紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

紀州日高漁協の塩屋漁港製氷施設、国費満額配分で改築へ 〈2016年7月28日〉

2016年07月28日 08時30分00秒 | 記事

能力を強化する製氷・貯氷施設


 紀州日高漁業協同組合が、御坊市の塩屋漁港での慢性的な氷供給不足解消のため、国に強く要望していた塩屋漁港製氷・貯氷施設改築工事で、国が水産業競争力強化緊急施設整備事業(TPP対策)として要望通り1億2172万5000円を満額配分することが決まった。総事業費は2億6292万6000円。8月中にも発注し、今年度内完成を目指す。

 今の製氷・貯氷施設は平成6年に完成し、22年が経過。老朽化で故障が多くなったほか、漁の最盛期には製氷能力不足で氷が足りず、操業日数の制限や氷使用の自粛などを強いられたことから設備機能を更新して製氷能力を今の一日当たり20トンから30トンにアップさせ、慢性的な氷供給不足を解消させる。貯氷能力は今の40トンのまま。
 製氷能力を強化することで漁の機会を逃さず十分な操業が可能となるため、サバやアジ、タチウオなどの漁獲量が増えるともに、鮮度管理の徹底や塩屋漁港への集約による魚価向上や販路拡大、地域ブランド強化、競争力強化が図られ、漁業所得の向上につながると期待される。国費のほか、御坊市は6086万3000円を補助し、漁協は8033万8000円を負担する。
 二階俊博自民党総務会長から連絡があった。今年5月に森山裕農林水産大臣が御坊市を訪問した際に漁協が直接要望していた。


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JR和佐駅が開業以来86年初めての改良へ 〈2016年7月27日〉

2016年07月27日 08時30分00秒 | 記事

和佐駅待合室の完成イメージ

老朽化が進んでいる駅舎


 JR西日本は25日から日高川町和佐地内にある和佐駅の改良工事をスタートした。昭和5年の駅開業以降86年で初めての改良工事で、開業時建設で老朽化が進んでいる現在の木造駅舎は取り壊し、新たに待合室を建設する。待合室は鋼製で耐震性に優れ、斬新なデザインはJRのイメージアップにも貢献、ゆったりと座れるいすを設置するなどより一層利用者を配慮した駅に生まれ変わる。今年中の供用開始をめざしている。

 和佐駅は昭和5年12月、国鉄紀勢西線の御坊駅から印南駅までの開通とともに開業。その後昭和34年、三重県の亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)間の紀勢本線が全通したのを機に紀勢本線の駅となった。昭和60年から無人となり、62年に国鉄分割民営化によってJRの駅となった。周辺住民ほか、近隣の川辺テニスコートやかわべ天文公園を訪れる人らが乗降、1日約100人が利用している。開業当初は「わざ」と呼んだらしく、後に「わさ」にあらためられたという。
 駅舎は木造平屋で延床面積は約85平方メートル。今年で建設から86年を迎える駅舎はこれまで一度も改修しておらず老朽化が進んでいることからJR西日本では以前から改良を検討。地元住民への説明など経て、今回改良工事に取りかかった。
 駅舎に代わる待合室は、現在の駅舎右側(北側、トイレの左)の駐輪場に新設。鋼製の造りで利用者のより一層の安全確保を図る。筒状の斬新なデザインが特徴の吹き抜け式の施設は、線路をはさんで駅後方に広がる田園風景とマッチ。延床面積は約13平方メートルとコンパクトな造りながら、1人掛けのいすを3~5脚程度設置し、利用者がゆったりと電車を待てるよう配慮したより一層利用しやすい駅となる。
 待合室の新設工事は9月下旬までに終える予定で、供用後駅舎の撤去工事を実施。駅構内の信号管理などする予備の制御装置が駅舎内にあるため、駅舎撤去後に跡地の一部に新たに制御装置を配置する施設を建設。サビが目立つなど老朽化しているこ線橋の修繕工事も行う。改良に伴う一連の工事は今年中に完了する見通し。
 県内の紀勢本線では駅舎内やホームに待合室がある駅はあるものの、駅舎がなく待合室だけの駅は初めて。


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世耕弘成内閣官房副長官が管内各所で国政報告会 〈2016年7月26日〉

2016年07月26日 08時30分00秒 | 記事

日高町役場で、安倍政権の取り組みを語る世耕氏


 世耕弘成・内閣官房副長官(参議院議員)が24日、日高地方入りし、御坊市と由良、日高、美浜、印南、みなべの5町で国政報告会を開いた。日高町役場では、地元後援会員らが集うなか、講演。はじめに安倍政権発足以来3年7カ月の間、内閣官房副長官を務めていることに「NTT時代も含め1つのポストをこれだけ長くやるのは初めて」と述べ、同職就任期間が、過去の安倍総理の連続3年3カ月ほか、通算でも過去最高の3年6カ月を超え、最長となったことを紹介した。

 安倍内閣の支持率が、ときに40%まで下がるもののまた跳ね返して50%台に戻ることを繰り返していることに「40%のところに、岩盤のように安倍内閣を支持する人がいる」と述べ、その理由を「歴代内閣が逃げてきたことに向き合い、国民に提示し議論し、法律や予算にしている。仕事をして物事を前に進めてきているから」と分析した。
 「いっぱい成果を上げてきた」と、アベノミクスによる経済振興、東京五輪誘致、平和安全法制成立、戦後70年談話、原発再稼働などこれまでの安倍政権の取り組みを解説。安保法制成立については「18年、国会議員をやってきて一番しんどかった」と可決時の激しい与野党攻防の様子に触れ、中国の軍備増強や北朝鮮のミサイル・核問題など日本を取り巻く環境の変化から「こういうなかで日米同盟だけではもたない。本気でアメリカに出てきてもらわなければ、国民の生命、財産を守れない。万一の際は日本もアメリカ軍とともに行動しともに戦わなければもたないとの判断だった」と説明。続けて「やっておいてよかった」と、現在の北朝鮮の行動などへの防衛対策にも言及した。
 去る10日の選挙結果には「安倍内閣でもうちょっと仕事をせよとのゴーサインを頂いた」。内閣継続の大きなメリットは外交にあるとし、去る5月の伊勢志摩サミットでの安倍総理の行動、言動を解説。サミットを終えた安倍総理に声をかけた際、「俺も慣れたんだよ」と5回目の出席となった安倍総理が答えたことを紹介し「世界の首脳が胸襟を開いて議論するなか、相手の人柄や主張テクニックを分かって、落ち着いた雰囲気のなか議論をリードできた。継続は力なり」と長く総理で居続けたゆえの成果を称賛した。
 今後について「アベノミクスはまだ途中。憲法改正などよりも、とにかく経済に集中してやろう。地方でも実感できるところまで持って行かないと」と安倍総理へ進言したことを述べ、大企業の景気のよさが下請けまでうまく浸透していくよう下請取引適性化プロジェクトを推進していくこと、日本の農林水産業を生き残すために輸出の道を開く取り組みを積極的に進めることを説明した。
 最後に、8月にあると言われている内閣改造につき「官房副長官も手放せないか。そろそろ大臣になってもいいかとの気持ちもある」などと触れ、変わらぬ支援を呼びかけた。


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「オール御坊のまちづくり」協働支援事業創設 〈2016年7月24日〉

2016年07月24日 08時30分00秒 | 記事

 

地域資源(写真は日高別院、紀州鉄道)の魅力を高める事業を募集


 御坊市は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、市民のアイデアやパワー、NPOやボランティア団体が持つ先駆性や専門性をまちづくりに生かそうと今年度で「協働支援事業~オール御坊のまちづくり」を創設した。同戦略期間が終わる平成31年度まで毎年度テーマに基づいたイベントや啓発活動など提案事業を募集。採択された団体に対して必要な経費を補助(上限あり)し、自主的な取り組みを支援する。

 創生総合戦略は、2060年(平成72年)の人口ビジョン「1万8781人」を実現するため、27~31年度の5カ年計画で4つの基本目標と基本戦略を決め、具体的な施策38項目を掲げて主な取り組み(行動指標)や重要業績評価指数(目標数値)を盛り込んでいる。協働の取り組みは「積極的な市民活動を促進するため、市民のまちづくり活動を支援する」と明記し、これに基づき協働支援事業を創設し、補助金60万円を予算計上した。
 今年度は「地域資源の発掘・発信」をテーマに市の歴史や文化、自然など地域資源の魅力を高める取り組みを募集する。イベントや啓発活動、講演会などの事業が想定され、採択されれば事業実施に必要な経費を補助する。補助額は3団体採択時は上限20万円、4団体採択時は上限15万円。対象経費は報償費・謝礼、備品購入費、消耗品費、材料費、印刷製本費、外部委託費、保険料、使用料・賃借料、旅費など幅広く設定している。事務所等の維持管理経費、経常的な活動経費、飲食費、不明確な経費などは対象外。
 提案者の対象は(1)市内に本拠を置き、概ね5人以上の構成員で組織している(2)適正な会計処理が行われている。または適正な会計処理を行う能力を有している(3)暴力団またはその構成員の統制下にある団体でないこと-をすべて満たしている団体等。提案事業の対象は(1)提案者が市内で実施する自主事業(2)市から他の補助、助成などの資金援助を受けていない事業。または受ける予定のない事業(3)創生総合戦略に沿ったまちづくりを進める事業。
 提案事業は8月1日から9月9日まで募集。9月上旬に審査員(部課長6人)が書類審査し、追加した事業は9月23日に市役所でプレゼンテーションを行い、9月下旬に採択事業を決定する。審査に当たっては公益性、協働の妥当性、実現可能性、自主性・持続可能性、事業効果、御坊らしさなどを基準とする。申請書などは市企画課に置いているほか、市のホームページからもダウンロードできる。問い合わせは市企画課(電話23・5518)へ。


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御坊市温暖化対策で温室効果ガス総排出量過去最大の13%削減 〈2016年7月23日〉

2016年07月23日 08時30分00秒 | 記事

節電対策に努めている市庁舎


 御坊市は、第2次地球温暖化対策実行計画の平成27年度実績をまとめた。庁舎や出先機関で節電対策に力を入れており、平成22年度実績を基準とした温室効果ガス総排出量(二酸化炭素換算)は12.6%減で、5年連続で「7%削減」の目標をクリアした。冷夏の影響もあり、削減幅は過去最大となり、二桁に乗るのも初めて。1次計画(平成17~21年度)は「5%削減」の目標に対して実績は3.1%減に止まったが、2次計画では節電対策が浸透するなど成果を残している。

 実行計画は市役所や教育委員会、水道事務所、消防本部の各公共施設で地球温暖化の要因となる二酸化炭素の主な排出原因である電気や燃料使用量の削減に向けた課題や対策をまとめている。第2次計画は平成22年度の温室効果ガス総排出量2303トンを基準に、23年度から32年度の10年間で「7%削減」を目標に定め、電気やガソリン、灯油、水道使用料など9項目で節減に努めている。
 5年目の27年度は基準2303トンに対して2013トンで削減率は12.6%。温室効果ガス排出量全体の85%を占める電気使用量が冷夏の影響もあり、基準年度に対して14.1%削減できたのが大きい。施設ごとの削減率は水道事務所が最も大きく17.9%、次いで庁舎等12.8%、消防本部10.6%、教育委員会8.2%だった。
 削減率は23年度8.2%、24年度9.5%。25年度は6.9%だったが、市斎場で使う灯油が増えたなど特殊要因を除けば7%はクリア。26年度は9%。気候変動や効率の悪い老朽化した庁舎での業務など日ごろの努力だけでは限界があるが、1次計画で達成できなかった5%削減を5年連続で軽くクリアしているのは節電対策が浸透している成果といえる。
 節電対策では庁舎や出先機関にある蛍光灯の本数を15%(市役所庁舎は21%)減らし、学校教育施設や社会教育施設の照明LED化事業も進めている。昼休みなど不要の電気は消灯し、時間外の残業時はデスクスタンドを使用、パソコンディスプレーの明るさを30%以下に設定するなど地道な取り組みを続け、電気だけで毎年10数%削減しているのが大きい。今後は公用車のハイブリッドカー化、省エネ製品の導入推進、庁舎改築時の空調設備更新、公共施設への太陽光発電設置なども検討する。
「不要な照明を消す」など20項目を得点化した総点数(80点満点)は69.4点だった。22年度61.6点、23年度64.6点、24年度67.5点、25年度66.2点、26年度67点で、過去6年間で最も高かった。項目別では「裏面未使用のコピー用紙の再利用」「ごみ箱に紙ごみを捨てない」「エコマーク、グリーンマークのついた物品の優先」は数値が低く、市環境衛生課は「職員一人ひとりの取り組みの徹底を図りながら引き続き削減に努めたい」としている。


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日高川町入野浄水場(川辺簡水)を最新設備に 〈2016年7月22日〉

2016年07月22日 08時30分00秒 | 記事

建屋本体が完成した川辺簡易水道・入野浄水場の新施設
(右後方の白い建物が既存施設)


 日高川町が、2カ年で約4億9000万円を投じて進めている川辺簡易水道の入野浄水場施設の新設工事は、建屋本体の建設や設備の搬入も完了。秋からの試運転に向けた設備の接続などが進められており、年内にも新施設に切り替えて運用を開始する。昭和52年に建てられた既存施設は老朽化や浄水機能の不足が指摘されており、新施設は、耐塩素性原虫に対応できる紫外線処理装置など最新の浄水処理が可能となる。同施設の整備で、町内9つの簡水施設で耐塩素性原虫に対応した整備が全て完了し、さらに安全な水道水供給の安定化が図られる。

 川辺簡易水道事業は、昭和53年に認可され、既存の浄水場が建てられた。現在の計画人口は4920人、計画1日最大2356立方メートルで給水しているが、既存の浄水場は、老朽化しているうえ、施設自体も塩素滅菌だけで浄水機能の不足が指摘されていた。ここ数年、塩素では死滅しない耐塩素性原虫の混入が問題視されており、これらの問題を解決するために既存施設に隣接した入野橋すぐ下流付近に2カ年計画で新施設の建設を進めている。
 新浄水場施設は、鉄筋コンクリート2階建てで、平成23年の水害の経験を踏まえて、1階部分は駐車場や倉庫などで活用し、主要設備を全て2階に集約する。
 調整池や洗浄排水池はじめ、既存施設にはない耐塩素性原虫に対応するための紫外線処理棟や紫外線処理設備を備えるため、既存施設より規模が大きくなる。現在、地元が管理している江川簡水を同施設に統合するため、約2キロの管路工事にも着手している。
 一方、全国で問題となる水道管の老朽化について、市木久雄町長が選挙公約として耐震化を推進。川辺簡水では、事業認可当時の昭和50年代前半に水道管が整備された川辺地区でも約40年が経過して老朽化していたため、平成25年度に補助事業で町役場本庁周辺から入野地内への約1.8キロ、町単独事業で南山スポーツ公園に通じる約400メートル間の水道管も耐震化。平成26年度に完成した入野~和佐間では、入野の水道事務所付近から日高川右岸を通って若野橋を経由していた配水管のルートを、入野橋から日高川左岸を通って若野橋東の既存施設に接続するルートに変更する形で施設を更新した。また、水源地から配水池までの送水管約3キロなど町単独事業を含めて約3.7キロの区間で耐震化を終えている。


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日高港対策で国土交通省が利用振興、賑わい空間創出へ調査 〈2016年7月21日〉

2016年07月21日 08時30分00秒 | 記事

国が本腰を入れて日高港(写真)利用促進を調査


 国土交通省が平成28年度新規事業で約2000万円をかけて「日高港の利用振興に向けた検討調査」を実施する。日高港は国の重要港湾に指定され、平成16年から暫定供用開始。取扱貨物量は微増傾向にあるが、関税法上は「不開港」で利用促進が大きな課題。国が本腰を入れて「地場産業振興との連携による物流・産業機能の強化」「クルーズ客船寄港を生かした賑わい空間の創出」などを調査し、実効性のある振興策を検討することにしており、地元も期待を寄せている。

 国、県、御坊市、御坊商工会議所らでつくる日高港振興研究会が19日に御坊商工会館であり、国交省近畿地方整備局和歌山港湾事務所が事業概要を報告。ソフトバンクグループ100%出資子会社のSBエナジー(株)が日高港工業用地でバイオマス発電事業を計画し「新たな物流需要が見込まれる状況にある」ことや「にっぽん丸」など大型クルーズ客船が寄港し「賑わい創出の観点から地域に振興できる可能性がある」とし、利用促進に向けた検討調査を行う。すでに業務委託発注を終え、近く契約し、検討調査を始める。
 物流・産業の観点、賑わいの観点から調査を行い、地場産業振興との連携による日高港の物流・産業に係る可能性の検討として(1)物流・産業の形成に係る基本条件の整理(2)他港における新たな取り組み事例の整理(3)日高港利活用の可能性の検討(4)実現化に向けての取り組み検討-を行う。新たな需要としてバイオマス発電で使うパーム油(アブラヤシの果実から得られる植物油)も含め、紀州材を活用した港の利活用などを調査する。
 日高港を核とした賑わい空間創出の検討では(1)賑わいづくりに係る基本条件の整理(2)他港における取り組み事例の整理(3)地域の関係団体へのヒアリング調査(4)日高港周辺地域の観光ニーズ調査(5)みなとオアシス登録に向けた検討-を行う。大型クルーズ客船については国内船だけでなく、将来的に外航船誘致も視野に入れた取り組みを検討。みなとオアシスは地域住民の交流や観光の振興を通じた地域活性化、防災拠点、外航クルーズ船へのサービス提供など目的に国交省が認定し、全国で88カ所(3月現在)登録されている。
 このほか、新たなゾーニング計画による日高港ビジョンの検討も行う。和歌山港湾事務所は「実効性のある振興策を調査検討したい」と話し、市企画課は「国に調査費をつけていただき、利用促進に向けて様々な調査検討を行っていただけるのはありがたい」と期待。中村裕一県議も「大いに期待したい」とし、地元関係者・団体の意見を聞くことや有田から白浜まで広範囲を調査対象にすること、カウンターパートナーとして静岡県や愛知県の港を検討するなどを要望した。


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県学童野球選手権大会で御坊がコールド勝ちの初優勝 〈2016年7月20日〉

2016年07月20日 08時30分00秒 | 記事

県大会連覇を飾った御坊少年野球クラブ

御坊初回2死3塁、岡久の左越え本塁打で2点を先制


 第46回県学童選手権大会兼第10回ダイワマルエス杯学童軟式野球大会兼第40回ほっかほっか亭カップ近畿少年軟式野球大会は16日、御坊小学校グラウンドで決勝が行われ、御坊(日高1位)がみさきストロングス(東牟婁1位)を8-1の5回コールドで下し初優勝。スポーツ少年団交流大会に続く県大会連覇で地元開催に花を添えた。御坊は県代表としてみさきストロングスとともに27、28日に滋賀県東近江市で開催される近畿大会に出場する。

 御坊は打線が爆発、9安打8点を奪う攻撃で5回で試合を決め、投げては先発・大前が10奪三振1失点の好投。投打ががっちりとかみ合った戦いぶりで快勝した。
 御坊は初回、先頭の大前が中前打で出塁。橋本、上山優の連続犠打で2死3塁と好機を広げ、岡久が左越え2点本塁打を放って先制。3回は大前が四球で出塁するとすかさず2盗。橋本の犠打で1死3塁から相手バッテリーにミスが出て1点を追加した。2点差に迫られた4回は小川の中前打や相手バッテリーのミスなどで再びリードを3点に広げた。
 5回は上山優の右前打、2盗などの1死2塁から、大川の適時2塁打で1点を追加。2死となって小川の左中間突破の2塁打でもう1点。さらに山村玲が四球を選び2死1、2塁とし、浜崎が三塁打を放って2走の小川、1走の山村玲も生還し、この回一挙4点。コールド勝ちを決めた。
 投げては先発の大前が4回に1点を奪われたものの、伸びのある直球でみさき打線を圧倒。5回まで許した安打はわずか2本、毎回10奪三振を奪う力投。5回は三者連続三振の圧巻の投球を見せ、優勝に貢献した。
 中島功監督は「地元開催で応援してくださる地域の皆さんと一緒に戦えて、選手たちが持っている力以上のものを見せてくれた。試合を重ねる度にどんどん成長しています。本当にすごい子どもたち」と選手をたたえ、近畿大会に「スポ少で経験しているので落ち着いてプレーしてくれると思う。強豪が揃うが、県代表としていい試合ができるよう頑張る」と話し、大前圭右主将は「多くのミスがあったが攻撃でカバーできた。僕たちの基本は守る野球。近畿大会ではミスをなくし、完ぺきな守備で一戦一戦大切に優勝めざして戦いたい」と闘志を燃やしていた。この日準決勝2試合も行い、御坊は四箇郷(和歌山市1位)を4-1で下した。
 御坊少年のメンバーは次の皆さん。
 代表者=大前裕▽監督=中島功▽コーチ=橋本拓也、山田直哉▽選手=大前圭右、岡久魁里、橋本昊也、大川悠之介、山村玲、成田翔大、山田吏玖、上山優和、小川青剛、田渕柊登、岡田未来、浜崎喬道、成田悠大、岩崎琉晟、大川和志、柴田流行、橋本美音、山村祐麻、林侑輝、上杉太進、川崎颯汰、成田陽菜、上山秀和。


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 二階会長が総理特使でペルー大統領就任式に出席、チリも訪問

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 御坊市森岡区で親子50人が参加し田んぼや用水路で生きもの調査


御坊市創生事業、交流人口増へ資源磨き魅力発信 〈2016年7月17日〉

2016年07月19日 08時30分00秒 | 記事

寺内町や宮子姫など御坊の魅力発信へ(写真はごぼう商工祭)


 御坊市は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の新規事業で、市内の魅力ある地域資源を再発掘・整理し、それに磨きをかけて複数のオリジナルストーリーをつくり、全国に情報発信する「わがまち魅力発信事業」を実施。29日に各種団体代表ら14人で構成する「まちの魅力協議会」初会合を開き、今後の方向性などを確認する。市内の各種団体や若者、女性、関西圏の大学生をはじめ全国から意見を聞きながら効果的なプロモーション戦略、最適なプロモーションツールを制作し、交流・定住人口増をめざす。

 市には堅田遺跡や岩内1号墳、湯川氏館、宮子姫、熊野古道、寺内町をはじめとした歴史や文化、日本一の生産量を誇るスターチスや舞妃蓮、日高川や海岸線をはじめとした自然など他に誇れる地域資源があるが、総合戦略づくりで行った市民アンケート調査、若者や女性とのワークショップで出された「これといった特色、魅力がない」「地域資源が市内外に発信できていない」との意見に代表されるように戦略的な取り組みや情報発信力が不十分。
 市民がふるさとに愛着と誇りを持ち、市内外に御坊市の魅力を最大限発信し、交流・定住人口を増やすことを目的に国の地方創生加速化交付金4000万円を活用し「わがまち魅力発信事業」を実施。このうちプロモーション戦略策定は2400万円をかけ、大手広告代理店の(株)博報堂=東京都、戸田裕一代表取締役社長=に業務委託。データ等の収集、市内の地域資源調査、現状分析など準備を進めており、29日午後7時から市役所で「まちの魅力協議会」初会合を開き、本格始動する。
 8月から農協や漁協、観光協会、御坊商工会議所、紀州鉄道など関係団体のヒアリングを行い、魅力や課題等を調査しながら同社のオリジナル共創プラットフォーム「talkit」を活用し、全国ユーザーから地域資源について意見を聞き、活用アイデアを募集する。11月5日に共創ワークショップを開き、市内の各種団体や地域づくり団体、若者、女性をはじめ、関西圏の大学生にも参加してもらい、地域資源を共有し、オリジナルストーリー作成に向けた意見を聞く。
 オリジナルストーリーは地域資源を組み合わせて磨きをかけることで「地域全体で共有できるもの」を作成する。どのようなものになるかは未知数だが、寺内町や宮子姫、舞妃蓮などを組み合わせながら女性や若者、高齢者、家族などターゲット別にテーマを絞ったストーリーを複数つくる考え。ストーリーが出来上がればそれを基に効果的なプロモーション戦略を策定するとともに、最適なプロモーションツールを制作し、全国に情報発信する。
 観光客らの受け入れ態勢の整備は御坊商工会議所に事業委託し、中町商店街にある旧JA紀州中央御坊支所跡に情報発信拠点を整備し、秋以降に祭り道具など御坊をPRするものを常設展示し、休憩所として利用する。産品開発や記念品作成に取り組むほか、寺内町の景観整備として「犬矢来」(いぬやらい=緩やかなカーブを描く垣根)や御坊の花をイメージした飾りも作成して寺内町の風情を盛り上げる。


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洞口諒君(日高中津)伊藤園「お~いお茶新俳句大賞」優秀賞に輝く 〈2016年7月16日〉

2016年07月16日 08時30分00秒 | 記事

高校生部門で上位8人の優秀賞に輝いた洞口君


 大手飲料メーカー(株)伊藤園が実施する「お~いお茶新俳句大賞」の高校生部門優秀賞に、日高高校中津分校3年の洞口諒君=美浜町和田=の作品「悲しい日 紙ヒコーキが 飛んできた」が選ばれた。日本語俳句5部門と英語俳句部門に186万2954作品の応募があり、洞口君は高校生部門で大賞に次ぐ上位7人の優秀賞に輝き、賞金5万円を受け取るほか、9月以降に発売される「お~いお茶」のパッケージに掲載される。同校3年の浜西綾汰君=同=も佳作を受賞した。

「お~いお茶」の新俳句大賞は、今回で27回目を迎え、幼児を含む小学生部門から一般の部、英語俳句の部の6部門に合わせて過去最多の186万作品を超える応募があった。日高中津分校では3年前から国語の授業に俳句を取り入れており、同コンテストに全校生徒が参加し、今回も80人が約300作品を応募。これまで同校からの入賞者はいなかった。
 洞口君は、悲しいことや悪いことがあった時に紙飛行機が飛んできて、心を癒された心情を「悲しい日 紙ヒコーキが 飛んできた」と表現。高校生部門で大賞(1人)に次ぐ優秀賞7人を受賞した。
 洞口君は「こんなに良い賞を貰えると思っていなかったので本当にうれしい。自分の名前や作品が商品に掲載されるのは恥ずかしい気持ちですが、次は大賞を目指して頑張ります」と喜んだ。
 同じく3年生の浜西君は、中学時代に好きな人と歩いている状況を思い起こして「触れる手が 偶然なのか 聞けなくて」という作品に詠み、全部門の中から5000作品が選ばれる佳作を受賞し、入選作品集に掲載される。
 浜西君は「多くの作品の中から佳作に選ばれてうれしい。次はもっと上の賞を目指したい」と話した。


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