日経ビジネスに掲載された、東京製鐵社長西本氏に対する編集長インタビューの題目が『中期経営計画はいらない』だった。
東京製鐵は、新日鐵やJFEといった鉄鉱石から鉄を作る高炉メーカーと対極をなす電炉メーカー(スクラップから鉄を再生する)の雄であり、当社でも昨年からお付き合いをさせていただいている。
無借金経営を維持し、投資の手を緩めない彼の手法は、黒字化に四苦八苦している自分にとって羨ましい限りだ。
そんな彼が説く『中期経営計画不要論』を要約すると・・・
【中期経営計画を作れば、どうしても中期経営計画を管理するための部署ができてしまう。
アナリスト向けの説明会でも『中期経営計画はない』と言っている。
市況製品を生産しているのに、計画を作っても意味がない。
設備投資に関しても、予算はない。
費用対効果を考え、足元の財務状況を鑑みて、メリットがあればいつでも投資を行っている。
無借金経営を続けているのも、管理部門の肥大化を避けるためだ。
銀行に借金をすれば、着実に返済できることをを示すために、将来の収益見通し等、様々な資料を提出する必要に迫られる。
それは結局の所、管理部門の肥大化を招く。それをさらに管理する部署ができたりしたら悲惨だ!】・・・ごもっとも
管理部門の肥大化を危惧する西本氏の言葉通り、1,135人の従業員に対して、本社社員は僅か40人=3.5%
翻って当社は、125人の社員に対して、本社社員が31人=25%
やっぱ、多すぎ?
中期計画も、作り始めて10年以上が経過している・・・
無借金経営を維持し、投資の手を緩めない理念を貫く西本社長が社長に就任したのは46歳の時。
自分も、あと半年もしないうちに46歳となってしまう。
彼のように、経営に対する信念を貫き通せるだろうか?
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こんにち話
100社100様、100人100様です。
これから、どう進化するのか?したいのか?
そのための、ロードマップは必要だと思いますが・・・
勿論全ての進行表が頭に入る訳ではありませんので、ロードマップは絶対必要になると思います。
東京製鐵も、プロジェクト毎のロードマップは絶対に作成しているはずです。
但し、目標に縛られ、本末転倒のことをしてはいけないという戒めにはなりました。
Hashimoto standardの確立を早期に実現したいものです。