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10月12日から22日にかけて、機械部品と工具の展示販売会が東京の渋谷パルコで開かれています。
渋谷パルコで機械部品と工具の展示販売会
嘘のようなホントの話です。
ただし、芸術品の素材としての販売です。芸術家の中には機械部品や工具をもとにオブジェを創作したりする人々がいるんですね。販売される機械部品や工具は廃業した町工場に残されたもので、昨今「廃墟」がちょっとしたブームになっていることもあって、こうした素材は注目されているのだそうです。
(以下引用)
2007年6月、都内で半世紀にわたり同じ製品を作り続けてきた町工場が廃業しました。誰ひとりいなくなってしまった工場には、長い時間をかけて使い込まれた工具や、何に使われていたのかさえもはや分からない、しかしフォルムのとても美しい機械部品が、用途を失い、また、二度と熟練工の手に戻ることなく、時間が止まった廃墟のなかにただ放置されるに任されていました。
ここ数年、若い世代を中心にブームを見せている「廃墟」となった「工場」に眠っていた工具や機械部品は、多くの人から見れば廃品である一方、20世紀半ば以降、時にアートに転用されてきたものでもあります。
本企画展は、廃墟となった実在の都内の工場から、ステーショナリーとして、或いはアート作品の材料としてなど、自由な発想で再び活かせるような機械部品や工具などを、そのフォルムの美しさから厳選し、一般に向けて展示販売する初の試みです。
(引用終わり)
出所はこちら
スクラップとして処理されるよりも、芸術品として生まれ変わって第二の人生を送った方が、これらの機械部品や工具は幸せなのでしょうか。芸術品となるのであれば、退廃的な「廃墟趣味」を伝えるのではなく、できれば鉄を削った職人たちの熱気や労苦を伝えるような作品として生まれ変わって欲しいと思います。
渋谷パルコで機械部品と工具の展示販売会
嘘のようなホントの話です。
ただし、芸術品の素材としての販売です。芸術家の中には機械部品や工具をもとにオブジェを創作したりする人々がいるんですね。販売される機械部品や工具は廃業した町工場に残されたもので、昨今「廃墟」がちょっとしたブームになっていることもあって、こうした素材は注目されているのだそうです。
(以下引用)
2007年6月、都内で半世紀にわたり同じ製品を作り続けてきた町工場が廃業しました。誰ひとりいなくなってしまった工場には、長い時間をかけて使い込まれた工具や、何に使われていたのかさえもはや分からない、しかしフォルムのとても美しい機械部品が、用途を失い、また、二度と熟練工の手に戻ることなく、時間が止まった廃墟のなかにただ放置されるに任されていました。
ここ数年、若い世代を中心にブームを見せている「廃墟」となった「工場」に眠っていた工具や機械部品は、多くの人から見れば廃品である一方、20世紀半ば以降、時にアートに転用されてきたものでもあります。
本企画展は、廃墟となった実在の都内の工場から、ステーショナリーとして、或いはアート作品の材料としてなど、自由な発想で再び活かせるような機械部品や工具などを、そのフォルムの美しさから厳選し、一般に向けて展示販売する初の試みです。
(引用終わり)
出所はこちら
スクラップとして処理されるよりも、芸術品として生まれ変わって第二の人生を送った方が、これらの機械部品や工具は幸せなのでしょうか。芸術品となるのであれば、退廃的な「廃墟趣味」を伝えるのではなく、できれば鉄を削った職人たちの熱気や労苦を伝えるような作品として生まれ変わって欲しいと思います。
何しろ渋谷パルコですから、来場者はものづくりや町工場とは全く無縁の方々だと思います。彼らは機械部品や工具にどのような感想を抱くのでしょう。「廃墟趣味」しか抱けないようでしたら寂しいですね。