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御坊市長選きょう(18日)中日、支持拡大に総力 〈2016年5月18日〉

2016年05月18日 08時30分00秒 | 記事

必勝のはちまきを巻き支援を訴える柏木、二階両候補


 任期満了(6月10日)に伴う御坊市長選は、きょう18日が中日。22日の投票日に向け、7選を目指す現職の柏木征夫氏(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で元秘書の新人、二階俊樹氏(51)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=は支持拡大に懸命。柏木陣営は街宣や街頭演説、二階陣営は街宣や街頭演説、個人演説会で支援を訴えている。情勢は以前、がっぷり四つの接戦と見られ、最後までもつれそうだ。

 柏木陣営 前哨戦ではミニ集会を50回以上開き、地道に実績や政策をアピール。告示日以降は柏木氏、吉田擴後援会長、上西一永副会長、幹事長の西本和明市議会議長らが街宣車に乗り、市内をこまめに回り、各所で街頭演説を行っている。6期24年間の実績、豊富な経験、堅実で誠実な市政を前面に支持拡大を図っている。
 街頭演説では西本幹事長が「相手陣営は大臣クラスの国会議員が続々とやってきて圧力をかけている。中央権力対良識ある市民との戦いだ。大きな象に立ち向かうアリのようなものだが、皆さんとの絆、心のつながりがあれば絶対に負けない。絶対に勝ちます」、吉田後援会長は「勝った方が市長になる。どちらが市長にふさわしいか。信頼できる人、なってほしい人を市長にしよう。市民のため、御坊市のために絶対に負けられない」と呼びかけ。
 柏木氏は「大きな権力、組織が動き、圧力で押さえこみにきており、絶対に負けられない。市民の皆さんが自由な意志で選ぶことが大事。相手候補はいろんなことをやると言っているが、税金は市民の皆さんが納得できる使い方をしなければいけない。何でもかんでも簡単に使える予算はない。安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくりに向けて選挙を勝ち抜き、見事当選してみせる」と訴えている。
 二階陣営 前哨戦ではミニ集会を60回以上開き、集会や街頭演説、辻立ちなどを精力的に行い、政策や人柄の浸透に努め、告示日以降も街宣、街頭演説、個人演説会とフル回転。推薦の自民、公明両党の全面支援を受け、大物国会議員が続々と応援に駆けつけるなど国政選挙並みの運動を展開し、支持拡大に総力を挙げている。
 街頭演説や個人演説会では高垣太郎後援会長が「まだまだ競っている。あと一歩、上へ押し上げてほしい」、選対本部長の中村裕一県議は「先日の公開討論会を聞き、市長にふさわしいのは二階俊樹だと確信した」と呼びかけたほか、母の怜子さんも「御坊市のために皆さんと一緒に俊樹を働かせてやって下さい。ご支援よろしくお願いします」と頭を下げた。
 二階氏は「人口、働く場を増やすことに挑戦しなければ市長になるべきではない。市役所が黒字で、市民生活が赤字で本当にいいのか。すぐにできないというが、父から金がないなら知恵を絞れと教えられた。厳しい戦いだが、いばらの道を選んだのは子ども達のために命を捧げたいと思ったから。私は御坊が大好き。御坊は素晴らしいまち。だからこそ今以上に元気で活気があるまちにして次の世代に引き継ぎたい。私にやらせて下さい。必ず御坊市を変えます。元気なまちにします」と訴えている。


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