まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

まろ散歩~ぶらり本郷界隈①~

2016年09月21日 | 日記

久しぶりの「まろ散歩」です。
竹下夢二美術館をあとに文京区・本郷界隈をぶらり。
本郷と言えばやっぱり東京大学ですね。

ご存じ東大の「赤門」です。
旧加賀藩主前田家の上屋敷にあった門を移築したもので
堂々たる国の重要文化財ですよ。
久しぶりに母校を訪ねた・・・
なんて言ってみたいですが縁もゆかりもありません。〈笑〉

場所がらか「古本屋さん」が多いですねえ。
神田の古書店街とは違って
見るからに敷居が高そうな店ばかりです。
二、三、覗いてみましたが
難しい顔をしたヤオジが「何をしに来た」と言わんばかりの
ぶっきらぼうの応対で呆れました。
一冊100円といった廉価本は全くなかったです。



赤門のはす向かいの喫茶店「ルオー」。
ウッディーな看板のセンスのよさが目を惹きました。
え、ひょっとしたらルオーって・・・
と思ったら案の定でした。

入口の壁に飾られたルオーの「聖顔」。
骨太の輪郭線と鮮やかな色彩で知られた孤高の画家で
私も大好きな画家の一人です。
先代のご主人がルオーの大ファンだったことから始めた店で
これは複製ですが本物も所有されているとか。
創業は昭和27年という老舗です。

レトロな雰囲気が漂う店内。
椅子にもコーヒーカップがアレンジされてお洒落ですねえ。
創業以来、名だたる東大生たちがこの席に陣取り
コーヒーを飲みながらさまざまな議論を交わしたのでしょうか。
この日はスマホゲームに興じる大学生一人でした。



奥まった席ではついさっきまで
初老の男女が「豊洲」問題について憤慨しきりでした。

  「あの都議会のドンっていったい何よ!」
  「あれは昔、千代田区のテキヤだった男でさあ」
  「テキヤってヤクザみたいなもの?」
  「まあ、そんなもんだよ。とにかくあの男がガンなんだよ」

テキヤはともかく・・・
豊洲移転騒ぎは本当に呆れるしかありませんね。
誰か都庁のことを「伏魔殿」と表現した人がいましたが
中央官庁同様、都庁の「縦割り行政」も相当にヒドイもののようで
件の「盛り土」問題一つとっても全く情報共有がなく
誰がどこで何を決めたのかさえ不明のまま。
誰ひとり責任を取らない日本の官僚体質はここでも健在でした。
食品をあつかう施設という緊張感が全くありません。
このまま騒ぎが長引けばオリンピックに間に合わないなどと
この期に及んでまだパカなことを言っている連中がいるそうですが
オリンピックなんかどうでもいい!
徹底して真相を追求しろ!



店の灰皿が気に入りました。
腹立ちまぎれに思わず持って帰ろうと思ったほどですが
かろうじて「窃盗犯」にならずに済みました。〈笑〉

明日も引き続き本郷散歩をお楽しみ下さい。


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