紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊生まれの舞妃蓮開花10周年、北塩屋中山ハス池で三味線演奏や写真撮影会 〈2017年6月25日〉

2017年06月26日 08時30分00秒 | 記事

華麗に優雅に咲く舞妃蓮を堪能

深瀬龍好会の三味線演奏も楽しむ


 御坊市塩屋町の舞妃蓮保存会(阪本尚生会長)は24日、北塩屋中山団地東のハス池で「御坊生まれの舞妃蓮」の観賞会と写真撮影会を開き、アマチュアカメラマンや地域住民が集まり、優雅で華麗に咲く舞妃蓮を堪能した。阪本会長の父で「ハス博士」として知られる故・阪本祐二氏=元日高高校教諭、御坊市薗=が作った舞妃蓮の池を整備し今年で開花10周年を迎え、同保存会は「今後も舞妃蓮の広報、普及啓発に努めたい」としている。

  阪本会長が今年のトピックスとして4月にアメリカ・テキサス州オースティン市に舞妃蓮と大賀ハスを寄贈したと報告。48年前に祐二氏がジルカー植物園にある日本庭園に舞妃蓮などを分根したが、管理する人が途絶え、枯れてしまった。日本庭園が平成31年に開園50周年を迎えるため「復活させたい」との現地有志の願いを受けて48年ぶりに送った。「今ごろ咲いているのではないか」と話した。
 続いて開花10周年記念の観賞会を開き、田辺市龍神村を拠点に活動している深瀬龍好会が三味線、尺八にあわせて民謡などを歌い、訪れた人を楽しませた。写真撮影会では思い思いのアングルでカメラを構え、優雅で華麗に咲く花を写真に収めた。今シーズンは今月2日に初開花。池全体に生育し、数百個の花や蕾があり、見ごろを迎えている。花の数は昨年より少なく、来年に向けて土壌改良、堆肥など対策を行うという。
 撮影会、フォトコンテストは今年で6回目。応募は未発表作品。今年の写真であれば撮影会当日のものでなくてもいい。応募点数は1人3点以内。デジカメまたはフィルムで撮影したものをプリント(A4サイズ限定)にして応募を。スマホの写真も歓迎。問い合わせは溝口善久さん(携帯電話090・3617・3236)へ。締め切りは8月31日。9月下旬に入賞作品を発表する。
 舞妃蓮は昭和41年に祐二氏が大賀蓮とアメリカの黄花ハス・王子蓮と交配して作った品種で、昭和48年に皇太子ご夫妻(現天皇・皇后両陛下)に献上。平成20年に「御坊生まれの舞妃蓮を育てよう」と休耕田を活用してハス池を作り、阪本会長が提供した地下茎を分根し、毎年、池一面に薄ピンク色の華麗な花を咲かせている。


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台湾医大生・李さんと郷地さん夫婦(ホストファミリー)5年ぶり再会に喜びひとしお 〈2017年6月24日〉

2017年06月24日 08時30分00秒 | 記事

かえるの宿メンバーと一緒に記念撮影
(前列左から郷地恒雄さん、李さん、許さん、郷地泰子さん)


 5年前に教育旅行で印南町を訪れ民泊を体験した台湾の大学生、李珮欣(リ・ペイシン)さん(21)が22、23の両日、同町を訪問。ホストファミリーだった印南原の郷地恒雄さん(79)、泰子さん(71)夫婦と再会を果たした。たった一度の出会いをきっかけに郷地さん夫婦と李さんはこの5年間、往復約50通にも上る手紙などやりとり。李さんは郷地さん夫婦の体調を気遣い、郷地さんは医師を志す李さんを励ますなど互いを思いやり、強い絆を育んできただけに再会の喜びもひとしお。民泊受け入れのいなみかえるの宿(町教育旅行誘致協議会)メンバーと交流、郷地さん宅で宿泊するなどしてかけがえのない思い出を作り、一層絆を深めた。

 李さんは国立成功大学医学部の3年生。医師をめざして勉学に励んでいる。5年前の訪問は、国立彰化女子高級中学(日本の高校相当)1年生の時。県への教育旅行(一行55人)の一員として町を訪れ、いなみかえるの宿(床田登紀美会長)が受け入れ先となって郷地さん宅で民泊を体験。この地域ならではの田舎料理を味わい、農作業も経験するなど貴重な思い出を作った。この1泊2日の訪問をきっかけに李さんと郷地さん夫婦は交流。以来、李さんは郷地さん夫婦に33通の手紙と14通のメールを送り、郷地さんも返信。英語が堪能な床田さんをはさんで文通をやりとりし、李さんは70代の郷地さん夫婦の体を気遣い、郷地さんは医師をめざして励んでいる李さんを激励するなどで、台湾と日本の国境と、祖父母と孫ほど離れた年齢を超えた絆を育んできた。2年前に郷地さんが旅行で台湾を訪れた際に李さんと再会し、李さんが来日を約束。2年後の今回訪問が実現した。
 5年ぶりに日本を訪れた李さんは22日から30日までの日程で友達5人と各地をめぐることにしており、学部の同級生、許祐嘉(コ・ヨウカ)さんと印南町を訪問した。アグリコミュニティ稲原に郷地さん夫婦ほか、いなみかえるの宿メンバー6人が集まり、歓迎会を開催。床田さんは「ようこそお越し下さいました。楽しいひとときを過ごして下さい」と歓迎。李さんは「郷地さんはずっと勇気づけ励ましてくれました。とても感謝しています。皆さんに会いたくてやってきました」と再会を喜び、許さんも「こんなに多くの方に歓迎していただいてとてもうれしい」と笑顔を見せた。恒雄さんは再会までの経緯や李さんに対する思いを語り、「こんなに待ちに待ったことはない。ここまで人のつながりや絆を感じたことはない」と李さんに目を細めた。
 このあと、李さんと許さんはメンバーと懇談。台湾での暮らし、キャンパスライフ、将来の目標などで和気あいあいと会話に花を咲かせ、みんなで記念撮影した。
 李さんらは郷地さん宅で宿泊。インゲン豆の収穫を体験し、泰子さんが腕によりをかけた田舎料理に舌鼓。5年ぶりの郷地さん宅での暮らしを懐かしみ、再びかけがえのない思い出を持ち帰った。


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空手全世界大会出場の前田優輝、勝汰さん兄弟(美浜町)壮行会 〈2017年6月23日〉

2017年06月23日 08時30分00秒 | 記事

前田優輝さん、勝汰さん兄弟(中央)を地元東中区民が激励


 昨年5月に行われた全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)の第3回選手権大会で兄弟優勝し、7月1、2日にカザフスタンで開かれる全世界大会に出場を決めた新極真会和歌山支部御坊道場の前田優輝さん(25)=2段、志賀小講師=と前田勝汰さん(23)=同、御坊市役所=の地元美浜町和田東中地区で21日、壮行会があり、区民ら約40人が激励。前田兄弟は「地元の応援を力に代えて世界制覇したい」と活躍を誓った。

 稲谷好且区長が「小さな東中地区から兄弟そろって世界に羽ばたく選手を少しでも応援できれば」と話し、両選手の思い出や大会での成績を紹介。前田兄弟は地元の壮行会開催に感謝を述べ、兄の優輝さんは「試合中にいつも思い出すのが、今までの練習と地元の皆さんの応援。苦しい戦いが続くと思うが、集まって頂いた皆さんの声援を力に代えて世界一を目指したい」、弟の勝汰さんは「幼いころから空手を始めて、この世界大会での優勝が小さいころからの目標だった。応援を力に代えて優勝したい」と話した。
 両選手の全日本大会の試合をビデオ鑑賞し、参加した区民らがミットや板を持って前田兄弟の蹴りの威力を体験。御坊道場の後輩で、和田小6年の高松正義君が花束を渡し、区民らが三三七拍子などで全世界大会での活躍を祈念した。
 昨年の全日本大会では、優輝選手が男子中量級(65キロ以上75キロ未満)を圧倒的な強さで3連覇。弟の勝汰さんは男子軽重量級(75キロ以上85キロ未満)に出場し、第1回3位、第2回準優勝の悔しさを晴らす圧勝で初優勝し、兄弟そろっての全世界大会出場を決めた。
 1、2日にカザフスタン・アスタナで開かれる第6回全世界ウエイト制大会は、4年に一度開かれる階級別世界一決定戦。日本はじめ欧州、中東、ロシア、アメリカなど各地区の王者がそろう。中量級、軽重量級ともに32選手が出場し、優輝選手は初戦で南太平洋代表の豪州選手、勝汰選手は北米代表のカナダ選手と対戦する。前田兄弟は4年前の第5回大会(ワールドカップ)に続いての出場で、前大会では優輝選手が軽量級準優勝、勝汰選手が中量級3位で、兄弟そろって世界の頂点を目指す。


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日高町シルバー人材センターが会員数の伸び率県下2位で表彰 〈2017年6月22日〉

2017年06月22日 08時30分00秒 | 記事

総会で表彰状を受けた湯川理事長

ロゴマーク


 平成29年度日高町シルバー人材センター通常総会は20日、日高町農村環境改善センター大会議室で開催。27年度と28年度を比較した会員数の伸び率が、日高町は県下で2番目に大きく、和歌山県の全国1位に貢献したことで、県シルバー人材センター連合会から表彰を受けた。日高町ではPRに向け、六芒星にHの文字などを入れた日高町独特のロゴマークやのぼり作成などに取り組んでおり、作業件数増や会員増など目標設定し、事業推進していく。

 会員数拡大に向け全国キャンペーンが展開されており、全国で72万人が入会していたが、現状は72万人を割り減ってきている。そんな中、28年度、和歌山県は会員数4601人で220人増加して伸び率は全国1位の5%に達した。これを受け、県連合会は伸び率上位3団体、目標達成2団体の表彰を決めた。
 県下シルバー人材センター22団体のうち、伸び率で見ると、海南市が19・4%、日高町が17・2%、印南町が15・5%の3団体、目標達成団体は有田川町と紀美野町の2団体。日高地方では日高町と印南町がそれぞれの総会で表彰を受けた。
 日高町では県連合会の下直正専務理事・事務局長が伝達し、湯川正雄理事長が「会員一致団結のたまもの。皆様どうもありがとうございました」と謝辞。同会ではPRに向け、会員ひとり一人が知り合いに声かけしたり、敬老会でチラシを配るなど地道な活動に努めたほか、PRのぼりを作成した。
 新しく作ったロゴマークは元町議や元区長ら各種団体の代表が入るなど多角的に入会してもらっていることから、六芒星にし、中には日高町のローマ字頭文字「H」とシルバー人材センターを意味する「SJC」を入れた。
 今年度事業では会員が一体となって新規事業の開拓と啓発に努め、就業員数拡大では目標値80人、作業件数を昨年度の10%アップとする250件と設定。このほか、就業に関する啓発活動、安全作業と事故防止対策、知識・技能の取得などを計画。
 湯川理事長は「さまざまな経験知識が集まっているシルバー人材センターであり、これからも親睦を深めて輪を広げ、活動したい。常に基本姿勢を忘れることなく、生きがいづくりと活力ある地域社会構築へ向け頑張りたい」と話した。


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日高川町美山地区3小学校で管内初テレビ会議システム導入 〈2017年6月21日〉

2017年06月21日 08時30分00秒 | 記事

モニターを通してライブで他校の児童と交流する
(写真は笠松小)


 日高川町美山地区の川原河(全校児童6人)、笠松(同16人)、寒川第一(同15人)の3小学校では、児童数が減少する中、3校の児童が一緒に授業を行う集合学習を数年前から取り入れており、今年度から管内初のテレビ会議システムを導入。小規模校ならではの教育環境改善につながると注目されている。同システムを活用した合同の授業実施に向けて、高学年生が週2回、朝の会の時間を利用して、リアルタイムで映像と音声でスピーチなどを行い、3校の児童が交流を図っている。

 町村合併前に比べて川原河小の児童数が58人から6人(今年度)に急減するなど、美山地区では児童数の減少が大きな課題となっているが、一方で小規模校ならではの取り組みが進められている。平成24年度からは3校の児童が一緒に授業を行う「集合学習」を開始。3校の中間に位置する笠松小に集まり、低学年は体育や生活、中学年は社会見学や国語、高学年は算数や道徳などの授業を年間4~5回実施している。体育のボールゲームなど一定の人数がなければ出来ない授業もあり、集合学習で教育環境の充実を図っている。
 今年度からはテレビ電話を使って3校をリアルタイムで映像と音声でつなぎ、児童が交流するシステムを管内で初めて導入。各校児童が1つの教室に集まり、大型モニターとパソコンを使い、スカイプ(テレビ電話用アプリ)を通して交流。集合学習を補うための場として活用を始め、月曜日と金曜日の授業前に朝の会の時間を利用して、3校の5、6年生14人が自己紹介や自分の好きなことをスピーチし合ったりしている。
 最下流の川原河小と最上流の寒川一小では距離も遠く、集合学習も容易に行えない環境にあるが、テレビ電話システムを導入することで集合学習を補充する役割も果たせる。例えば、社会見学などを合同で行う中学年の場合、まとめや感想などを発表する授業に同システムを活用。3校の児童がそれぞれの学校にいながら同じ授業を受けることができる。1学期は授業への本格的な活用に向けた準備段階だが、2学期以降には集合学習の授業にも本格的に活用させたい考え。
 県内には山間部などを中心に小規模校が多く、教育環境を改善する1つの手段として注目されており、有田川町などで年に数回、テレビ電話システムを活用した授業を導入している学校もあるという。和歌山大学では同システムの研究に力を注いでおり、美山地区での実施に関心を寄せている。また、美山では旧村の中心地だった川原河小でこの12年間に児童数が約10分の1にまで激減するなど児童数の減少が深刻。近い将来に訪れる可能性が高い統合に向けた環境の醸成にもなると考えられる。


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紀中森林組合初総代会、新組合長に中家哲氏 〈2017年6月20日〉

2017年06月20日 08時30分00秒 | 記事

新組合誕生後初の総代会を開催


 昨年11月に日高川町の川辺町、中津村、美山村と印南町の4森林組合が合併した「紀中森林組合」の初めての総代会が18日、日高川町の日高川交流センターで開かれた。新役員選任議案が承認され、閉会後の理事会で新代表理事組合長に元日高川町職員の中家哲さん(64)=日高川町小釜本=を選んだ。

 中家新組合長は「合併した4組合で確認している事項や基本理念〝山と人を守る〟を基に諸課題の解決、経営強化に力を注ぎ、関係機関と連携を密にして先を見据えたさまざまな施策に取り組んでいきたい。職員や役員の皆さんに協力をいただきながら組合員の皆さんのご期待に応えられるよう頑張っていきたい」と話している。新役員は理事12人、監事3人で任期はいずれも3年間。副組合長に新理事の藤野芳樹さん(65)=日高川町藤野川=と再選で谷廣美さん(63)=印南町古屋=が就いた。新代表理事専務に今北善美さん(63)=日高川町滝頭=、新設した常務理事に新理事の中敬男さん(60)=同町西原=を選んだ。代表監事は玉置健之介さん(63)=同町江川=が再選した。
 総代会には総代200人のうち96人が出席、86人が書面議決書を提出し、役員選任のほか、今年度事業計画や定款の一部改正など9議案を承認した。今年度事業計画は組合員に信頼される開かれた組合経営を目指し▽労働災害の防止、安全対策を第一の努力目標とし職員現場技術員の安全教育の徹底に努める▽目標達成により自立できる組合を目指す▽1万5000ヘクタールを目標に森林経営計画の樹立に取り組み集約化施業を実施する-などを総括に指導部門では経営改革や林業労働力の育成確保、林業労働安全衛生活動の促進などに取り組む。販売部門は効率的な事業運営と系統組織の協力を得ての販売、間伐材の利用促進、加工部門では製造単価を下げる努力と安定的な出荷先の確保、森林整備部門は造林保育事業推進、治山事業、ユーカリの栽培管理と供給業務、管理部門は役職員一体となっての事業量の確保、運営効率化など。
 他の役員は次の皆さん。
【理事】八田啓、柏木一夫、山本喜平、山本羡也、玉置英明、福島康充(以上日高川町)森秀材(印南町)
【監事】三田宏(日高川町)中家誠一郎(印南町)


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御坊市魅力発信事業、8つのテーマでプロジェクト始動 〈2017年6月18日〉

2017年06月19日 08時30分00秒 | 記事

作成したパンフレットでプロジェクトPR


 御坊市は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に伴い、国の地方創生交付金を活用した「わがまち魅力発信事業」で「1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに寺内町や紀州鉄道、宮子姫など地域資源を活用した8つのオリジナルストーリーを作成した。今年度で地域関係団体や全国から募集する協力者(サポーター)が連携した「御坊魅力向上プロジェクト」を立ち上げ、平成30年度から本格始動。ツアーやセミナー、学習、イベントも行いながら御坊の魅力を全国に情報発信する。
 
 この事業は2400万円をかけ、大手広告代理店の(株)博報堂=東京都=に業務委託し、農協や漁協、観光協会、御坊商工会議所、紀州鉄道など関係団体からヒアリングを行い、インターネットを活用した同社のオリジナル共創プラットフォーム「talkit」で全国ユーザーからアイデアを募集。市内の各種団体代表、大阪府内の「talkit」ユーザー、京都大学建築学科学生らを集めた共創ワークショップも開き、意見交換し、まとめた。
 着実に御坊に愛着を持つ人を増やしていこうと「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに、ターゲットを(1)近隣地域来訪者(2)近隣地域住民(3)近畿圏大学生(4)イベントへの日帰り客-に分類し、さらに(1)御坊就労ヤングファミリー(2)御坊買い物客(3)御坊子育てママ・パパ(4)御坊来訪ヤングファミリー(5)近畿在住イベント好きOL(6)近畿在住鉄道好きファミリー(7)ライフアウトドア志向ファミリー(8)御坊出身近畿圏大学生-の8つに細分し、それぞれにあった8つのストーリーを決めた。
 8つのストーリーは市や市観光協会、御坊商工会議所、紀州鉄道、旧中川邸など関係機関・関連施設をはじめ、事業に参画した「talkit」ユーザーや大学生ら全国から募集するサポーターと連携して平成29年度中に立ち上げる「御坊魅力向上プロジェクト」が中核となり、30年度からそれぞれのストーリーに基づいた取り組みを本格始動させる。8つのストーリーは次の通り。
【御坊魅力向上プロジェクト】他のストーリーと連携し、総合的に御坊の魅力を発信する中核。地域内外からプロジェクトに参加できるサポーターを募集し、地域関係者との意見交換、口コミやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した情報発信を行ったり、実際の活動に参加してもらう。
【フラワークラフト体験・学び舎寺内町】スターチスやカスミソウなど「花のまち御坊」のブランドを生かし、参加型のフラワークラフト体験教室を開催。観光農園やJA、旅行会社と連携して常時体験できるメニューもつくる▽大人向けの学校プログラムとして学び舎寺内町を開き、受講生を募集。マイ金山寺味噌づくりなど塾のプログラムをつくる。
【子育て支援・交流イベント】子育てや男女共同参画の活動を行っている市民団体と連携し、御坊総合運動公園でイベントを実施。公園内に休憩スペースやイベントスペースを設置。インターネットで女性の交流サイトも立ち上げる。
【御坊のアイデンティティー創出】御坊祭りや各地域の伝統文化、和田勇など郷土の偉人、地域の風土、文化等の魅力を全国に発信することで市民のアイデンティティーにつなげる取り組み。御坊出身者への参加も促し、継続的に御坊と関わることで地域への愛着を持つ人を増やしていく。
【美人の里ツアー・美髪セミナーなど】宮子姫伝説を活用し、観光協会や旅行会社等と連携し、美人の里ツアー・美髪セミナーなど複数のモデルツアーコースを開発。ミス宮子姫やキャラクターを使った効果的なプロモーション活動も行う。
【寺内町タイムトラベルツアー・紀州鉄道まるごと体験】寺内町と紀州鉄道を組み合わせた複数のモデルコース、体験プログラムをつくり情報発信する。
【御坊まるごと収穫ツアー】野口オートキャンプ場や観光農園を中心に、食と自然体験を組み合わせた体験観光パッケージ、モデルコースをつくる。日高川ふれあい水辺公園や運動公園、EEパークなど観光施設を組み合わせた新しい体験メニューも開発する。
【御坊魅力向上プロジェクト2】サポーターに御坊出身大学生を募集し、大学生の意見を聞きながら必要とされている情報発信やセミナーなどの実施、効果的なプロモーションを行う。
 
「みんなで考えた御坊の魅力」
パンフ2万部作成、県内外に配布
 
 共創ワークショップに参加した「talkit」ユーザー、市内の各種団体代表、京都大学生らが考えたアイデア、御坊の魅力などをまとめたパンフレット2万部を作成した。
 寺内町、紀州鉄道、宮子姫、行楽施設、観光農園、御坊祭り、グルメなどを分かりやすく紹介。寺内町タイムトリップツアー、御坊まるごと収穫ツアーの一例も紹介している。市内外の関係団体、観光施設、JR、関西の大学、イベント参加者らに配布する。


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久留米・日高川町長が初議会で所信表明 〈2017年6月17日〉

2017年06月17日 08時30分00秒 | 記事

「全力で町発展のために尽くしたい」と所信を述べる久留米町長


 日高川町議会6月定例会は16日に開会し、就任後初議会を迎えた久留米啓史町長が所信表明を行った。久留米町長は「住民の皆様との約束実現に向けて、職員と一丸となって一つ一つ着実に進めたい。住民の皆さんを一番に考えた町政を進めるとともに暮らしやすい町だと思って頂ける日高川町を目指して全力で町発展のために尽くしてまいりたい」と力強く述べ、政策目標で訴えた産業振興や人口維持、子育てと高齢者支援、防災対策、行財政改革の5点を中心に取り組む決意を示した。

 久留米町長は5月の町長選挙を振り返り「多くの皆様方のご支援とご支持を頂き無事に当選させて頂いた。4年間、日高川町発展のために誠心誠意、最善の努力をする決意」と述べ、今後の町政に支援を呼びかけた。「選挙で町内を端から端まで回らせて頂き、多くの住民の皆さんと会って話を聞かせて頂いた。その中で、町域の広さを再認識するとともに、それぞれの地域の状況や歴史、文化などを実感。空き家の多さにも驚かされ、その地域にあった施策を考えることの必要性、個々の住民を一番に考えた町政を進めることの大切さを感じた。どこに住んでいても幸せを感じる、暮らしやすい町だと思って頂ける、そんな豊かな日高川町を住民の皆さんとともに創り上げたいと改めて感じた」と述べた。
 選挙戦で訴えた政策目標の5つの柱に対する思いを1つずつ説明し「住民の皆様と約束した目標の実現に向けて、議員の皆様方の理解と協力を賜りながら、職員と一丸となって、1つ1つ着実に進めていきたいと考えている。すべてが喫緊の課題であり、早急に取りかかりたいと考えているが、時間が要するものもある。住民の声を聞き、反映させる必要もあり、住民と対話をしながら誠実に進めさせて頂きたい。住民の皆さんを一番に考えた町政を進めるとともに、暮らしやすい町だと思って頂ける、そのような日高川町を目指して全力で町発展のために尽くして参りたい」と語り、決意を新たにした。


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御坊市議会新庁舎建設調査特別委「現在地建て替え」に反対や疑問 〈2017年6月16日〉

2017年06月16日 08時30分00秒 | 記事

特別委に「現在地建て替え」のたたき台提示


 御坊市議会新庁舎建設調査特別委員会(西本和明委員長、全議員で構成)は15日に開き、執行部が建設場所のたたき台として「現在地での建て替え」の方針を示したのに対し、委員から反対や疑問の声が出された。同特別委員会や8月設置予定の新庁舎建設準備懇話会の意見を聞きながら平成29年度中に最終結論を出し、早期事業着手をめざしたい考えたが、すんなり受け入れられる状況になく紆余曲折も考えられる。

 昨年の12月議会一般質問で柏木征夫市長は「庁舎は災害時の司令塔、避難場所として重要な施設」と位置づけ、平成31年度にも事業着手する考えを示した。これを受け、昨年末に課長補佐級や建築士でつくる新庁舎建設準備委員会を設置し、各課から意見や要望を聞き、課題や問題点を整理するとともに建設場所について検討。建設場所は検討材料として現在地での建て替えと、津波浸水区域外のJR御坊駅周辺への移転に絞り、起債など財政負担面を単純に試算、比較した。
 この結果、財政負担は移転の方が少ないが、土地購入費を入れれば差は「数億円程度」だったといい、これに造成やインフラ整備も勘案すれば「大きな差はない」と判断。加えて庁舎周辺には福祉センター、御坊商工会館、中央公民館(図書館)、市民文化会館など主要施設があり、利便性などを考慮すると「現在地での建て替え」がベストとの方針を出し、これをたたき台に議会特別委、懇話会の意見を聞くことにした。
 この日開かれた特別委員会で経緯と方針が説明されたのに対し、委員から「現在地で建て替えた場合、発災後の初動行動が出来るのか。市民からも高台の方が良いとの意見を多く聞く」「市民が納得できるような形で進めないと、将来に禍根を残す。津波浸水区域外に移転させ、30年後、50年後の将来を見据えた新しいまちづくり構想を考えるべき」「高台が第一。今回の方針は安易すぎるのではないか。国の制度が平成32年度までだから、用地交渉していては間に合わないという考え方はおかしい」など複数の委員から現在地建て替えへの反対や疑問が出され、市の方針がすんなり受け入れられる状況にない雰囲気が漂った。
 このほか、次回までにより具体的な設計構想、防災上の考え方をまとるよう求める意見があった。今後、特別委員会として主体性、スピード感を持ちつつ、慎重かつ丁寧に調査研究を進める方針。西本委員長は高台移転、現在地建て替えの先進地の視察を行う考えも示した。新庁舎を建設する際は「議会議決」という高いハードルがあり、議会として「現在地」か「移転」の結論をどのように出していくのか、動向が注目される。


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道成寺縁起絵巻が360年ぶりに全面修復され今秋公開 〈2017年6月15日〉

2017年06月15日 08時30分00秒 | 記事

安珍清姫物語の原書となる道成寺縁起絵巻

安珍の額がずれた修復前の絵巻

修復で安珍の額も元通りの姿に


 安珍清姫物語で知られる日高川町鐘巻、道成寺(小野俊成住職)に所蔵されている同物語の原書となった「道成寺縁起絵巻(国の重要文化財)」が、江戸時代(1655年)以来362年ぶりに全面修復が施された。紙の継ぎ目でずれが生じていた安珍の顔が修復されるなど、安珍と清姫の姿が鮮やかに蘇った。10月14日から11月26日まで県立博物館で開催される「道成寺と日高川~道成寺縁起と流域の宗教文化~」で、絵巻修理後、初めて公開される。

「道成寺縁起絵巻」は、日本法華経験記や今昔物語からの説話が応永時代(1394年~1428年)に絵巻物となった世に有名な道成寺霊験記の1つで、安珍清姫物語の原書。寺伝によると後小松天皇が勅筆、絵は土佐光重が描いたといわれる。上下2巻で幅31・5センチ、全長21メートル50センチ。天正時代に将軍・足利義昭が絵巻を拝観して「日本無双の縁起なり」と感嘆して花押を巻末に加えて末代の寺禄を寄附したと奥書にあり、その時に寄進された来国光の名刀も寺宝として所蔵されている。
 修復の記録は残っておらず、明治時代以降に数回の小修理が行われているとみられるが、古文書によると、1655年に当時の紀州藩主・徳川頼宣公が寄進し、本堂の修理とともに絵巻も全面的な解体修理が行われたとあり、それ以来約360年ぶりの全面修復。国や県、町と公益財団法人朝日新聞文化財団から補助を受けて約2500万円をかけ、京都国立博物館の国宝修理場で平成26年度から行われた。
 絵巻はコウゾ99%の「楮紙」と言われる紙が使用され、本体を包む布は、頼宣公が愛用していた能装束の龍が描かれた小袖の布「龍蜀江文錦」が使われている。修復作業では、絵巻の調査から解体、クリーニング、裏紙の除去、補修、表紙の修理、補彩などが2年以上かけて行われた。絵と裏打ちの紙の二重仕様だったが、今回の解体修復で両紙の間に肌打ち紙を挟み、絵巻の上下の縁に帯が加えられるなどした。安珍が現在の御坊市名田町付近を逃げている様子を描いた場面では、紙の継ぎ目で安珍の額が大きくずれていた部分などもきれいに修復された。
 同絵巻は美術館などでの公開はあるが、同寺で公開されたのは過去に3度。天皇陛下が皇太子時代の昭和58年7月18日、美智子さまとともに全国豊かな海づくり大会ご臨席のため来県された時にご覧になられたあと、平成17年は33年に一度の北面秘仏の千手観音像(重要文化財)公開に合わせて初めて地元で一般公開。その後、高円宮妃久子さまがこられた際に約1時間だけ公開されている。また、明治21年に天覧に供えられ、当時の宮内省で写されたものが皇居に収められている。絵巻の写本による絵解き説法は毎日数回、道成寺縁起堂で行われており、多くの参観者が訪れている。

解体修復で新発見も
江戸時代にも予算節約?

 362年前に徳川頼宣公によって絵巻が全面修復された当時、徳川家の名声を高めようと県内各地でも寺院などの修理が行われた。その時の絵巻解体修理には不明な点も多くあったが、今回の解体で当時の修理では、絵巻の裏紙を使い回していたことが分かるなど新たな発見もあったという。小野住職は「大がかりな修復と伝えられてきたが、裏紙をリサイクルしているなど、江戸時代にも予算を節約するという思いがあったことが分かるなど面白い発見もありました」と目を細めていた。


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