くまの ひとりごと・・・

何気ない事、ふと気がついた事、ふと思いついた事など、取り留めの無い事でも
書き綴っていきたい。と思っています。

昼間、学校で・・・

2006-09-30 22:20:35 | Weblog
休み時間に同級の石塚と山根がやって来て
石:「熊川よぉ、予備校は勉強する所でナンパする所じゃないぜぇーー」とと寄って来た。
私:「あたりまえだろ、そんなの」
山:「カワイイ子と一緒に授業受けてるらしいじゃん」
石:「亜津美の子らしいな」
私:「何でお前らがしってるんだぁ!」
石:「C組の笹本が言ってたぜ。あいつも数研行ってるみたいでよぉ」

山:「付き合ってるのか?」
私:「そんなんじゃ、ないよ!」
石:「隠さなくったっていいじゃないか」
山:「何処までいってるんだ?Aか?Bか?」
私:「付き合ってる。なんて言ってないだろ!」
山:「オレも数研、行こうかな?クマ女の子紹介して!」
私:「バカな事言ってるんじゃねぇーーよ!」

などと男子校特有の会話があったりして・・・
でも、はたから見て仲良く見える。という事は彼女のほうも多少は
自分に好意を持ってくれてんのかなぁ~?
などと勝手に思い込み始め、自分の気持ちを彼女に伝えたい思いが
膨らみつつありました
その時、イヤなヤツだがクラスで一番の秀才の河本が聞き耳を立てていたことを
私は知らなかった。

   つづく

天国にいるような木曜日

2006-09-29 21:49:04 | Weblog
それからと言うもの、毎週木曜日が待ちどうしくって、待ちどうしくって
木曜日は学校が終わると一目散に予備校へ
自分の隣にノートを置いて、彼女を待つ
いままでは
「ここ、空いてますか?」 だったのが
「ありがとうございます」 に変わった

授業が始まるまでの僅かな時間がまるで天国にいるよう
私:「横山さんは何処を受けるんですか?」(話し方はぎこちない)
横:「文学部の史学科を受けるつもりなんです」
私:「歴史、好きなんですか?」
横:「世界史が好きなんです」
私:「僕は歴史はチョッと苦手」(チョッとどころではなかったが)
横:「熊川さんは何処を受けるんですか?」
私:「理学部の数学科」
横:「わぁ~、頭良いんですね。数学出来る人、尊敬しちゃう」
私:「頭は良くないですよ。国語と社会が苦手なだけです」
などと会話も弾む
私:「横山さん、学校何処に行ってるんですか?」
横:「知らないんじゃないかしら・・・。亜津美女子学園(仮名:かなり苦しいですね?サイカさん)
私:「丸の内線の沿線ですよね」
横:「知ってるんですか?」
私:「大学もありますよね?そのまま上がるんですか?」
横:「短大は高校の隣ですけど、4大は新座なんです。でも私は外を受けるんです」

と言う会話が短い時間になされていました。
大きい目、カワイイ笑顔、ドンドン彼女に惹かれていったのはいうまでもありません。

 つづく

きっかけ

2006-09-27 23:37:13 | Weblog
 木曜日の英語の授業にその子は来ているようだ。
その後も何度か隣に座って授業を受けた事がある。
今日もまた
「あの、ここ空いてますか?」と・・・
「空いてますよ」と私・・・
授業中、「あっ」と小さい声で隣の子が呟いた。
何かが私の足に当たった。彼女の消しゴムだった。
それを拾って彼女に渡す。
「どうも、ありがとう」と彼女
「いーえ」と私。 なんの変哲も無いやり取りだ。
授業が終わって帰り支度をしていると、彼女が
「さっきはありがとうございました」と再びお礼を私に告げた。
「いーえ」と同じ言葉しか返せない私
すると彼女が
「いつもこの席に座ってらっしゃいますよね」と意外な展開
「後ろ過ぎるとよく見えないし、あまり前だと先生になんか聞かれたとき
困るので、このあたりが丁度いいかなぁ~と思って」
「私も同じ。このあたり、良い場所ですよね」と彼女
「でも、毎回同じ場所取ってるみたいですけど・・・」と続けて彼女
「学校がこの近くだから早くからここに来れるんで大丈夫なんです」と私
「この近くの高校なんですか?」
「そう、駅の近くの”東昇学園”(仮名)です」(あまり程度の良い学校ではないので
ちょっと恥かしいし、名前も強引)
「良いですね、近くて、私は10分前に来るのがやっとだから良い席が無い事も・・・」
「僕(急に)の隣でよかったら、席、取っておきましょうか?」
といつに無く積極的な私
「でも、悪いわ」と彼女
「かまわないですよ、僕は」
「じゃぁ、お願いしてもいいですか?」
「いいですよ」と私
「私、横山 恵子って言います」
「僕 熊川 健司です」

と、この先、二人の行方はいかに・・・

     つづく   

懲りもせずに・・・

2006-09-26 21:33:40 | Weblog
高校3年生を迎えるにあたり、一応進学希望としては予備校に行っておかなくてはと思い、
元来面倒な事が嫌いな私は高校の近くにある「数研学院」(仮名)に行く事に決めた。
私立の理科系クラスに申し込んだ。

学校帰りに予備校に・・・
男子校に通ってた私にとって同じ教室に女の子が居る事に妙に照れた
それでも数学に授業は男の方が多かったので落ち着いていられたが、英語となると
ほぼ半数が女性だったので面をくらった。

私は学校が近かったので早い時間から予備校にいたので自分にとって良い席を
確保できた。
そんなある日・・・・
「あ、あの、ここ空いてますか?」と女の子の声が
「空いてますよ」と私。
目の大きいかわいい子だなぁ
男子校の私には女の子と同じ席で授業を受けるとは思いもよらなかった。
知らない子だし、予備校だし、偶然だし・・・
このあと恋心に発展するなどとは微塵も感じていないわたしであった。
   つづく

恥かきついでに・・・

2006-09-22 22:38:51 | Weblog
 改札を出て 地下街へ降りる途中
 いつも私はそこで 遅れてくる
 あなたを待っていた

 あのとき ケイタイがあったら
 あんなに 寒い想いしなくて
 よかったのに・・・

 あのとき ケイタイがあったら
 あんなに 寂しい想いしなくて
 よかったのに・・・

 あのとき ケイタイがあったら
 あんなに あなたの事を想えたかしら・・・


 地下街の ウィンドウが見える
 そこで待つのは いつも私

 あのとき ケイタイがあったら
 つまらない ケンカをしなくて
 よかったのに・・・

 あのとき ケイタイがあったら
 あんなに 泣かなくて
 よかったのに・・・

 あのとき ケイタイがあったら
 あんなに あなたの事愛せたかしら・・・

そして、卒業。その後・・・

2006-09-20 23:28:50 | Weblog
そんな想いのままやがて卒業式
このまま想いを告げずに卒業していいのか?
それとも今の想いを壊さずにいた方がいいのか?
どうしても想いを告げるほうを選べなかった私
長崎さんへの想いを壊したくない。と言うことの方を選んだ私
こうして何も無いままに私の初恋は幕を閉じるのでした。

その後(40手前の頃)同期会で幹事をやっているおかげで長崎さんとも
挨拶を交わせるようになりました。
 その時に長崎さんとツーショットの写真を撮っていただきました(何故か敬語)
酔いもあったのでしょうが中学の時に憧れていた事も告白(遅すぎ)
嬉しかったのは長崎さんが”借り物競争”の事を覚えてくれていたこと。
楽しいひと時でした。

二次会で長崎さんのファンだった下川と長崎さんの話で盛り上がりました。
私「やっぱり長崎さんいいねぇ~」
下「ちょっとふっくらされたけど(こいつも敬語)、何ていうの、
素が良い。っていうのかなぁ~」
私「オレ、さっき長崎さんとツーショットの写真撮って貰ったぜぇ!」
下「なんで抜け駆けするかなぁ、オレにも声かけてくれてもいいじゃねぇか」
私「幹事の役得!」
下「そう言えばお前”借り物競争”の時長崎さんと手を繋いだろ!」
(ここに借り物競争のときの事を覚えてるやつがもう一人)
私「お前は同じクラスでフォークダンスで手を繋いでるだろぉ」

などとバカな話しで盛り上がったのでした。   --完--

最後までくだらない話にお付き合いくださいまして誠にありがとうございました
また機会があれば別の話でお会いしましょう

運動会

2006-09-19 22:22:08 | Weblog
運動会の日、いつものように長崎さんの事を目で追ってばかり
3年女子の「借り物競争」の時、最大の事件が起こった
私は審判員席でぼーーーっとしていた。
「そろそろ長崎さんの出番かなぁ?オッ、長崎さんは二木とペアか」
二木は幼稚園の時からの幼なじみである。
走る姿、借り物が書いてある紙を拾う姿。どれとってもいいなぁ~
と眺めていると、だんだん私の方に近づいてくるではないか!
何事かと思ったら 二木が
「紙に”3年男子”と書いてあるの。クマくん一緒に来て!」

なんとも表現のしようがない感動
二木はどうでもいい。長崎さんと手が繋げる!
そう思った瞬間、頭の中が真っ白になった。
後で友達から聞いた話だがクマは違うクラスの妨害をするためにワザと遅く走ってた。
と思われていたそうだが、本当は何がなんだか分からない状態で走っていたのだ
手を二度と洗わない!とその瞬間だけ真面目に思ったことは言うまでもない。
長崎さんと手を繋いだこと意外はどんな種目に出たのかも思い出さない私であった。


   つづく

そして早くも3年生に・・・

2006-09-17 21:47:07 | Weblog
なんの進展も無いままに3年の春を迎えました。
今度のクラス替えには一種の期待を持って学校に向いました。

オレは5組、7組と来ている、長崎さんは7組、5組と来ている。
と言う事はお互い6組で出会える運命なのでは・・・
などと勝手な想像をしておりました。
そして発表を見てみる。私と長崎さんの名前は1~5組まで無い!
期待に胸が・・・。
まず女子から、・・・おーーーっと!長崎さんの名前があった
やっぱり同じクラスになる運命か?
恐る恐る男子に目を向ける・・・
ない
いや、何かの間違いだ。もう一回ヤッパリ無い
私はまた、7組になってしまいました。

ただ、朝礼や移動教室などでは、6組女子の隣、もしくは後ろが7組男子なので
学年での行動はとても楽しみになりました。

そして、なんの進展も無いまま話しは佳境に入っていきます。
私にとって一番の思い出の運動会が(もう秋になっているが)始まります。
     つづく

小細工

2006-09-15 22:32:17 | Weblog
 それからも、ただ眺めているだけの恋でした。
見かけ無かった日には写真を眺め・・・
そんな私でも時々小細工をしてみたりする。

放課後バスケ部だった私は体育館の脇で下校する長崎さんを探していた。
そして発見!、いつも3人で帰るようだ。
私はドリブルの練習をするフリをし、そして失敗したフリをして長崎さんの方へボールを転がす・・・。
”長崎さんが拾ってくれぇ~
「クマくん、そんな事じゃ、レギュラーになれないよ!」
とボールを拾ったのは隣に居た小出洋子(仮名)だった。
”お前じゃねーーよ!”と心で思いながらも
”オレの名前わかったかな?”とも思う。

そんなことの繰り返しだったが、長崎さんに拾ってもらった時は天にも昇る気持ちで、
その後の練習にも力が入って新人戦のスタメンを勝ち取ったのでした
なんと単純なのでしょうか!

   つづく

写真

2006-09-12 22:16:13 | Weblog
井:「そーーか、クマくんミナッチの事が好きなんだぁ~、それならそうと言ってくれれば良かったのに」
私:「誰にも言わないでくれよでも、何で?」
井:「私、1年の時ミナッチと同じクラスだったよ」
私:「な、な、なんでそれを早く言ってくれないんだ
もしかしたら長野に頼まなくても色んな情報が入ったかも知れなかった・・・。
もしかしたら、写真も持っているかもしれない
私:「こんな事聞くのも何だけど・・・。スナップ写真かなんか持ってない?」
井:「わかんない。帰ったら見てみようか?大きく写っているのは無いかもしれないけど」
私:「顔が分かればそれでいいから

翌日

井:「スナップだから小さくしか写ってないけど・・・」
と言った彼女の手には一枚の写真が・・・。
そこには右端に長崎さんの姿がぁ~。
私:「くれ!!!」
井:「どうしようかなぁ~?」
私:「意地悪しないでオレにくれぇ~」
井:「じゃぁ、ミナッチの所だけあげる」
と、長崎さんが写っている所を1㎝幅で切って貰いました。
後で分かった事ですが残りの写真のほうに井上さんの好きな人が写っていたそうです。
ともあれ、憧れの長崎さんの写真をゲット
     つづく