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とんでもない成果に辿り着くには?

2009-05-06 | ★モチベーション・キャリアアップ系

■燃え尽きた先にさらに挑戦する人たち

北京五輪のあとに去就が注目されていた選手が
動き始めました。

水泳で五輪2大会連続金メダルの北島康介選手が水泳復帰を表明。
「オグシオ」でバトミントン人気に火をつけた潮田選手。
オグシオを解消し、引退も取り沙汰されていましたが
ミックスダブルスで復帰が決定。

特に北島選手は、猛烈なプレッシャー、激烈な練習を経て、
つかんだ栄冠だからこそ燃え尽き、とても次のことなんて
考えられないというのは、その通りなんだろうなと思います。

日本のマスコミはメダルに執着しますからなおさらです。

ですから、かんたんには次の目標を設定できずに
競技を休止したり引退したりする選手も多いですよね。

有名になればなるほど、練習も試合も注目されますから
やりづらくなります。
もちろんそれをパワーに変えるのが一流選手ですが
それでも目に見えないプレッシャーはすごいものなんでしょう。

特に北島選手の復帰はすごいですね。
まずは単身アメリカ留学だそうですが、
きっと一回りも二回りも大きな人間になって
帰ってきてくれるんでしょう。

燃え尽きた先にさらに挑戦する人たち
本当に大好きなことに挑戦している人たち
そんな人が人からも愛されるんですね、きっと。


■超一流選手も「心が折れかけた」

プレッシャーといえば
野球の世界大会WBCの報道ぶりもそうでした。
原監督も大変だったでしょうが、
天下のイチロー選手が大スランプ。
「心が折れかけた」という言葉を、
WBC決勝打を決めた後にいってましたよね。

もちろん、あそこで決めるのが超一流なんでしょうが、
その後、メジャーリーグの開幕戦に体調不良で出遅れたのは
印象的でした。

よくよく考えれば長嶋茂雄さんが倒れたのも
たしかアテネ五輪直前でしたよね。

一方、ゴルフ界の若きスーパースター石川遼選手。
彼がマスターズで予選落ちしたときにこんなことを言っていました。
「自分の甘さを痛感した。どの選手よりも気持ちが弱かった」

超人的な実力とセンスをもち、そこに至る努力も並大抵ではない
イチロー選手や石川遼選手でさえプレッシャーはあります。

どんなに準備をして臨んでも、プレッシャーがゼロというのは
ないんでしょうね。

WBC後に、体調を崩し、戦列を離れていたイチロー選手が
復帰後、いきなり、張本勲さんの持つ日本プロ野球の
通算安打数を超えました(日米通算で)。
復帰後いきなり、しかも張本さん本人の前です。
やっぱり役者が違いますね。

そしてこういう「試練」や「困難」を糧にして
さらに成長していく、そんな力をもつ人が
力を発揮するんですね。


■小さいことの積み重ね

イチロー選手は野球の天才ではなく、努力の天才だと
言われますが、彼がいったこの言葉に凝縮される気がします。
「小さいことの積み重ねがとんでもないところへ行く
ただひとつの道だと思っています」

9年連続の200本安打への挑戦も、金メダルも毎日の積み重ね。
素振りの一振り一振り、泳ぎの一かき一かきの積み重ね。
どんなにすごい成果も、いま、このときの「過ごし方」です。

私たちの仕事もきっと同じですね。
ずいぶんレベルが違いますが(苦笑)。

皆さんの小さいこと、積み重ねること、素振りは何ですか?
「小さいことの積み重ね」で「とんでもないところへ行く」、
きっといろんな人がおっしゃっていることと同じなんですね。

なかなか「とんでもないところ」に辿り着けない私は
まだまだ積み重ねが足らないということです(苦笑)。

さて、ゴールデンウィークも終了。
仕事モードに切り替えて
毎日コツコツ、一歩一歩前進しましょう。


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