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アイドル雑記帳 西村知美「夢色のメッセージ」

2007-05-15 22:09:37 | アイドル

西村知美「夢色のメッセージ」(1986)

前回の畠田理恵ちゃんに続き、ミスMOMOCOクラブグランプリつながりということで、今回は西村知美ちゃん(以下、ニックネームの「とろりん」)です。
とろりんは、さんまのからくりTVを筆頭に、バラエティ出演も多く、お茶の間の知名度は高いアイドルですが、私的には、純アイドル(って、造語ですけど)です。
なんと言っても、記念すべき、第1回ミスMOMOCOクラブグランプリです!いわば、ポスト菊池桃子の使命を背負ってデビューしたわけですから。
そんな、いわば鳴り物入りでのデビュー曲が、この「夢色のメッセージ」。作詞:来生えつこ、作曲:来生たかおの来生兄弟の作品を、萩田光雄がアレンジしてます。
ちなみに、この曲は井上ひさし原作で、夏目漱石の「我輩は猫である」の現代版ともいうべき「ドン松五郎の生活」の映画版の主題歌であります。
しかし、さすが来生作品、メロディがきれいなバラードです。そのメロディに乗って、とろりんの、まるで音楽の授業で歌うようなヴォーカルが流れてきます。
とろりんのヴォーカルは、伊藤つかさ的な、どこか空気が抜けるようなヴォーカルですが、ソフトな感じがいいです。演奏の音量が控えめなこともあって、とろりんの声が強調されているところも、GOODです。
とろりんは、トータル8年間で22曲のシングルをリリースしてます。おニャン子バブルの時代をはさんだこの時期のアイドルとしては、がんばってましたね。当時、とろりんのような「ホっとするアイドル」を求める空気というものがあったのは間違いないと思います。おニャン子バブルに巻き込まれていた私がそう思うのですから。
また、とろりんは、実はオタクアイドルのさきがけ的存在であって、アニメオタクであり、中でも、「うる星やつら」に関する造詣の深さはかなりのものだったようです(残念ながら、私はアニメ音痴なので、そのすごさがわからないのですが・・・)。今でいうなら、中川翔子ちゃん(しょこたん)を先取りしてたって感じですかね。
(以下、私事ですみません。)で、そんなとろりんを生で見たことが1回だけありました。就職1年目(1990年)の夏の終わり頃、とろりんが当時の勤務地の長崎にある長崎総合科学大学(昔は長崎造船大学という名前でした)の学園祭に来たんですね。たまたま、同期に熱烈なとろりんファン(しかも、同じ宇部出身)がいたので、そいつと二人で乗り込んだわけです。
そりゃあ、もう、かわいかったのなんのって。あまりに舞い上がっていて、そのとき歌った曲を覚えてません。ただ、ステージの最後に、とろりんが“いちごみるく”をまいたことだけ、強烈に憶えてます。そのときゲットした“いちごみるく”、中身はなめてしまいましたが、包みは今でも保管してますから(アホですね)。で、今回、この記事に添付するために、その“いちごみるく”の包みと一緒に密封していた、当時のチケットを、封印から解きました。

しかし、よくよく思うに、とろりんという存在は、バブルとともに舞い降りた天使だったんじゃないかって思うんですね。長い間の恋を実らせての結婚というエピソードもありましたが、いつ見ても、“ピュア”という言葉が一番似合うアイドルだったと思うんです。
天然ボケキャラも、愛嬌あっていいんですが、私は、1980年代後半に、とろりんという“ピュア”なアイドルの全盛期をともに過ごせたということに、感謝しています。
“ピュア”という意味で、彼女のようなアイドルが今後現れるのことはないような気もします。今はそういう時代じゃないですからね。でも、だからこそ、語り継いでほしいアイドルではないかと思うのです。
今回は、そんなとろりんのデビュー曲を紹介させていただきました。

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