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最近ちょっとお疲れ気味

私が撮った写真が「鋳造ジャーナル」の表紙を飾りました

2007-07-18 07:14:48 | ものづくり・素形材
日本鋳造協会の会報「鋳造ジャーナル」の表紙は、いつも鋳物が映った光景の写真によって飾られています。読者からも表紙用の写真を募集しているとのことでしたので、昨年1月に訪れたブラジルのマナウスで撮った銅像の写真を協会に送ったところ、このたび表紙を飾ることになりました。
自分が撮った写真が雑誌の表紙を飾るのって、やっぱりうれしいものですね。以下は会報に載せた写真の解説文です。

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<カバーストーリー>
マナウス港開港記念碑(ブラジル)

ブラジルの経済の中心地サンパウロから約2,700km、アマゾン河の河口から約1,700キロ上流に、人口約150万人のアマゾン流域最大の都市マナウスがある。
アマゾンの中心に位置するこの町は、かつて19世紀末から20世紀初頭にかけて天然ゴムの集積地として空前の繁栄を見せた。当時の栄華を伝えているのが写真後ろのイタリア・ルネッサンス様式のアマゾナス劇場である。イタリアから取寄せた大理石を用いて建造され、内部もフランスなどから取寄せた調度品で豪華に飾られたこの劇場には、ヨーロッパから一流のオペラ歌手たちが招かれたという。
その後、東南アジアでもゴムが栽培されるようになり、マナウスの栄華は終わりを告げる。しかし1960年代から特別税制が適用される自由商業地区として再び発展し、現在はエレクトロニクス、二輪車を中心とする外資系企業が集積した工業都市に変貌している。
写真の銅像は、1902年のマナウス港の開港を記念して建立されたマナウス港開港記念碑である。記念碑のプレートには、港を世界に開放するという意味合いをこめて、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカの大陸名が刻まれている。
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なおこの場を借りて、ブラジルでの現地調査をアレンジ下さった「さわやか商会」の和田好司さん、銅像の由来について詳しく解説してくださった名ガイドの高橋雄一さんに深く御礼を申し上げます。

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2 コメント

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掲載おめでとうございます。 (KADOTA)
2007-07-20 21:56:38
やはり鋳造は大きなものがいいですね。他の号の表紙を存じ上げていませんが、この種の雑誌としてはインパクトがあるような感じがします。
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ありがとうございます (kunihiko_ouchi)
2007-07-21 00:24:10
KADOTAさん、コメントありがとうございます。
古代中国の青銅器も見ごたえがありますね。巨大なものなのに非常に造形が精密です。鋳物は工業製品だけでなく優れた芸術作品も多いので、素形材の中ではメジャーな地位を確立していると思います。
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