kosukeのきまぐれWORLD

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アイドル雑記帳 倉沢淳美「プロフィール」

2007-09-05 21:07:43 | アイドル


倉沢淳美「プロフィール」(1984)

倉沢淳美ちゃん(と言うより、わらべのかなえちゃんと呼んだほうがしっくりきますかね?)のデビュー曲ですね。
私の知る限り、この曲が自己紹介ソングの横綱でしょう。
ちょっと前に、松本伊代ちゃんがデビュー曲で♪伊代はまだ 16だから・・・という歌詞で、アイドル界の度肝を抜いたのですが、この曲はさらに上を行きました。

1番の歌詞では♪1967年4月生まれ いま16歳・・・
という具合に、生年月を自己紹介。
2番では♪1メートル56です あなたとなら釣り合いそうよ・・・
ときて♪プロポーション バスト ウェスト うーん H! まだ秘密 着やせするほうよ
てな感じで、笑わせてくれたりもしてます。
でもって、仕上げはサビの部分の♪A・TSU・MI A・TSU・MI 呼び捨てにして
と、名前を連呼します。
これで、スリーサイズなんか歌ってたら、どうなったんでしょう?

という、センセーショナルな曲でソロデビューした淳美ちゃんでありますが、デビュー直後のキャンペーンで、握手するのに並んでいた男にナイフで切られたなんてこともありました。
私の記憶では、NHKの夕方のニュースで報道されたと思います。
まあ、淳美ちゃんはすでに国民的アイドルグループ「わらべ」の「かなえちゃん」として、知名度は抜群でしたから、並みの新人歌手とは違いました。

わらべ・・・前にこのブログでも書きました。
http://blog.goo.ne.jp/kosuke-521/e/047402d11a896d18dbb9c6a15629f03d

のぞみちゃんこと、高部知子ちゃんの、通称「ニャンニャン事件」などあって、「わらべ」自体、影を引きずった形で解散しましたよね。でも、残した3曲、「めだかの兄妹」「もしも明日が」「時計を止めて」は、アイドル歌謡史に残る名曲でした。

まあそれはいいとして、淳美ちゃんはシングル10曲、トータル3年半のソロ歌手活動でした。はっきりいって、この頃のアイドルの中で、見た目のかわいさという点では、どうかなあ、という感じだったと思います。1984年頃といえば、まさにアイドルバブル時代でしたからね。ただ、彼女の人気の秘密は、まさに、その、アイドルアイドルしてないところ、いわゆる「普通っぽさ」にあったんだろうと思います。どこのでもいるような、身近な雰囲気の女の子、そんなイメージが、淳美ちゃんの淳美ちゃんたるゆえんだったんだろうと思います。歌だって、素人くささ満点のヴォーカルですし、ジャケット写真見ても、そうですよね。

アイドル史的に見ると、淳美ちゃんのデビューから約1年後におニャン子クラブが出現します。84年の段階で、アイドルの流れが、超かわいいコから普通のコへシフトし始めた結果、おニャン子の登場につながったとすれば、わらべ→淳美ちゃんデビューという流れは、ひとつのエポックだったのかもしれません。ファンの心理が、手の届かないかわいいコから、すぐそばにいる、ちょっといい感じのコへシフトしていた時代だったのかもしれません。

そんなことを考えさせられる、淳美ちゃんのデビュー曲、私は好きな曲の1つです。

いまや、外国人のご主人との間に、3人のお子さんがいる淳美ちゃん。
でも、いまでも、「かなえちゃん」のほんわかさを持った、かわいいお母さんになってるんだろうな、と思います。


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