システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

講習会関連の悩みの定番に「広報」?

2013-02-02 21:55:58 | マーケティング
NIIの情報リテラシー研修や ku-librarians 勉強会で話をさせてもらいましたが、講習会関連の悩みの定番に「広報」があるようですね。

その悩みというのは、「刺さる」内容を提示するという悩み、それとも、「周知する」という悩みなんでしょうか。

あえて言うとですが、僕は前者がまずは大事かと思います。周知や見せ方以前に、提示するものがないとどうしようもないので。

後者の「周知」はもしかすると、90%以上の人に知れ渡るという期待をしていることもあるのでしょうか。
「周知」について考えていることを少し書きます。

●定番ツールてないですか。
僕も最初は参加者の少なさを恐れて、結構ポスターを貼りまくったり、座席の上に三角札を出したりしました。しかし、一定の参加者が得られたというのはありますが、その後は一定のやり方を概ね踏襲しています。

二大集客ツールの学務システム掲示板、館内ポスター。そして、館内のチラシ、館外ポスター、Web、ツイッター、個人的ツテなど。学内情報ディスプレイとか出したいところはまだありますが、やる気のある学生に助けられて、だいたいこれらで落ち着いています。

うちの若者は館内ビラ配りも併用しています。そうやって、関心のある人を拾おうとする態度は大事だと思います。

ただし、あれは使いません。よほどでないと。
来館者の利用目的を少し考えると、9割を超える人にとって、ノイズ(邪魔)以外の何物でもないと思えるからです。

●回数増加や定例化による情報接触の機会増加
これも積み重ねの結果ですが、年に一回の花火大会のような場面では、やはり広報にも力がよりこもりますが、月1回とかになれば、しかるべき場所に出しておけば、いずれ目に入るでしょう。
それに、そもそも、広報に触れる=参加ではないでしょう。ある時は授業と重なった、ある時は気が向かなかったとか、色々あるでしょう。私達自身も。

それと、これは意図したものではないですが、申込多数で追加募集した時に、広報のタイミングでまた申込が増えたということもありました。

●大多数に伝わるなんて幻想
誤解なら申し訳ないですが、そんな風に思ってるところはないですか。
24時間開館という関心あるトピックでも、なかなかと実感しました。それなりに力を入れましたが、時期やエリアなど、学生のツイート、直接のやり取りでも伝わっていないのは分かりました。

まぁ、これはメッセージが分かりにくいというのもありますけど。全部の図書館じゃない、総合図書館全体でない、いつもじゃない、試験期全部じゃない、日曜深夜もやってない、入れるのはいつも夕方から閉まるところ…

警備会社の方と話をすると、最初から、学生の数も多いですから難しいと仰いました。
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