梅雨は食中毒の季節。
食中毒を起こす菌のひとつにO-157(腸管出血性大腸菌)という菌があります。
一時期、集団発生して話題になった菌ですが、このO-157と母乳の関係について書かれていた興味深い
記事がありました。
O-157が集団発生した時の患者さんの普段の排便回数を聞いてみたところ、毎日、しかも1日2回排便していた子の多くは症状が軽く、2~3日に1回しか排便しない子の6~7割は血便が出るなど重症化していたそうです。
そして、この子どもたちが母乳で育てられたかを聞いたところ、O-157に感染しているのに無症状だった子どもの9割が母乳育児だったそうです。
母乳にはビフィズス菌を増やす成分がたくさん含まれているため、母乳で育った人の腸内環境はとても整っています。
O-157のような菌の力も抑えてしまうとは。。。母乳のすごさがここにもありました。