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御坊市長選 鍵握る投票率、70%台に乗るか? 〈2016年5月13日〉

2016年05月13日 08時30分00秒 | 記事

投票を呼びかける懸垂幕


 15日告示、22日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)は、7選を目指す現職の柏木征夫市長(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で政策担当秘書の新人、二階俊樹氏(51)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=の一騎打ちが確実。保守を二分した激しい前哨戦を繰り広げ、がっぷり四つの情勢。両陣営とも支持拡大には投票率アップが重要と位置づけ、棄権防止を訴えている。3月2日現在の有権者数は2万195人(男9442・女1万753)。

 柏木陣営は幹事長の西本和明市議会議長、選対本部長の向井孝行、同副本部長の山田勝人両市議や後援会役員、各地区世話人、推薦団体を中心に支持拡大を図っており、これまでにミニ集会を50回以上開き、地道に実績や政策をアピールしている。二階陣営は選対本部長の中村裕一県議、同副本部長の山本清司、山本直治、松本隆史、村上宗隆、田中数将、松屋久紀、宮路雅仁各市議をはじめ推薦の自民、公明両党、各種団体の支援を受け、国政選挙並みの運動を展開。ミニ集会を60回以上開いたほか、街頭演説や街宣、辻立ちなど精力的にこなし、政策や人柄の浸透を図っている。
 二階総務会長の下で共に活動してきた両陣営の「ガチンコ勝負」だけに有権者の関心も日ごとに高まっており、両陣営とも「手応えを感じている」と話しながらも「実際に投票に行ってもらえるかどうか」と投票率の行方に注目。支持拡大には投票率アップは必須条件で若い世代や転居者ら浮動票をどれだけ掘り起こして取り込めるかが鍵を握りそう。柏木陣営は「良い意味で関心を持っていただき、投票に行っていただきたい。投票率は高ければ高いほどいい」、二階陣営は「御坊市を変革していくために、まず投票に行っていただきたい。市議選並みの投票率を目指したい」と棄権防止や期日前投票の活用を訴えている。
 4年前の市長選投票率は58・25%で平成8年の69・44%を大きく下回った。今回は保守二分の激戦だけに60%台に乗るのは確実と見られるが、70%を越えるかについては見方が分かれている。最近では昨年1月の市議選投票率は76・47%と高かったが、23年の78・22%を下回った。24年ぶりの選挙戦だった23年の県議選は54・80%と低調。総選挙は政権交代に絡んだ21年は75・40%、24年は64・59%だったが、保革一騎打ちの26年は55・38%。26年の知事選は47・53%、25年の参院選は58・89%だった。

期日前投票は16日から
22日午後9時ごろ当落判明

 市選挙管理委員会(岩田正夫委員長)は11日、市長選の投票・開票に関する各種情報を発表。立候補の届出は15日午前8時30分から午後5時まで市役所3階会議室で。期日前投票は16日から21日までの午前8時30分から午後8時まで市役所5階大会議室で。
 投票は22日午前7時から午後6時まで市内30カ所の投票所で。開票は22日午後7時30分から市立体育館で。投票率は午後6時45分ごろ判明。
 開票速報は第1回が午後8時。それ以降は30分ごとに発表し、午後9時ごろ当落が判明する。
 告示に向け、市内165カ所に立候補者ポスター掲示場を設置。市役所などに懸垂幕、のぼりを設置して投票を呼びかけている。


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