後期の日本語の授業では、昔話を書いて読み聞かせることを目標として行っている授業と、インターネット上にブログを開設して毎週記事を書書かせている授業とがあります。
前者は、前期に昔話の本を作った授業の音声版で、原稿ができあがったら音読の練習、発音指導になります。
後者は、テーマを決めて記事を書かせていますが、学生の各日本語の作文がね、確実に読みやすくなっています。
指導のたまもの、というのは早合点。
学生が、間違えない、確実に覚えている表現しか使わなくなってきているような気がしています。
ですから、気になるミスは語彙の適切性であったり、口語や俗語を利用することで生じるミス、違和感のレベルになります。
文法的なミスは皆無に等しく、授業中の指導も、その文に現れる文型や表現の整理、背景にある日本事情や日本文化の解説などになります。
もちろん、時にはその説明や文作り、練習などで数十分を使うこともありますけどね。
さてさて。どうしたもんでしょう。
前者は、前期に昔話の本を作った授業の音声版で、原稿ができあがったら音読の練習、発音指導になります。
後者は、テーマを決めて記事を書かせていますが、学生の各日本語の作文がね、確実に読みやすくなっています。
指導のたまもの、というのは早合点。
学生が、間違えない、確実に覚えている表現しか使わなくなってきているような気がしています。
ですから、気になるミスは語彙の適切性であったり、口語や俗語を利用することで生じるミス、違和感のレベルになります。
文法的なミスは皆無に等しく、授業中の指導も、その文に現れる文型や表現の整理、背景にある日本事情や日本文化の解説などになります。
もちろん、時にはその説明や文作り、練習などで数十分を使うこともありますけどね。
さてさて。どうしたもんでしょう。
前期はそれで多くの学生を落としてしまって、ちょっと自己嫌悪になりました。ああ。
剽窃の問題はいつまでたってもついて回ることだと思います。教員が一つ一つをチェックする手間も馬鹿になりませんよね。
今回のブログでは、できるだけ剽窃しにくい、身近な話題のものをテーマに選ばせています。たとえば、「私を探してください」というテーマで自分の外見上の特徴を細かく書かせたり、「徳島といえば」というテーマで自分の思い浮かべるものを3つ書かせたり、「徳島の秋の風物詩」とした文章を書かせたりしています。とはいっても、間違いが全然ない文章を見ると、「もしや」と思ったりしますが。
あと、学生のレベルにもよりますけど、後期は「内容は自由ですが、こういう構成で書いてください」と指示を出すようにしたところ、ずいぶん問題は減りました。
もっとも、前期に落とした学生が来なくなったというのが一番の理由なのですけど。