Mr.小太郎

世界一有名な犬のひとりごと。

ちょっと能登・金沢に行ってきました~金沢「小松 弥助」の絶品お鮨に福むすび~

2015-04-08 12:53:27 | おいしん坊バンザイ!

週末、能登へ出掛けた帰りに金沢で途中下車して、お鮨をいただきました。
お邪魔したのは「小松 弥助」というお店、金沢を代表する鮨店です。

「銀座久兵衛」の先代に日本一の鮨を握る職人と言われたり、
東の「数寄屋橋次郎」、西の「小松 弥助」と称されている名店中の名店。
機会があれば、一度お邪魔してみたいと思っていましたが、
予約は半年先までいっぱいとのうわさ。
ダメもとで電話をしてみると、相席のテーブルであれば空いていますとのこと。
このチャンスを逃すと、次回はいつになるかわからないので、
テーブル席でお願いをしました。
ところが、その後カウンター席でお取りできますとの連絡が店からあり、
運よくカウンターでいただけることになりました。

さぁどんなお鮨がいただけるのでしょうか。たのしみです

つまみをひとつだけ。
あたたかいアワビ、肉厚な蒸しアワビに、アワビの旨みが溶けだしたスープ。
ひと品目から感激


イカ。イカを三枚に卸してから細く切ります。
ただでさえ薄いイカを3枚に卸すなんてすごい、その包丁さばきには見入ってしまいました。
そっとごはんにまぶしてある香ばしい胡麻と塩、
塩によってイカの甘みが増し、さらにわさびとのバランスが絶妙。


炙りトロ。
まるでお肉のステーキのよう。


マグロの漬け。
漬け汁に漬けられたマグロはふわふわ、マグロとは思えません。


甘海老。口に入れたとたん、とろけます。


煮ハマグリ。ふんわり肉厚のハマグリ。
甘い中にも少しだけ苦みのあるタレが絶品。


器に入ったお鮨。
すし飯の上に、海苔、漬けマグロ、ウニ、とろろ。
ふたくちほどでおしまい・・・・大盛りでほしかった。


バイ貝。
コリコリとした食感がたまりません。


お汁もおいしいです。


鰻と胡瓜の巻物。
熱いよ~と直接ご主人から手渡しされたうなきゅう、炙ってある鰻が香ばしくて熱々。

ここまでのにぎり5貫、器に入ったお鮨、うなきゅうが、おまかせの1人前。
このあと追加で握ってもらいました。

アワビ。こんなにぶ厚いのにやわらか~。


アラ。淡白で上品な味。


コハダ。ほどよく酢が効いたコハダ。
酢の〆具合が絶妙なんでしょうね。


ネギトロ巻き。他の方が注文したのを見て、これはどうしてもいただきたかった。
目の前で、大きめに切られたトロとしらがネギを、バッサバッサとたたきます。

はい、出来上がり。
トロもネギもしっかりと形が残っている・・・これがおいしい。
ネギの臭みはまったくなし、こんなおいしいネギトロは初めて。


ひと品めからあまりのおいしさにほっぺが落ち、握りをいただくたびにほっぺが落ちっぱなし。
にぎりのごはんは少なめ、空気を含んだように柔らかく握られているので、
口のなかでふんわりごはんがほどけます。

ぼくの採点(が5個で満点)
味:
接客:
お手洗い:☆☆
(ホテル内にあります)

総合評価:

からだ全体を使って、リズミカルに踊るように握るご主人、とても83歳とは思えません。
お話もたのしいし、顔や手はつるつる。とてもたのしく、お元気にお鮨を握られています。
カウンター越しに歳を聞かれ、65歳と言って笑っていました。

新鮮なお刺身は指二本でつまみ、必要以上に触らず、
お鮨は自分の息がかからぬよう遠くで握ぎる。

決して、自分の息がかかるところをお刺身やお鮨が通ることはありません。さすがプロです。




小松 弥助
石川県金沢市池田町
076-261-6809
「小松 弥助」の小松は地名です。以前は、石川県小松市にお店があったそうです。

そして、これで終わりではありません。
メニューに載っていないおみやげ、弥助名物のおむすび「弥次喜多」。
我が家も1人前お願いしました。

ご主人は福むすびと呼んでいましたが、これは正に福むすびなんです
竹の包みを開けると、おむすびがふたつに漬物。

具はお刺身の端っこや数の子、ウニ、キュウリを味付けしたもの。
卓球のボールよりすこし小さ目の具を、
すし飯で包んで、海苔が巻いてあるんです。
割ってみるとこんな感じ。


とても手際が良く早いのですが、ひとつひとつ大切に愛おしくおむすびを握っていきます。



じわじわと味が染みた3時間後が食べごろというので、
夜、家に帰ってからじっくりといただきました。
お刺身の端っこと言っても、お鮨のお刺身と同じもの。
おいしいに決まっています。
これはまさに福むすびです。おいしい




とやかく言うのはやめます。
弥助のお鮨は、すばらしかったです。

いつ叶うかわかりませんが、ぜひまたお邪魔したいと思いますので、
ご主人には、いつまでもいつまでもお元気でお鮨をにぎっていてほしいです。

2016年1月17日追記
春に能登に行くことになり、予約を取ろうとしたら。
昨年の11月末で閉店となっていました。
残念です。



「てをつなごう」という歌ができました


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 潮干狩りと海のいきものいろ... | TOP | ちょっと能登・金沢に行って... »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | おいしん坊バンザイ!