コドモ観察ニッキ

6歳3歳の子供達を観察しつつ思うことをつらつらと。

それはアメリカ人じゃない

2006-08-29 02:28:57 | コドモ観察記
ゴロっちはよくニュースを見ては解説をする。
交通事故のニュースを見ては「くるまとくるまがぶつかっちゃったんだって!」「ひとがしんじゃったんだって!」などと教えてくれる。あの痛ましいJR福知山線の脱線事故の時も、テレビを見て「だっせんだよ!だっせん!」と騒いでいた。

でも最近、ちょっとニュース見せすぎかなと反省している。別にニュースばかりを選んで見せているわけじゃないし、幼児番組もボウケンジャーも見ているけれど、朝と夕方は大体なんとなくニュースを見ている。
でもニュースは事故や事件の話が多くて、物事をよく理解するようになってきた子供に見せるのはなんだかなあ。殺人だとか死亡事故だとか子供への猥褻や虐待だとか海外のテロだとか、耳を塞ぎたくなるようなニュースばかり報道されていて、そんなことを毎日毎日聞かせ続けるのはいかがなもんかと考えてしまう。言われることには一つ一つ「可哀想だねえ。」「悪い人がいるんだね。」なんてコメントを返すようにしているし、事件報道ばかり見てたら心の荒んだ子供になるなんて短絡的に考えてるわけではないけれど、哀しいボキャブラリーが増えてしまうのは確かだ。

先日いつも行かない児童館へ行ったとき、そこに戦車のおもちゃがあった。ゴロっちはそれを見て、「これアメリカ人?」と、なんともシュールな発言をした。「いや、アメリカ人じゃないよ(苦笑)」と答えると、「これはね、わるいくるま。」と言ってのけた。子供は子供なりにちゃんと世界を自分の物指しで感じ取っているのだ。

やっぱり絶対ニュース見せすぎだと思う反面、取り越し苦労なのかなあとも思う。