私の名前は金の生る木です
南アフリカ原産
べんけいそう科、低木多肉植物です
私はさし木にされたばかりです
なぜ私がさし木になったのか、聞いてください
私は昔、ご近所の家に
住んでいました。
ところが、私が大きくなり過ぎてしまい
やっかいばらいを受け
光合成さんの家にやって来ました
私はもうこれ以上体が大きくならない様に
ダイエットにはげんでいました
ところが、なんと言うことでしょう
３年の月日がたって私はまた
一段と大きくなったその重みで
植木鉢ごと倒れてしまったのです
あーもう終わりだ
私もついに天に召される時が来た
覚悟を決めました
そして光合成さんがやって来て
「あーかわいそうにー
ダイエット失敗しちゃったねぇ」
「あなたが生き残るためには
もう脂肪切除手術しかないわ
ちょっと痛いけどガマンしてね」と言って
私の体をはさみでチョキチョキ
切り刻みました
私はあまりの痛さに、気絶していました
目が覚めた時にはもう、小さな植木鉢に
葉先だけさし込まれていました
光合成さんが「つくかつかないか
あなたの生命力に賭けて見るわ
」
「あなたがつけば、この家に金は生る
」
年末ジャンボ買いに行く
「あなたが枯れてしまえば
この家に金は生らない
」
年末ジャンボあきらめる
と言っていました。
私だって
生きたいのです
だけど、こんなに寒いので
私が生きるか死ぬかは
神のみぞ知る事です
上から見るとこんな感じです
私の花言葉は
一攫千金
最後に私の名前のいわれを話します
若葉の時期に五円玉をはめると
その葉が育った時には抜けなくなり
沢山つければ金が生っている様に
見える事から金の生る木と
付けられたそうです