秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

湯の町暮らしに 彼岸明けの暖かさで花々の咲くに魅せられて歩く

2017年03月23日 | Weblog

彼岸ごろから春らしく暖かくなり瀬戸風峠歩きでも汗ばむほどになった、四国の道らしく
雑木の山々や道の傍には木の花がところどころにあり花を咲かせて、彩りを添えている

ウグイスやほかの小鳥たちのさえずりに今日は啄木鳥のドラミングが、近く、遠く
響き渡りこだまのように帰っては遠のく妙を面白く感じて、ゆっくりと歩きながら
自然の移り変わりにこころ躍らせるのも楽しいものである

そして、そういうときにふと思うことがある、自然の移り変わり、時間経過はどういうことなのだろうか、と、
時時刻々と経過して限りがない、どうしようもない流れに、何処をどう切り取っても
流れ去って捕らえどころがない現象、だが、生きている、いのちある生物である
時間の流れに敏感に反応して確実に生きている、そのことを思うといつもながら驚嘆してしまう

ぼくらはいのちに限りがあるということは頭のなかでは判っていても自身の身体で体感することは
普段は忘れていることが多くて、反応が鈍っている

人生の砂時計なのである、砂が刻々と落ちているのは判っているのだが、まだまだ、たくさん残っているように錯覚して
まだ余裕がある、大丈夫だと、だが、あるときふと気づくのである、砂が残り少なくなっているのを
人生の時間が残されていないことに。


仰ぎ見る古木の花はあわれなり秘かに咲きていのち幾許














































































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする