チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

蝋の調子

2010-12-04 21:45:29 | バティック

ジャカルタで遊んで戻ってきたら、イセン職人のおじょうちゃんたちが半ベソかいています。「蝋の具合が良くないから、今日は半日で帰りたい」と言っています。よくよく話を聞いたら、今週の初めから蝋が布に通り過ぎて描きにくい、とのこと。いつから?と聞いたら、月曜日からとの答え。うーん、何故、数日も黙っていたんだろう・・・・・。まあ、よくあることなんですが、、、

松脂が多すぎるのかもしれないということで、とりあえずパラフィンとピーナツ油を足して調整後、なんとか描けるようになりました。早退騒ぎ、収束(笑)。

あれこれ騒いでいるうちに、左側のコンロの蝋が熱くなり過ぎて調整が大変なことも判明。ナベの熱伝導が違うようです。とりあえず、ナベを二重にしてみました。コマールに「どう?」って聞かれて、「Iya, Po(Bapo)」って答えているおじょうさん達、しばらくするとなにやら囁きだして、どうもイマイチの様子。結局、ナベ二重はやめて、ナベの位置を火から少し遠くするということに。

早い段階で言ってくれ、と思うのですが、どうもABS(Asal Bapak Senang)の模様。こまめに観察するよりなさそうです。

最近、素材の調達が難しくなっていて、松脂(Gandar)などは品質の良いものを探すのが大変です。プカロガンから買うかなぁ、、、、、


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