戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

24年9月15日 迷子。

2012-09-15 14:44:33 | Weblog
 今日は松が峰幼稚園の北側道路を通りました。私から下は松が峰幼稚園に行きました。私が卒園したあと、小さかった妹が近所の女の子のあとをついていって門から入らず、中を覗いていました。女の子は園児でしたが妹はそうでなかったので、しばらく経って一人で帰りました。そうして右へ曲がらず、反対の方へ曲がってしまったのです。勿論行けどもいけども家はありません。そうしてめがね橋の方まで泣き泣き行ってしまったのです。結局は警防壇が探してくれましたが、妹の子がやはり幼稚園の帰りに迷子になってしまった事があります。先生が他の子を送って行く間、此処で待っていなさいと云って置いていってしまったのです。心細さに妹の子は反対方向に歩きだしてしまい、「すみちゃんのおうちは何処でしょう」と泣き泣き歩いていたというのです。親子は同じような事をするものですね。その子も2人の子持ち。その子達はもう迷子になるような年ではありません。松が峰幼稚園の傍を通る度、妹と妹の子を思い出します。

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