秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

道後湯の町冬点描 湯の町暮らしに御幸寺山に登って

2017年01月06日 | Weblog


思いついたとき、ふらっと立ち寄れる、街に隣接した御幸寺山(164,6)の山頂からは
松山城下の文京地区、道後温泉街、はるかに双海の海岸線や、皿ヶ嶺連峰も一望することができる
自宅から20分で道後湯の町、西へ住宅街の小道を歩けば25分で護国神社の
正面に出てくる、と神社の裏に聳える山が御幸寺山である

神社から西へ5分ほど歩けば山頭火終焉の地一草庵、御幸寺がありその横から登山道へ登ってゆく
落ち葉の敷き詰められた道をしずかに登って途中にある柱状節理状の岩が壁のように露出した岩壁に突き当たる
近所の大学の山岳部がよく、ロッククライミングの練習場所にしているようであるが
この岩壁は僕にとってはショッキングな出来事の場所でもある

高校に入学して何人かの仲のよい友達が出来て楽しい時を過ごしていたのだが、その仲の良い
友達のひとりがこの岩壁の上から滑落して亡くなったのである、ぼくはショックでしばらく
立ち直れなかった、よく、人生について話し合った友でもあった

同期の仲間うちでは、いまだに判らない、事故であったのか、自ら命を絶ったのか、
それからのぼくは何十年にも渡って御幸寺山に登ることが出来なかったが、ほんの、数年ほど前に思い切って
供養に登ってみようと決心した、

「M君ご無沙汰したなあ、君に逢おうと来たぞ、相変わらず
やっているか、ぼくも年寄りになったが元気だ、もう、しばらくだ、そのうちまた、話しようや」

その後、折に触れ、思いつけば登れるようになった、きょうも、M君に会いに行こうと思ったのである


















































































































































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