に嫌いだった分野。
そう、語学も家庭科も。
そのような分野こそがあとあと必要になる私。
で、必要になってから「どうしても」と学んでいるうちに好きになってくる。
日本の歴史も大好きではなく、つい何年か前までは「西洋の芸術」以外は興味なし。それ以外の会話も成り立たず。(あっ、クラシカルな西洋映画は好きだったけれど。)
この何年間は人生の大転換期だったのかもしれない。
「九里」というキーワードが大きな渦になって、方向転換したように思える。
不思議。