わくわくママの豊かな日和

15歳と12歳の男の子のママの日記 小1から不登校の息子たち 日々のわくわくそしてホームエデュケーションLifeあれこれ

田の草取り

2009年06月27日 | K農園援農

長野へ・・・

東京から主人の友人も含めて総勢大人5人で
K農園の田の草取りのお手伝い



そもそも“田の草”ってどんなものなのか知らなかった私
この稲と稲の間にある細い草が“田の草”
除草剤を使わずに無農薬で稲を育てるには 
この田の草を手作業で取るという
と~っても手間がかかる重労働をこなさなけれなならない



まず“田の草取り機”をガラガラと回しながら稲の間のラインを歩き
おおまかに草をかき回して取っていく



あとは細かく手作業で 稲の周りに手を滑らせながら
草を取っていく

何が大変だったかというと
田んぼってこんなに深いのかと 初めて知ったんだけれど
膝あたりまで ズボ!って入った足を抜くのが大変で
筋力がない私としては 次の一歩を踏み出すのに
そうとうな労力が必要なわけで
えっ?え~? これは結構大変だぁ・・・という感じで
最初めげそうになりながらも なんとか作業はすすんで行った

体は大変だったけど
Kさんの農談議を聞きながらの作業は楽しくて
きっと土から伝わるエネルギーもあるのか
疲れてちょっと休憩すると 不思議とまた田んぼに入りたくなった

Kさん「一人で田の草取りをしていると 
    不思議な感覚におそわれる時があるんですよ・・・」

私  「?!」

Kさん「田んぼと自分が一体になるような感覚なんです」

私  「へェ・・・」

Kさん「しとしと雨が降っていて 周りに誰もいないときに
    その感覚になりやすいんです」


田んぼとの一体感・・・

自分と他を隔てているものがなくなる感覚って・・・

どんな感じなんだろう・・・

Kさんは田んぼを通して それを体験しているんですね

少し日も傾いてきて 
もう少しだけ田んぼに入っていたいなぁという気持ちとは裏腹に
もう体はへとへとになって 作業は終了
でも心はとっても満ちていた



田んぼには入らないようにと言われた子供たちは
田んぼの淵でカエルやおたまじゃくしを捕まえて遊んでいた
だれ?裸になってるのは・・・

Kさんは毎年こんなに手間と労力をかけてお米を作って下さっているんだなぁ
いつも食べている無農薬米に自然と感謝の気持ちが湧いてきた

Kさん曰く「除草剤を使うことは決していいこととはいえないけれど
      それでも 多くの農家さんが 除草剤によって
      この重労働から救われたというのも事実なんです」

除草剤を使う農家さんの気持ちがわかるような気がした 
無理もないことなのかもしれないと思った

でも安全なお米を食べるために 環境を汚さないために
お米を食べている私達若い者が
大変な作業をみんなで補っていくということが
本当に必要なことのような気がしてきた

田んぼさん 元気に育ってね
ありがとう いつもありがとう また来るからね~

本当に微力ながらも
数年前からずっとお手伝いしたいと思っていた田の草取り
東京からの友人も一緒に手伝ってくれて
みんなで作業出来たから よけいに楽しかった

夢が叶った瞬間だった

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