静岡古城研究会会長:もっちーのブログ

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「駿東・北伊豆の戦国時代」 沼津、富士の展示を見に行ってきました(沼津は講演会も)

2017-01-10 00:53:41 | 報告、その他お知らせ

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、静岡県東部の三島市・沼津市・富士市の博物館・資料館では現在、3市博物館共同企画展「駿東・北伊豆の戦国時代」を開催中ですが、1月8日(日)に沼津市の明治史料館の展示「駿豆争乱 国境の攻防」と関連の歴史講演会に行き、翌9日(月・祝日)に富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの展示「三国同盟とその周辺」を見に行きました。

沼津市の展示では、伊勢宗瑞(北条早雲)が駿河東部に影響力を及ぼしていた時代(15世紀末~16世紀初頭)から江戸初期に至るまでの文書がズラリと展示してあり、見応えがあります。関連する城館跡についての展示コーナーもあり、駿河東部~伊豆北部の国境地帯における大名間の紛争や地域の人々の動きについて、非常に興味を持って学ぶことができます。8日午後に行われた則竹雄一氏の関連講演「戦国の争乱と沼津 -境界の戦国史」では、駿河東部から伊豆北部にかけての「国郡境目相論」と今川氏・後北条氏・武田氏の抗争、境界領域の民衆の動向などについて、則竹氏がわかりやすくお話をしてくださいました。

富士市の展示は、富士市域の戦国時代について、主に今川氏・後北条氏・武田氏の「三国同盟」とその推移を軸に、同市にある東泉院文書などを多数展示しながら、文書の内容をLINEの画面を使いながらわかりやすく解説していました。 

なお、既に三島市郷土資料館の展示「北条五代と山中城」は見に行きましたので、3館の展示全てを見ることができました。3館ではスタンプラリーを実施しており、全て回ると今川・北条・武田3大名のうちいずれかに関係するしおりセットをもらうことができます。今川・北条・武田の3つの大名の中から1つを選ぶのですが、下の写真は北条と武田のものです。今川のものは手元にありませんので、見てのお楽しみ、ということで・・・。

 


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