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市木久雄日高川町長任期満了まで1年、最後まで人口減対策等に意欲 〈2016年5月28日〉

2016年05月28日 08時30分00秒 | 記事

任期最終年度となる今年度、建設着手する
防災センターの完成予想図を手にする市木町長


 市木久雄・日高川町長(64)=当選1回=は、来年5月28日の任期満了までちょうど1年となった。就任後、農業に対する補助拡充や医療費無料化の18歳まで引き上げなど、産業振興と子育て支援施策を中心に選挙公約に掲げた施策はすべて着手。残る任期が1年となり、町長は「町議会、町民の協力で3年前に掲げた公約には着手できたと考えているが、残る1年間も最後まで少子高齢化や人口減対策に懸命に取り組みたい」と話し、事実上の最終年度となる今年度は、給食完全無料化の代替となる商品券(5万円分)の配布や新たな定住促進住宅の建設に取り組む考えを示した。

 市木町長は、就任後すぐに町長報酬を任期中に限り10%削減。さらに初年度から選挙公約の実現に積極的に動き、産業振興では、施設栽培農家や柑橘栽培農家への補助制度拡充とハウス加温関連の助成、林業では、間伐材出荷促進補助やシイタケ駒補助、商業ではプレミアム商品券の増額などを行った。
 最大の課題となる若者定住と子育て支援施策では、選挙中から訴えた「子育て世帯を応援したい」という信念を元に、医療費無料化の18歳まで引き上げ、美山地区の学童保育開始と川辺、中津地区の拡充、若者定住促進住宅の建設など、就任初年度に公約で強調した産業振興と子育て支援施策に取り組み、高齢者福祉では住民票等の宅配サービス事業や見守り装置貸与事業も実施した。
 就任2年目には、紀の国わかやま国体に向けた南山陸上競技場の改修着手や合併10周年に関わる事業を実施。公約にはなかったが、防災面で日高川の水位監視カメラを町独自での設置、福祉タクシー券の助成、病児・病後保育事業などを推進。平成27年度は、未着手だった美山産品販売所の建設を実現し、小熊地区への防災センター建設の本体工事費を予算化するなど、公約に掲げた事業にほぼ着手した。
 公約のうち実現が困難と見られた児童生徒の給食完全無料化については、第1弾として平成25年度から小中学生の第3子以降と町内保育園児を無料化。全児童生徒を対象にした完全無料化は、町長と町教育委員5人で設置する「総合教育会議」の場に提言したが、委員から慎重な姿勢を求める意見が出たため、代替策として現在は無料化の対象外となっている第1子、2子の小中学生1人につき年間の給食費に相当する5万円の「子育てサポート商品券」を年度内に配布する方針を固めている。
 町長は3年間を振り返り「あっという間だった。実施した施策に対する住民の皆さんの評価は分かれるかもしれないが、公約に掲げたものは、自分なりに着手することが出来たと考えている。残る1年は『地方創生元年』と位置づけ、町の最大の課題でもある少子高齢化や人口減対策など、考えられる施策に最後まで懸命に取り組みたい」と話した。また、1年を切った次期町長選については「残された任期1年に全力を尽くすことだけしか考えていない」と述べるにとどまった。


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柏木征夫御坊市長7期目初登庁、集大成へ職員に奮起促す 〈2016年5月27日〉

2016年05月27日 08時30分00秒 | 記事

女子職員から花束を受ける柏木市長


 22日執行の御坊市長選(任期満了6月10日)を大差で制し、現役市長では全国最多の7選を果たした柏木征夫市長(75)=薗=が26日、初登庁。市役所前で大勢の職員や支援者に迎えられ、女性職員から贈られた花束を笑顔で受けとった。今後4年間は柏木市政の集大成となり、職員には「知恵を絞り、スピード感を持って仕事に当たってほしい」と訓示し、改めて「安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくり」実現へ全力投球する決意を示した。

 柏木市長は午前9時に公用車で市役所前に到着。出迎えた職員らに「ありがとうございました」と笑顔で応えたあと、市議会議長室を訪れ、柏木陣営で陣頭指揮を執った西本和明議長や向井孝行、山田勝人、小池佐左夫各議員をはじめ8人が出席。議員から「おめでとうございます」「誰はばかることなく市長の考える政治をやってほしい」と祝福、激励を受けた柏木市長は「本当にありがとうございました。皆さんには気苦労をおかけしました」と一人ひとりと握手した。
 引き続き、市役所5階会議室で職員を前に「大変な選挙戦だった。我々は幹部5人と有志の皆さんで、東京から来た延べ30数人の国会議員を相手にした。地方自治は地方の皆さんの手でやるものだ。東京がやるのではない。私が言い続けてきた『ぶれない、偏らない、いばらない』の姿勢は正解だった」と選挙戦を振り返った上で「今後4年間は選挙で市民の皆さんにお約束した35項目の公約を実行していく。総合計画に載っており、すべて実行できると思っている」と述べた。
 職員には「今はスピード感が大事だ。若い人たちのスピードに負けないようにスピード感を持って仕事に当たってほしい。未解決のものはそのままにしない。頭をひねりながら失敗を恐れずやってほしい」と奮起を促し「しがらみのない堅実で誠実な市政運営」「安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくり」に邁進することを誓った。
 その後の記者会見では改めて「年齢的にも最後になるだろう」と4年後に引退する考えを示し、後継者については「それは市民の皆さんが決めること」と前置きした上で「これまでは大政奉還すれば、あとの方はつくってくれると思っていたが(今回の選挙戦で)そうではなかったことが分かった」とし、次期市長候補を視野に入れて副市長を人選する考え。国、県との関係については「私のスタンスは変わらない。これまで通り県、国には要望していく」と従来通りを強調した。


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御坊市創生総合戦略、交流人口増へ魅力発信事業始動 〈2016年5月26日〉

2016年05月26日 08時30分00秒 | 記事

情報発進スペース拠点となる旧JA御坊本所跡


 御坊市が「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の新規事業で、市内の魅力ある地域資源を再発掘・整理するなど磨きをかけ、複数のオリジナルストーリーをつくり、市内外に情報発信する「わがまち魅力発信事業」を実施する。国の交付金4000万円を活用し、ふるさとに誇りと愛着を持ってもらうとともに市の魅力を最大限発信することで交流・定住人口増をめざす考え。

 市には歴史や文化、自然、花など他に誇れる地域資源があるが、総合戦略づくりで行った市民アンケート調査や若者、女性とのワークショップで「住みやすいまちだが、これといった特色、魅力がない」「他市町に負けない魅力づくりに取り組むべき」「地域資源が市内外に発信できていない」などの意見が出され、戦略的な取り組みや情報発信力が不十分であることが明らかになった。
 総合戦略では(1)安定した雇用創出(2)新しい人の流れをつくる(3)結婚・出産・子育ての希望をかなえる(4)時代にあった地域づくり−を柱に掲げており「市民がふるさとに愛着と誇りを持ち、市内外に御坊市の魅力を最大限発信し、交流・定住人口を増やす」ための取り組みとして、国の平成27年度補正・地方創生加速化交付金4000万円を活用し28年度に「わがまち魅力発信事業」を実施する。
 4000万円のうち、2400万円をかけ、地域資源を再発掘、整理、組み合わせて磨きをかけ、「地域全体で共有できるオリジナルストーリー」を作成する。市民代表で実行委員会をつくり、ワークショップ形式で女性、若者、高齢者、家族などターゲット、テーマを絞ったストーリーを複数つくり、それに基づきパンフレットなどを作成。モニターツアー、ファムツアー、旅行会社等PRなどのプロモーション戦略・活動を進める。
 受け入れ態勢の整備では1000万円かけ、商店街空き店舗を活用して情報発信の拠点となるスペースを確保、整備するとともに寺内町の景観整備に努める。実施に当たっては御坊商工会議所に事業委託。要となる情報発信スペースは、中町商店街にある旧JA紀州中央御坊支所跡を借用することでJAの内諾を得ている。8月から1階を改装し、10月の御坊祭が終わったあと、祭り道具など御坊をPRするものを常設展示し、寺内町ツアーの休憩所として利用も検討。
 29年度以降は、この情報発進スペースを民間主導で自立・継続できるようにするための仕組みづくりとして土産品など新たな産品開発や記念品作成にも取り組む。寺内町の景観整備では古い町並みを飾る取り組みとして「犬矢来」(いぬやらい=緩やかなカーブを描く垣根)や御坊の花をイメージした飾りを作成し、それを旧家や商家に取り付けてもらい、寺内町の風情、ムードを盛り上げる。
 このほか、環境整備として御坊総合運動公園に500万円をかけ、ゼロ歳児〜3歳児を対象にした幼児向けゾーンを新たに整備し、集客の幅を広げる。


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2016年4月 データバンク

2016年05月25日 14時06分39秒 | データバンク

1日
日高川町で住宅補修・空き家解体助成が好評鷲の川渓流釣り場開園由良町が原動機付自転車対象のご当地ナンバープレート交付開始小竹八幡神社前公衆トイレ供用開始美浜町に笠野和男副町長と西山巨章地方創生統括官が就任医療法人黎明会北出病院が泌尿器外来開設

2日
文部科学省が日高高校を平成28年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)の一つに指定

3日
印南町教委が冊子「印南町の庚申塔−地域にのこる庶民の信仰」発行WTV杯争奪第42回県婦人バレーボール選手権大会で日高クラブが初優勝

5日
第63回日高郡戦没者合同追悼法要を道成寺で厳修

6日
由良町衣奈漁協内の紀州日高漁協衣奈水産加工処理施設が改修を終え本格稼働開始和高専入学式春の全国交通安全運動始まる

8日
第27回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会で県チームが12年ぶり3度目の優勝日高町道比井小学校川添線改良工事で暫定供用開始小中学校新学期開始、衣奈小で一人ぼっちの入学式日高高校、日高附属中学校入学式日高看護専門学校入学式

9日
第24回本社旗日高地方ゲートボール大会で美浜煙樹が2年ぶり2回目の優勝、原谷(日高町)が準優勝。3位富安(御坊市)、4位つれもていこら(湯浅町・由良町合同チーム)日高川町の「全国移住ナビ」プロモーション動画完成「徳本さんで日高おこし隊」が「徳本さん学び塾」初開催日高川町和佐、南山に学校法人南陵学園和歌山南陵高校開校美山産品販売所「道のほっとステーションみやまの里」オープンセレモニー開催

10日
県高校弓道遠的選手権大会団体戦で紀央館男子Aと日高女子Aが優勝

11日
紀央館高校入学式日高川町寒川で寒川第一小児童らが朔日川にホタルの幼虫100匹を放流

13日
第1回全国ミズノカップジュニア選抜ソフトテニス選手権大会団体戦女子の部で印南中が準優勝県交通安全協会御坊支部がランドセルカバー贈呈式

14日
日高町が「温泉の素」試作品づくりなどで町立温泉館「海の里」みちしおの湯PR

15日
日高川町の川辺町、中津村、美山村の3森林組合と印南町の印南町森林組合が今秋の合併に向け予備契約へ御坊市が「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の冊子100部、概要版1000部を作成印南風力発電所起工式

16日
平成28年・29年度御坊広域青少年補導センター少年補導委員委嘱式日高総合病院災害派遣医療チーム(DMAT)が熊本地震被災地へ出動

17日
ジャパンバレエコンペティションc04女性部門で山吹薫乃さん(松原小6年)が1位

18日
御坊日高博覧会実行委員会が公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会と協定締結

19日
由良町長選告示、現職の畑中雅央氏が無投票3選岩手国体のゴルフ女子競技代表選手を決める選考会で高木美咲さん(印南中3年)が準優勝し代表入り決定全国学力・学習状況調査実施

20日
県ゴールデンキッズプロジェクト第10期生に日高地方から小川千晴さん(志賀小)と佐藤由奈さん(御坊小)が選ばれる日高川町が給食完全無料化を断念し、1人5万円の商品券配布の代替策での対応を決定御坊市長選立候補予定者説明会開催

21日
美浜町が「松ブランド」を生かした農業の6次産業化に注力高齢者介護施設「なごみ・みよせの里」竣工式

23日
日高総合病院が精度保証施設に認定みやまの里で「ふじまつり」開幕

24日
御坊市が全国クルーズ活性化会議に入会へ美浜町立図書館「友学の森」が今年で開館20年目紀州日高漁協5周年記念朝市開催

27日
印南町の「いなみの魅力発信!『地域外商』プロジェクトが県の「わがまちプロジェクト」今年度第1弾に決定雨の道成寺鐘供養会式一般住民による政治団体「扇会」発足

28日
日高町が土のうステーション設置へ

29日
日高川町寒川地区のホタル祭が「寒川ワンダフルナイト」の名で復活決定上阿田木神社春祭り

30日
江戸時代・印南漁民「顕彰碑」建立会が建立予定地で地鎮祭


柏木征夫御坊市長会見「集大成」7期目へ決意 〈2016年5月25日〉

2016年05月25日 08時30分00秒 | 記事

時折笑顔を見せ、7期目の決意を語る柏木市長


 22日執行の御坊市長選(任期満了6月10日)を大差で制し、現役市長では全国最多の7選を果たした柏木征夫市長(75)=薗=は、当選から一夜明けた23日朝、島の事務所で記者会見を行った。選挙を振り返り「市民の皆さんが御坊の自治を守った」と改めて感謝し、7期目に向けて「安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくりを進める。これに尽きる」と述べ、柏木市政集大成へ全力を挙げる決意を示した。国や県との関係には「私のスタンスは変わらない」と従来通りを強調した。

 保守二分の選挙戦を振り返り「仲間割れみたいな選挙となり、非常に難しかった。外圧がかかり、支持者の皆さんにご迷惑をおかけしたが、私を支え、結束していただいたことは本当にありがたかった」と感謝を述べた。勝因については「市民の皆さんが御坊の自治を守ったということ。(相手陣営に)御坊のことを何も知らない人が応援に来たことに多くの支援者は『御坊に来る時間があるなら熊本の被災地に行くべき』と怒っていた」と、相手陣営に対する市民の反発が大きかったとの見方を示した。
 得票数には「9000票に届くとは思わなかった」と述べた上で「私自身、外圧に焦りはなかった。支援者が自主的に歩き、名簿を集めてきてくれた。オール御坊で戦えたし、周辺町の人たちにも応援いただいた」と話した。昨年の市議選を上回る投票率については「期日前の投票数にはびっくりした。それだけ多くの市民の皆さんが関心を持ってくれたということ」と話した。
 二階俊博自民党総務会長との間にしこりが残るのではとの指摘には「私のスタンスは変わっていない。私はそう心配していないし、二階先生もそんなことをする人ではないと思っている。要望は今まで通り二階先生をはじめ県選出国会議員、省庁にお願いする」と述べるとともに、相手候補を激励した仁坂吉伸知事に対しても「私は(知事が)相手を応援したとは思っていない」とこれまで通りの関係を続ける考えを示した。
 7期目に向けては「公約した『安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくり』を進める。これに尽きる。この中に色んな施策が入っている。総合計画に基いた施策をきっちり進め、新しい施策も(毎年秋に開く実施計画策定委員会で検討し)予算に組み込んでいる。職員も一生懸命頑張ってくれており、私もトップランナーとして全力で頑張りたい。高齢者が活躍できるまちづくり、仕組みづくりに取り組み、若い世代との融合を図っていきたい」と決意を示した。


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御坊市長選、柏木征夫氏(現職)激戦制し大差で7選 〈2016年5月24日〉

2016年05月22日 23時30分00秒 | 記事

花束を手に支援者らと圧勝に笑顔を見せる柏木氏


 任期満了(6月10日)に伴う御坊市長選は22日に投票、即日開票された。現職の柏木征夫氏(75)=保守系無所属、薗=が、二階俊博自民党総務会長の長男で元秘書の新人、二階俊樹氏(51)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=に大差をつけて7選を飾った。現役市長では全国最多当選。同市長選では過去類をみない保守二分の激戦となったが、有権者は柏木氏の「しがらみのない堅実で誠実な市政運営」の継続を選択した。諸課題が山積する中、文字通り柏木市政の集大成を目指す。当日有権者数は1万9862人(男9308・女1万554)、投票者数は1万5512人(男7173・女8339)で投票率は78・10%。4年前の58・25%を19・85ポイントと大幅に上回った。

市民一人ひとりのお陰
柏木氏事務所に歓声わく

 大きな山が動いた。柏木氏を支援する市議が涙ながらに語った言葉が、市を二分する激戦を勝ち抜いた喜びに集約されていた。午後8時30分に8400票の得票で圧勝が伝わると、大きな歓声がわき、歓喜の輪と多数のテレビカメラが取り囲む中、柏木氏が支持者らと握手を交わした。
 壇上に上がった柏木氏は「ありがとうございます」と感謝の言葉を何度も繰り返し、「市民の皆さん一人ひとりのお陰です。皆さんが勇気を持って立ち向かってくれたことが今日の結果だと思います」と語った。 吉田擴後援会長は「柏木市政を応援しながら、十分な活躍ができるように支援したい」、上西一永後援会副会長は「小さな虫が大きな象に勝てるように頑張ろうと話したが、皆さんの力を結集することができました。これが本当の民主主義だと思う」、幹事長の西本和明市議会議長は「市民の良識がこんなに多くのバックアップとなった。良識が勝った、この戦いは歴史に残る選挙」と述べ、市民の力が大きな壁を打ち破ったと喜んだ。選挙対策本部長の向井孝行市議が感謝の気持ちを表し、駆けつけた日高郡6町長を代表して郡町村会長の森下誠史・美浜町長が当選を祝福した。
 孫の柏木志保子さん(中学1年)、洋一郎君(小学4年)や支持者から花束を受けた柏木氏は、選挙結果について「市民一人ひとりが大きな外圧に負けず味方をして下さった。心から感謝したい」と話し、市を二分した選挙戦に「市長選なのに国会議員の選挙のようになり、それがより大きな力を市民の皆さんが与えてくれた」と振り返った。
 今後の市政への影響について問われた柏木氏は「特別なことをするのではなく、今まで通りの市政運営でぶれずに新しいことをどんどん取り入れてやっていきたい。国や県も力を貸してくれるだろう。国に逆らった気持ちはこれっぽっちもない」と述べ、全国最多となる7期目に向けて「安心して子を産み育て、年を重ねることができる安全なまちづくりを進めていきたい」と力強く語り、最後に「大変な圧力が加わったことは非常に残念。国に逆らったことも楯突いた覚えもない。長期と言われるが、4年ごとのスクリーニングを受け、新しい政策をやらせて頂いてきた」と、あらためて選挙までの経緯を振り返った。

「堂々と戦った」「今後も力尽くす」
二階氏敗戦の弁 再起期し活動

「今後も力を尽くす」と再起を期す二階氏

 薗の事務所前には大勢の支援者が詰めかけ、固唾を飲んで開票作業を見守った。2回目の発表で大差を付けられると、声にならないため息がもれ、静まりかえった。
 午後8時40分に二階氏が到着すると「お疲れさま」の声がかかり、二階氏は支持者に深々と頭を下げ「長い戦いだったが、多くの皆さまに一生懸命お支えいただき、堂々とした戦いをさせていただいたことに心から感謝申し上げます。私の頑張りが十分でなかったため、このような結果になり、お詫び申し上げます」と話し、今後については「皆さんと相談しないといけないが、今後も御坊市発展のために力を尽くしたい」と再起を期した。
 二階総務会長は「敗軍の将、兵を語らずと言うが、若い人を中心に力強いご支援、ご厚情をいただいたことに、ただただ感謝申し上げます。本人も将来を期し、頑張る決意を持っており、引き続きご指導、ご鞭撻をお願いします」、高垣太郎後援会長は「私どもの不徳のいたすところ。二階俊樹はまだ若い、今後も頑張ります」、中村裕一選対本部長は「負けたが、私たちの思いは変わらない。今後も戦い続ける」と話した。


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御坊市長選、横一線でゴールへ きょう激戦に決着 〈2016年5月22日〉

2016年05月21日 16時00分00秒 | 記事

22日投票へ市内投票所の準備も整う


 任期満了(6月10日)に伴う御坊市長選は、きょう22日が投票日。7選を目指す現職の柏木征夫氏(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で元秘書の新人、二階俊樹氏(51)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=が1週間にわたり激しい選挙戦を展開。互いに死力を尽くし、どちらも譲らず接戦のままゴールへ。保守二分の激戦を制するのはどちらか−有権者の審判が注目される。投票は市内30カ所の投票所で行い、即日開票。午後9時ごろに当落が判明する。14日現在の有権者数は2万168人(男9452・女1万716)。

 柏木氏は6期24年間の実績や豊富な経験、中央権力対良識ある市民との戦いを前面に打ち出し「しがらみのない堅実で誠実な市政運営」や「安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくり」を訴えた。吉田擴後援会長や上西一永副会長、西本和明市議会議長ら市議4人、地区役員、スタッフが草の根運動を続けた。
 二階氏は若さと行動力、秘書経験を生かし「人・雇用・優しさ・防災からの絆」を政策の4本柱に掲げ「御坊刷新、元気な御坊市を創ろう。私も変わります」と訴えた。推薦の自民、公明両党の全面支援、二階会長のバックアップを受け、小泉進次郎代議士はじめ現職大臣ら大物政治家が応援に訪れ、国政選挙並みの総力戦を展開した。
 期日前投票は昨年1月の市議選(投票率76・47%)を上回り、有権者の2割、4千人に届く勢い。選挙戦に入り、有権者の関心は高まっており、4年前の市長選58・25%を大きく上回り、60%台後半まで伸びる可能性は高いが、70%に乗るかは見方が分かれる。保守票に加え浮動票、革新票の取り込みが勝敗の鍵を握ると見られ、柏木、二階両陣営とも投票率アップ、棄権防止を訴えている。
 投票は午前7時から午後6時まで市内30カ所の投票所で行い、午後7時30分から市立体育館で開票作業を始める。午後8時に1回目の開票速報を発表し、2回目以降は30分ごと。午後9時ごろに当落が判明する。市選管は投票を翌日に控えた21日、市役所で投票管理者の事務説明会を開き、終了後に管理者らが投票所で投票箱を置いたり、候補者名の紙を貼るなど準備作業を行った。


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御坊市長選 運動きょう限り、最後のお願いに奔走 〈2016年5月21日〉

2016年05月21日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(6月10日)に伴う御坊市長選は、22日の投票日に向けて選挙運動も残すところ、きょう21日の一日限り。7選を目指す現職の柏木征夫氏(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で元秘書の新人、二階俊樹氏(51)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=の両陣営とも街宣や街頭演説などで有権者への訴えを続けている。情勢は依然横一線の接戦で最後までもつれるとみられ、最終日は市内全域で最後お願いに奔走し、勝利に向けて1票でも多い票の上積に総力を挙げる。

商店街歩き各所で街頭演説
「絶対に勝つ」柏木征夫陣営

商店街を歩き支援を求める柏木候補

 柏木候補は19日、20日の両日、本町、中町商店街など市内商店街を歩き、各所で街頭演説を行い、集まった大勢の支援者に「負けられない。絶対に勝とう」と訴えた。
 吉田擴後援会長は「相手は容赦なく大砲をどんどん撃ち込んでくるが、絶対に勝たなくてはいけない。柏木候補にもう一度市政を任せるよう絶大なご支援を」、上西一永副会長は「厳しい戦いだ。こちらは小さな存在だが、御坊市のために働いてくれる柏木候補を支えてほしい」、小池佐左夫市議は「中央から応援に来ても我々の気持ちは動かない」、幹事長の西本和明市議会議長は「この選挙、絶対に負けられない。相手候補に任せると御坊市は大変なことになる。どちらが市長にふさわしいかしっかりと見極めてほしい。いくら空中戦を仕掛けてこようが、我々はびくともしない。御坊のことは御坊市民に任せよう」と支援を訴えた。
 柏木候補は「私はふるさとが大好きだ。素晴らしいところで、このふるさとに誇りを持っている。全国都市ランキングを見ても全国813市の中で御坊市は住み良さ191位、生活の安心度59位、利便性16位と上位にランクされている。しっかりと地に足を着けて安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくりに取り組むのが私の仕事だ。巨大な権力、組織には負けない。絶対に勝ち抜きます」と熱く語り、頑張ろうコールで気勢を上げた。
 きょう最終日は市内全域を街宣し、オークワロマンシティ御坊店などで有権者と握手を行い、午後7時30分ごろに島の選挙事務所に戻り、お礼と最後の挨拶を行う。西本幹事長は「選挙運動もあと一日。最後の最後まで全力で頑張る。必ず勝ちます」と話した。

大観衆を前に小泉氏が激励
「御坊刷新を」二階俊樹陣営

二階候補と並び観衆に応える小泉氏

 19日午後にスーパー松源御坊店前で開いた街頭演説に政界で人気、知名度とも抜群の小泉進次郎自民党農林部会長が激励に駆けつけ、小泉氏を一目見ようと集まった大観衆を前に二階候補への支援を訴えた。
 小泉氏は「学ランを着た学生や女子高生から現役世代の方、定年後の人生を過ごしておられる先輩の方まで、これだけ多くの人が集まってくれている。御坊市はこの人達のために何をするのか、これからのリーダーは私たちに何を語ってくれるのか、と期待しているエネルギーが溜まっているのがひしひしと伝わってくる。あらゆる世代のエネルギー、気持ち、力を一つに集め、御坊市の名前が全国に知れ渡るようにしよう。今回の選挙戦は歴史に残る大きな分水嶺になる。人口減少をくい止め、明るい展望を開き、豊かな強いまちづくりを行うチャンスだ。俊樹さんとともに御坊市をより素晴らしいまちにしよう。私も農林部会長として御坊で生み出されるものを後押ししたい」とエールを送り、大観衆に笑顔を振りまいた。
 二階総務会長、高垣太郎後援会長、中村裕一選対本部長、吉井和視自民党県連幹事長のほか、周辺町長も支援を訴え、俊樹候補が「人口、働く場を増やすことに挑戦しなければ市長になるべきではない。私は御坊が大好き。この素晴らしい御坊を今以上に元気なまちにして次の世代に引き継ぎたい。必ず御坊市を変えます」と熱を込めた。
 きょう最終日は、市内全域を街宣、各所で街頭演説を行い、午後7時30分ごろ薗の選挙事務所に戻り、お礼と最後の挨拶を行う。中村選対本部長は「全精力をかけて最後まで頑張る。二階俊樹に元気な御坊を創るチャンスを下さい。助けて下さい」と話した。


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御坊市長選残り2日 総力挙げラストスパート 〈2016年5月20日〉

2016年05月20日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(6月10日)に伴う御坊市長選は、いよいよ終盤に入り、22日の投票日まで選挙運動も残すところあと2日間となった。7選を目指す現職の柏木征夫氏(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で元秘書の新人、二階俊樹氏(51)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=の両陣営とも街宣や街頭演説などで支持拡大に努めており、柏木陣営は「手応えは十分ある」、二階陣営は「急速に支援が広がっている」としている。情勢は依然横一線の接戦と見られ、両陣営とも総力を挙げてラストスパートをかける。両陣営代表に手応えや終盤の戦い方などを聞いた。

「手応え、ムード十分」 「絶対勝つ」
現職 柏木征夫陣営

 告示以降、吉田擴後援会長、上西一永副会長、西本和明市議会議長、向井孝行、山田勝人、小池佐左夫各市議、地区役員、支援者らスタッフを中心に6期24年間の実績、豊富な経験、堅実で誠実な市政の継続、中央権力との戦いを前面に打ち出し、支持拡大を図っている。
 幹事長の西本議長は、選挙戦の手応えについて「街宣で回っていても多くの人が出てきてくれ、中には追いかけてきてくれる人もいる。街頭演説も大勢の人に来ていただき、手応えは十分ある」とし、陣営のムードは「すこぶる良い。といっても浮かれていないし、引き締まっている。より一層、気を引き締め、最後の最後まで全力で頑張りたい」と話す。
 地区別の情勢は「前哨戦で野口、藤田、名田、塩屋各地区で手応えを感じていると言ったが、選挙戦に入ってからは旧御坊町、湯川町の市中心部に向かって攻めているという感じだ。とにかく市内全域で支持を広げられるように攻め続けたい」とした。
 残りの選挙戦で特に訴えたいことは「もう一歩、二歩と踏んばり、絶対に勝ち抜く。相手陣営は大物政治家を続々と連れてきており、中央権力対市民の戦いになっている。市長選は市民の選挙だ。絶対に負けられない。中央権力、大きな圧力に対し、良識ある市民の皆さんがどう考えるかを訴えたい。心のつながりを市内全域に広げ、強い絆で1票でも多く、投票していただけるよう全力を挙げる」と話した。

「急速に支持拡大」 「チャンスを」
新人 二階俊樹陣営

 告示以降、街宣、街頭演説、個人演説会を中心に「御坊を変えよう」「御坊刷新」を前面に政策や人柄の浸透に努めている。推薦の自民、公明両党の全面支援を受け、二階総務会長や人気の高い小泉進次郎代議士をはじめ現職大臣ら大物政治家が大挙して応援に駆けつけるなど国政選挙並みの総力戦を展開している。
 選対本部長の中村裕一県議は、選挙戦の手応えについて「24年間の長期政権に胸を借りる形でスタートしたが、前哨戦終盤の決起大会、公開討論会で流れが変わった。御坊を元気なまちに変えようという市民の皆様の熱いご支援で力強い戦いができている。この勢いで1票でも多く投票してもらえるように最後の最後まで戦い抜き、勝利したい」とし、陣営のムードは「急速な支持拡大に大きな勇気をいただき、陣営も熱く燃え上がっている。小泉進次郎さんをはじめ自公の幹部、仁坂知事の応援もいただき勇気百倍」と話した。
 地区別の情勢は「老若男女、市内全域に支持が広がっている」とし、残りの選挙戦で特に訴えたいことは「まず論より証拠。先日の公開討論会が主催者によりネットで公開されている。ぜひ見ていただきたい。御坊市は迫り来る南海地震の防災対策が遅れ、市外に流出する子どもたちを引き留めることができていない。二階俊樹と共に御坊を刷新し、元気な御坊を創りましょう。大変厳しい選挙です。どうか市民の皆様お助け下さい。二階俊樹に元気な御坊を創るチャンスをお与え下さい」と話した。


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御坊市長選後半戦 保守票、浮動票、革新票の行方は? 〈2016年5月19日〉

2016年05月19日 08時30分00秒 | 記事


 任期満了(6月10日)に伴う御坊市長選は、きょう19日から後半戦に突入。22日の投票日に向け、7選を目指す現職の柏木征夫氏(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で元秘書の新人、二階俊樹氏(51)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=の両陣営とも「ムードは上昇中」「あと一歩」と手応えを感じつつも、近年にない保守分裂選挙となり「票が読みづらい」のが実情のようだ。がっぷり四つの接戦だけに保守層に加え、若者層を中心とした浮動票、候補者擁立を見送った革新票の行方も注目されており、両陣営とも票の掘り起こし、取り込みに総力を挙げている。

 二階総務会長〜中村県議〜柏木候補ラインで戦ってきた近年の各種選挙を見ると、地方選では直近の平成24年市長選(投票率58・25%)は柏木候補8558票、無所属の山本勝也氏3070票▽23年県議選(54・80%)は現職の中村裕一氏8168票、民主の齋藤麻希氏3041票▽26年知事選(47・53%)は現職の仁坂吉伸氏8003票、共産推薦の畑中正好氏1404票。
 国政選挙では26年総選挙(55・38%)は現職の二階俊博氏8606票、共産の原矢寸久氏2196票▽25年の参院選(58・89%)は現職の世耕弘成氏9346票、原矢寸久氏1958票、幸福の久保美也子氏390票▽24年総選挙(64・59%)は二階俊博氏8612票、維新の山下大輔氏2950票、原矢寸久氏1406票。
 どの選挙でも二階会長を中心とした保守候補が8000票台から9000票前後、対立候補は2000票前後から3000票前後がほとんど。今回の市長選はこの9000票前後の保守層が分かれ、激しい票の奪い合いをしている。二階陣営は自民、公明両党の全面支援を受け、保守票を固めているのに対し、柏木陣営は中央権力との戦いを前面に保守層の取り込みを図っており、どちらが多くの票をまとめられるかが最大の焦点となっている。
 この保守票に加え、浮動票や革新票の行方も注目されている。民主党が政権を取った21年総選挙(75・40%)は二階俊博氏9173票、民主の玉置公良氏5931票、幸福の湊侑子氏414票▽同年参院選(63・38%)は現職の鶴保庸介氏8043票、民主の島久美子氏3411票、共産の吉田雅哉氏1273票だった。有権者の関心が高まれば風が吹いた方に浮動票が流れる傾向が強く、柏木、二階両陣営とも子育て世代や若者層を意識した政策を打ち出しており、浮動票を取り込める風を起こせるか。
 一定数ある革新票のうち共産票は1000票前後あると見られる。共産党は今回の市長選は「自主投票」とし、どちらの候補も支援していない。ただし「投票には必ず行くように」との方針を出し、誰を支持するかについては告示前に開いた「公開討論会を見てそれぞれ判断する」としている。両候補とも使用済み核燃料中間貯蔵施設問題には明確に反対しており、政策や人柄などからどう判断するか。


旧御坊町、湯川町、若年層が鍵
投票率アップへ 期日前は好調

 もうひとつ注目されるのが投票率だ。激戦だけに60%台に乗るのは確実だが、70%を越えるかは見方が分かれる。支持拡大には投票率アップは必須条件で、大票田の旧御坊町、湯川町での掘り起こし、若い世代ら浮動票の関心を高められるかがポイントだ。
 昨年の市議選、4年前の市長選を比べると、市議選は投票所30カ所のうち、1カ所を除いてすべて70%以上あったが、市長選は70%以上は7カ所に止まり、逆に40%台が1カ所、50%台が12カ所あった。旧村部は比較的高い数字を残しているため、旧御坊町とそれに隣接する湯川町でいかに有権者の関心を高め、投票に行ってもらうか。
 市選管が知事選、国政選挙でデータ化している第15投票所(小竹八幡神社)での年代別投票率を見ると、23年県議選は20〜24歳41・86%、25〜29歳39・22%で、他の年代と比べて極端に低い。知事選、国政選挙でも同様で若年層へのアピールも重要となる。
 期日前投票は、2日目の17日は534人が投票を済ませ、累計は900人。4年前の市長選329人を大きく上回り、昨年の市議選975人にほぼ追いついており、好調な出足だ。ただ、期日前投票がそく投票率アップにつながるとは限らず、市選管、両陣営とも棄権防止を呼びかけている。


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