システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

冗談に聞こえる カネ・ヒトそのままで開館時間延長?

2009-09-09 22:27:07 | その他
聞き間違いや誤解だとうれしいが、某大学図書館で、夜10時過ぎまでの勤務時間が適用される職員を設ける話があるらしい。

最近実施した夜間開館の延長が絡んで、夜間要員(非常勤)の経費削減のためという。光熱費等も関係しているのかもしれない。
もちろん、新設ポストではなく、現行人員でやりくりするのだろう。

基本的に反対。
理由:
・昼間の戦力が落ちる
・ただでさえ少ない戦力を、夜間開館に振り分ける、つまりは重点化のはずだが、合理的な理由が見えない。
・勤務条件が悪くなる→ 士気の低下
・→ 優秀な新規職員を確保する条件の低下
・マイナスのサイクルが動くと、図書館(組織)自体の不活性化に作用する。

・その時間に勤務できる職員が限られることにより、負担集中の拡大、人事異動の硬直化。
(同じ8時間でも、午後~夜の方がしんどいってのは、一般的に正しいでしょ)
・ついでに、個人的にそのような時間帯の勤務は好まない。

まったく、個人的には、2000年頃や2004年頃に変わったことを、自分でつぶせるならつぶす気持ちになってきたところなのに、また、将来への負の遺産を作ろうってのか。

図書館にいる人は、たたかわないんだろうか。
マイナスのストーリーが見えるというのに。
そこまでして、"サービス向上"などと言うのか。
働いている人が元気でない職場は、結局、お客さんに作用するか、無理がたたらないか。

経費に関しては詳しく知らないが、開館時間延長に伴い、それなり予算の増額はなかったのか? 
会計担当がやりくりに苦しんでいる"図書館の生活費"を食っているのか?

収益事業でないので、投下すべきコストの判断はどこにあるのか、実は疑問に感じているのですが(*1)、ともかく、マイナスに作用しそうなことに自分の身を削るというのだろうか。
自らの問題として考えているのだろうか。
先立つものも要るのではないだろうか。

(*1)例えば、ラーニングコモンズとかをオープンして、いろんな設備を買うのは、それなりの予算(収益?)でまかなっているのかもしれないけど、その設備が"費用"なら、将来、補充する経費が必要だし、"資産"だと、減価償却云々はややこしいけど、要するに、将来の修理費や更新費用という借金を背負っているようなものでしょ?
 この辺を考えながら、どのように取捨選択すべきなのかが、よく分からない。
 それとも、結局、配分された予算でやれることをやって、先の心配はあとで、というのが、僕らのやり方なの?
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