1月29日のブログに、「ひとは、不思議といやな思いは忘れれて、肯定的な感情だけが都合よく残ったりしますよね。」とメッセージをよせてくれた方へのコメントを書きこみながら、ふとあるエピソードを思い出しました。
それは、体はすべて記憶しているということです。
昨年、冷え性のうえに、肩こり症の私は、ひどいからだの硬直を覚えて、
家族の勧める鍼灸院にでかけました。
院長の女性は、寝台に横になった私の脈をとったり、筋肉のはりをみたりしながら、
「いまでに大きな怪我や手術はしたことはないですか?」
と、まずはじめに尋ねます。
特に思い当たりのない私は、「ありません」ときっぱり。
その後も、針治療を続けながら、このかすり傷はどうしたのとか、生活スタイルにいたるまで、丁寧に問診を重ねていきました。
からだもすっかりリラックスした状態で緩み、治療が終了しかけたときに、
わたしの右腕のある傷を発見した先生がとっさに、
「これどうしたの?」と尋ねました。
「あっ、それ。」
―わたしは、高校生のときスキーで怪我をしたときに11針ぬった傷のことをすっかりわすれていたのでした。
でもたびたび、右手親指の付け根にいやーなしびれや鈍痛を覚え、悩まされていたのでした。
先生は、「こういうのたちが悪いのよ。」といって、その傷に沿って次々に針をさしていきます。すると、以前感じたことのあるいや~な痺れの感覚とともに、事故のときの情景、記憶が生々しく一気によみがえってきたのです。
このように怪我をしていたことも忘れるほど、意識に上っていなかった
その時の記憶は、からだにはずっと刻まれていたんだなと実感しました。
音楽療法のトラウマ治療でも、抑圧されていた感情が喚起されると
体のある箇所に痛みや詰まりを覚えたりするケースがあります。
体とこころの深いかかわりは、決して無視できないことですよね。
ちょっとした体の不調はひとをすごく不安にさせるし、その逆で心の悩みが
体にでることもあります。そうした兆候に、もっと気をくばって日々
生活を送っていきたいものです。
それは、体はすべて記憶しているということです。
昨年、冷え性のうえに、肩こり症の私は、ひどいからだの硬直を覚えて、
家族の勧める鍼灸院にでかけました。
院長の女性は、寝台に横になった私の脈をとったり、筋肉のはりをみたりしながら、
「いまでに大きな怪我や手術はしたことはないですか?」
と、まずはじめに尋ねます。
特に思い当たりのない私は、「ありません」ときっぱり。
その後も、針治療を続けながら、このかすり傷はどうしたのとか、生活スタイルにいたるまで、丁寧に問診を重ねていきました。
からだもすっかりリラックスした状態で緩み、治療が終了しかけたときに、
わたしの右腕のある傷を発見した先生がとっさに、
「これどうしたの?」と尋ねました。
「あっ、それ。」
―わたしは、高校生のときスキーで怪我をしたときに11針ぬった傷のことをすっかりわすれていたのでした。
でもたびたび、右手親指の付け根にいやーなしびれや鈍痛を覚え、悩まされていたのでした。
先生は、「こういうのたちが悪いのよ。」といって、その傷に沿って次々に針をさしていきます。すると、以前感じたことのあるいや~な痺れの感覚とともに、事故のときの情景、記憶が生々しく一気によみがえってきたのです。
このように怪我をしていたことも忘れるほど、意識に上っていなかった
その時の記憶は、からだにはずっと刻まれていたんだなと実感しました。
音楽療法のトラウマ治療でも、抑圧されていた感情が喚起されると
体のある箇所に痛みや詰まりを覚えたりするケースがあります。
体とこころの深いかかわりは、決して無視できないことですよね。
ちょっとした体の不調はひとをすごく不安にさせるし、その逆で心の悩みが
体にでることもあります。そうした兆候に、もっと気をくばって日々
生活を送っていきたいものです。