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暑い中で新学期スタート 印南小は初のリモート始業式 〈2020年8月18日〉

2020年08月18日 08時30分00秒 | 記事

 新型コロナウイルス感染症拡大防止による臨時休校の影響で9日間だけと例年に比べ大幅に短縮された夏休みが終わり、日高地方の小中学校で17日、2学期が始まった。印南町の印南小では感染予防のため初めてリモートによる始業式を行い、児童は各教室でテレビを通して校長先生の話を聞いた。2学期は運動会や遠足など学校行事も多くなるが、3密を避けるなど感染予防に徹した中での学校生活を余儀なくされそうだ。

 印南小学校は、全校児童160人で、体育館に全員が集まっての始業式は密集となることから、3密を避けて新型コロナウイルス感染予防のため各教室でリモート始業式を試みた。Web会議システム「Zoom(ズーム)」を使って行い、はじめに校歌を流し児童はマスクを着用したまま小さな声で歌ったあと、各教室のテレビに映し出された榎本龍也校長の姿を見ながら話を聞いた。榎本校長は「短い夏休みが終わりました。何か夏休みの思い出はできましたか。今日から2学期が始まります。2学期はいつもより長い2学期になります」とし(1)何かする時には少し考えて行動して下さい(2)新型コロナウイルス感染症予防のためマスクの着用と手洗いをきちんとする(3)今年の夏は特に暑いです。登下校で暑いと感じたらマスクをずらしたり外したりして下さい。水分補給も忘れないで下さい-と3つのお願いをし「長い2学期で今までにないことがたくさん起こります。楽しい思い出がいっぱいの学期になるように皆さん考えて行動して下さい」と呼びかけた。

短い夏休み終わる
湯川小でも始業式


 御坊市湯川小学校(小谷剛史校長)も17日、2学期始業式を行い、9日間の短い夏休みを終えた子どもたちが元気に登校した。
 暑い最中の始業式。同校では、学級活動を含めた授業を2限行った後、3密を避けるため放送で始業式を行った。小谷校長は「長い2学期も引き続き新型コロナウイルスの感染防止に努めながら熱中症にも十分注意しましょう。暑い日が続きますが、実りの多い2学期にしてください」と呼びかけた。
 1年生の出口里佳学級では、2学期の行事についてや学校生活を送るうえでの注意事項等を話し、児童23人一人ひとりが前に出て夏休みの思い出を発表。「プールで遊んで楽しかった」「海で魚を釣った」「友達と花火をして、きれいだった」「日焼けをして背中が痛い」など、子どもたちは元気な声で夏休みを振り返った。
 小谷校長は「厳しい暑さが続くが、ほとんどの子どもたちが元気に登校してくれた。運動会の練習や体育の授業などは十分注意しながら行っていきたい」と話した。


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