コドモ観察ニッキ

6歳3歳の子供達を観察しつつ思うことをつらつらと。

天の采配

2006-08-31 23:57:36 | コドモ観察記
火曜日、久しぶりにしーとスイミングに行った。
8月はお盆やら何やらで休みがちだったけど、久々に行けそうだっのだけど、ゴロっちは連れて行けないので、市の一時保育サービスへ預けていった。

スクールに着くと、ちょっと遅刻気味なのに車が少ない。あれ?いつもならこの時間は駐車場いっぱいなのに・・・と思いつつ受付へ行くと、受付のお姉さんが申し訳なさそうに「あのー、今日ベビーはお休みなんです・・・」
うちのスクール、ベビーは月8回のレッスンで5週間目は休みになる。そんな基本的なことを、コロリと忘れていたのだ。ゴロっちのときから3年も通っているのに!

がっくりして力が抜けて、結局買い物をしただけで帰ってきてしまい、預け損だったよなーと思いつつ引取りに行った。そしたら、しーを妊娠中の検診の時に利用していたので、かれこれ1年数ヶ月ぶりの利用にも関わらず、なんと先生がゴロっちを覚えていてくださったのだ。そして「大きくなって、すごくお兄ちゃんになったね!」と褒めてくれた!

ゴロっちは普段からちょっとテンション高すぎで、うんざりするほど元気なやつ。過剰にフレンドリーで他の子大好き、文字通り体当たりで仲良くなりに行く。しかも悪いことに力が強い。親としても頭を痛めているんだけど、先生にそう言われて、以前ほど大変ではなくなっていたことに気がついた。

家に帰って連絡帳を見ると、「とっても穏やかでいいですね。壊れた線路を直してくれたり、優しかったです。お兄ちゃんになったゴロっち君を見て、うれしいです」などと書かれていた。以前の連絡帳には「とっても元気でした。」「今日も元気いっぱいです。」など、かなり「元気」なことが前面に出た内容ばかりだったのに対し、今回は「落ち着いている」「優しい」「穏やか」など、今までに見たことの無かった言葉の数々。比べてみて改めてわが子の成長をしみじみと実感した。

人生万事塞翁が馬。禍福はあざなえる縄の如し。
全然預け損なんかじゃなかった。それどころか、スイミングが休みなのを忘れて預けに行ったこと自体、天の采配じゃないかとすら思う。何に対してお礼を言ったらいいのか判らないけど、ありがとうと言いたい気分だ。

それはアメリカ人じゃない

2006-08-29 02:28:57 | コドモ観察記
ゴロっちはよくニュースを見ては解説をする。
交通事故のニュースを見ては「くるまとくるまがぶつかっちゃったんだって!」「ひとがしんじゃったんだって!」などと教えてくれる。あの痛ましいJR福知山線の脱線事故の時も、テレビを見て「だっせんだよ!だっせん!」と騒いでいた。

でも最近、ちょっとニュース見せすぎかなと反省している。別にニュースばかりを選んで見せているわけじゃないし、幼児番組もボウケンジャーも見ているけれど、朝と夕方は大体なんとなくニュースを見ている。
でもニュースは事故や事件の話が多くて、物事をよく理解するようになってきた子供に見せるのはなんだかなあ。殺人だとか死亡事故だとか子供への猥褻や虐待だとか海外のテロだとか、耳を塞ぎたくなるようなニュースばかり報道されていて、そんなことを毎日毎日聞かせ続けるのはいかがなもんかと考えてしまう。言われることには一つ一つ「可哀想だねえ。」「悪い人がいるんだね。」なんてコメントを返すようにしているし、事件報道ばかり見てたら心の荒んだ子供になるなんて短絡的に考えてるわけではないけれど、哀しいボキャブラリーが増えてしまうのは確かだ。

先日いつも行かない児童館へ行ったとき、そこに戦車のおもちゃがあった。ゴロっちはそれを見て、「これアメリカ人?」と、なんともシュールな発言をした。「いや、アメリカ人じゃないよ(苦笑)」と答えると、「これはね、わるいくるま。」と言ってのけた。子供は子供なりにちゃんと世界を自分の物指しで感じ取っているのだ。

やっぱり絶対ニュース見せすぎだと思う反面、取り越し苦労なのかなあとも思う。

体験することの力

2006-08-26 00:12:21 | コドモ観察記
以前も書いたけれど、相棒の実家には犬と猫が一匹ずついる。ゴロっちはもうすっかり慣れたけど、しーはまだまだ物珍しげ。とくに猫の方は、あんまり子供には寄ってこないでさっと姿を隠してしまう。でも今回はしーもいろいろな物事がはっきりわかるようになって、猫についても『猫という生き物』なのだということをはっきり認識したようだ。

いままでどれだけ図鑑などの写真や写実的な絵本の猫を見せても、「わんわん」の一言で片付けられていたのだけど、目の前に生きて動く猫を見せて、「これがニャンニャンだよ」と教えると、一発で理解したらしい。その日から、スーパーでペットフードの袋を指して「ニャーニャ」と言うようになった。自宅に戻ってきても、絵本でも猫だけはちゃんと「ニャーニャ」と判っている。

やはり体で体験すること、肌で感じるということに勝る学習はないのだ。
もっとも、猫以外はまだリスも象も全部「わんわん」なのだけど(苦笑)

修行不足

2006-08-25 16:50:52 | ヨモヤマバナシ
相棒実家からはとっくに戻っていたものの、なにしろPC触ってる時間が無い(^_^;)
そんなわけで久々の更新。

相棒実家は富士山のよく見える山あいの田舎で、なかなか自然の綺麗なところ。そんなところで、今回も野菜を収穫したり、箱根登山鉄道に乗りに出かけたり、


足を伸ばして軽井沢へ一泊したり。
ちなみにこの一瞬あと→これこれお嬢さん(^_^;)
そんなわけで、なかなか楽しい夏休みだった。

ただ、じじばばが孫を愛する余り、短い休みの間に予定を詰め込みすぎて忙しかったのがちょっと残念(^_^;)そんなに長い滞在じゃないんだから、もうちょっとゆったりと予定を組んでほしかった。もしくは、立てた予定を全部こなすのではなく、子供のその日の行動パターンや時間に合わせて、これは削る、ここではゆっくり時間を取って遊ぶ、という風に臨機応変に対応してほしかったな・・・と思うのだけれど、それを角を立てずにさらりと言えるほどにはまだ義両親との関係も縮まっていないし、私の嫁スキルも上がっていない。

まだまだ私も修行が足りないなー。

明日からお盆休みです

2006-08-15 14:20:25 | ヨモヤマバナシ
ゴロっちの預かり保育が終わってからと言うもの、毎日子供たちを疲れさせるのにこっちもへろへろになっていて、ブログ更新もままならない。それでもプール遊びをしたり、美術館へ出かけたり、ちょっと遠い大きな公園へ行ったりして、夜はぐったりして、子供たちと一緒に寝てしまう。楽しんではいるのだけど、自分の時間が持てないのは辛いなあ。

今日は半日で仕事が終わった相棒が、ゴロっちを連れて遊びに出てくれている。私も一休み中。

さて、世間ではそろそろUターンラッシュだそうだけど、我が家の夏休みは明日から。明日からは相棒実家へ行くので、ブログの更新もまた先になりそうです。
では!

指輪のプレゼント(?)

2006-08-15 13:40:01 | コドモ観察記
日曜日ののんびりとした昼食の後の時間。ぐったりと眠そうな相棒に対し、子供たちは散歩へ連れて行けと要求する。

そこで、昼食の洗いものを相棒に頼み、たまには私が散歩に出ることにした。仕事を気にせずぶらぶら出来るのっていいもんだなあ・・・と、近くのコンビニでアイスを買って食べ、隣の古本屋をまったりと物色。

ところでそこの本屋、若い子向けの安いアクセサリーが置いてある。ゴロっちがそのなかの一つ、ハートをぐるっと繋げたデザインの指輪を指し、「これ可愛いねえ!買って!」とねだってくる。「ゴロっち、こういうのはめたいの?」と聞くと、「ちがう。お母さんがはめるの」「お母さんこれ買っていいの?」「いいよ。買って!」

そのちょっと私には可愛すぎる指輪を買ってはめろというのですか?・゜・(つД`)・゜・
でもなんとか私でもはめられそうなデザインで折り合いをつけて、買ってもらった(←お金を出したのは私だけど、気分的に)。

なんか照れくさいけど、嬉しいなあ(^^*)

もう赤ちゃんも卒業かな

2006-08-11 23:06:23 | コドモ観察記
言葉に関しては、喃語はどんどん複雑になってくるものの、「ワンワン」を覚えてからそればかりだったしー。けれど、目に見えにくいところでちゃんと成長している。

ご飯を食べている時、「おいしいね」言うと、こくんと肯く。初めて気がついた時は、偶然かな?と思い、もう一度「おいしいね」と言うと、やっぱり肯いた。こんな風に、「ああ、判っているんだなあ」と感じられる場面が増えてきている。
預かり保育の時にはゴロっちと別れるときに手を振りながら「ぶぁーぶぁー(バイバイ?)」と言ったり、時々ゴロっちに向かって「いーやーん(にいちゃん?)」と言っている。外に出る時には玄関で「くっくっくっ・・・(くっく→靴)」。

正直今はまだ親の目から見てすら「そんな気がするだけなのかも?」という程度だけれど、今までも「そんな気がする」は遠からず「気のせいじゃなかった」に変わってきたし、実際「くっく」は最近随分はっきりしてきたので、「ぶぁーぶぁー」や「いーやん」もおそらくしーの中ではちゃんと意味を持った言葉なんだろうな。

足もしっかりしてたくさん歩けるようになってきたし、言葉が出始めたらいよいよ赤ちゃんも卒業だ。ゴロっちのときはひとつひとつの成長が嬉しく、待ち遠しくもあったけど、今はなんだか寂しいというか、嬉しい反面、過ぎていく時間が惜しいような複雑な気分だ。
まだまだ赤ちゃんでいておくれよー・゜・(つД`)・゜・

ひらがなグッズ

2006-08-11 06:28:54 | 育児ヨロズ考
ゴロっちもそろそろ4歳。ひらがなを覚えてもいい頃だ。
以前からひらがなグッズは買っていたんだけれど、ゴロっちの興味がどうもいまひとつそっちへ向いていないらしく、自分の名前が書かれているくらいはわかるものの、ひとつひとつの文字についてはてんでダメだ。

さて今日は我が家のひらがなグッズ達をご紹介。

ミッフィーキューブもじあそび(ニチガン)

正方形の板の表に絵、裏にひらがなが書かれているというのがよくあるタイプだけど、これはサイコロ状のキューブの1面に絵(アヒルの絵と「『あ』ひる」という感じ)、他の5面に「あいうえお」が1面ずつ書かれている。「い」「う」「え」「お」も同様なので、「あ」の一文字が5個分ある。全部の文字がそうで、濁点、半濁点の行のキューブもあり、「ー」などの記号や数字もある。

このため、文字を覚えるだけでなく、キューブを使った言葉遊びができるのがメリット。しりとりをしたり、単語の一部だけを隠したり、クロスワードだって出来る。自分の名前を作るのも、例えば太田さんだったら「おおた」だし、苗字と名前に同じ音が入っているだけでも、ふつうの1文字1つしかない50音ブロックでは作れない。でも一文字が5個分あるので、すごく広がりを持った遊びが出来るのだ。

ただ、今のところゴロっちがちーとも興味を持ってくれない(苦笑)
言葉遊びはもうちょっと先かな。ただ、会話での言葉遊びは頻繁にするようになってきたので、もうちょっと気長に様子を見よう。

ちなみにくもんからもこんなものが。
ひらがなキューブつみき(くもん出版)


プラレールひらがなカード(ポプラ社)

相棒実家へ帰省する時、長時間のドライブは退屈だろうと、道の駅で買ったんだけど・・・これが今あるあいうえおグッズの中で一番ゴロっちをひきつけたものかも(^^;)

「あ」はあかしんごう、「い」はE系新幹線・・・終点の「ん」まで47枚のカードが全てプラレールのアイテムで作られているというもの。ああ、まさにうちの子のようなのをターゲットに作られている!判ってるんだけど、子供の食いつきがいいのでつい買ってしまった(笑)

でも、病院など静かにしてほしいときのために普段は出していない。それじゃひらがな覚えられませんよ。だけど家にいるときには見向きもしないしなあ。

ちなみにトミカバージョンもありました。


「あいうえおの本」(安野光雅/福音館書店)

これはまだ買っていないんだけど、図書館で借りて一目惚れして、購入予定の本。

「あ」から「わ」まで、ひとつひとつの文字を、見開きで説明する絵本。左ページに文字、右ページにその文字が頭に来る物の絵、というよくある構成なんだけど、そこは安野光雅、一味違う。

左ページの文字は、木を曲げたりくっつけたりして作られた造形になっている。木目も美しい。さらに、どれもこれも曲がり方が変。エッシャー的な「ありえない図形」になっているのだ。なんとも彼らしい。

右ページは「あ」ならあんパンに蟻がたかっているという感じなんだけど、まわりにさりげなく施された植物や動物などのレリーフが、これまたすべて「あ」から始まるものになっている。朝顔、あざみ、アシカ、鮎、アリクイ・・・そして、文字のほうも、「か」の文字には「かすがい」がはまっていたり、「く」には釘が刺さっていたり、「さ」は桜の木でできていたりと、なんとも芸が細かい!見るたびに細かい発見があって、小さい子だけではなく、小学生くらいまで、いや大人でも楽しめる本。実際私が欲しいわけだし(笑)

欲を言えば、周りのレリーフは白黒じゃなくてちょっと彩色して欲しかったな。モノトーンじゃ分かりにくいものも。


なんでもいいから早く覚えてひとりで本読んでくれ~(ちょっぴり本音)。

水遊びの週末

2006-08-07 01:29:35 | コドモ観察記
この週末は水遊びづくし。

土曜日は幼稚園のイベントで、水遊び大会。水鉄砲、泥んこ遊び、なんでもあり!先生たちも泥んこになっていた。先生たちの間でも、子供たちの標的になる「やられキャラ」があるらしく、特定の先生がやたら泥だらけになっていた(笑)それだけ子供たちと近い位置にいるってことなんだろうな。
子供たちは本当にいい顔で笑っていて、カメラを持っていかなかったのを本当に後悔した。

またこの日は、私は幼稚園のお手伝いで絵本の読み聞かせに初挑戦。絵本の読み聞かせボランティアって以前から興味があったんだけど、なかなか機会が無くてできなかったので、私にとっても楽しみな初体験だった。緊張したけど、子供たちが皆一生懸命聞いてくれて嬉しかったな~。
ちなみに下に紹介したレビューのうちの1冊が昨日読んだタイトル。

今日はプールを出そうと思ってたんだけど、同じ社宅のお友達のうちが先にプールを出していた。自分ちでプールやるときって、お友達がいないと子供たちもイマイチ盛り上がりに欠ける。どこも同じみたいで、「どうせやるなら一緒に」と誘ってもらったので、ありがたく便乗。お返しといってはなんだけど、そうめんを茹でていって、そこでそのまま皆でお昼ご飯にした。敷地続きの社宅だからこそ出来るワザ。

ゴロっちはお友達と一緒にご飯を食べて、隣でぱくぱくミニトマトを食べるお友達にちょっと刺激されて、頑張って一つだけ食べることができた。それを狙ったわけではなかったんだけど、思わぬ収穫だった(^^)v

これで花火もやっていたらバッチリ夏イベントだったんだけど、さすがに疲れてさっさと寝てしまったので、また今度にしよう。

「ピン・ポン・バス」/「クレーン クレーン」/「せんろはつづく」

2006-08-07 01:25:46 | 絵本
ピン・ポン・バス
クレーン クレーン
作:竹下文子
絵:鈴木まもる
出版社:偕成社

せんろはつづく
作:竹下文子
絵 鈴木まもる
出版社:金の星社

竹内文子・鈴木まもるコンビの3作。乗り物好きの息子におばあちゃん(私の母)が買ってくれたもの。3作まとめてご紹介。

「クレーン クレーン」
僕の大好きなクレーン。今日はどんな仕事をするのかな。工事現場、動物園、デパートの屋上に花を吊り上げて、川に落ちた自動車を助けて・・・
「せんろはつづく」
線路をつくろう!山を越えて川を越えてどんどん線路をつなげていって、駅を作って・・・さあ汽車に乗って、出発!

「クレーンクレーン」は、いろんなところへ行っていろんなものを吊り上げては降ろし、吊り上げては降ろし・・・と、クレーン車の一日の仕事の様子を追っていったかんじ。

「せんろはつづく」の方は小さな子供たちが線路を組み立てて、山を越え川を越えてぐるりと一周させ、駅を作って汽車を走らせるというもの。おもちゃのレールを組み立てている子供が、リアルに空想を膨らましているといった感じの絵本です。

この2作品は文章が簡単で内容もさほど複雑でなく、1歳代くらいの小さな子向け。文章は「せんろはつづく」が一番簡単かな。はたらくくるま系か電車系か、好みによって分かれるところだと思います(うちは電車の方が食いつきが良かった感じです)。
逆にいえばちょっと文章が簡単すぎて、対象年齢が狭いのが難点かな。3歳で読み聞かせするには短いです。まあ自分で読めるようになる頃もう一度活躍しそうですが。


「ピン・ポン・バス」
路線バスが、いろんなお客さんを乗せたり降ろしたりしながら走っていきます。スーパーの前で買い物客が、小学校の前で小学生たちが、病院の前ではお年寄りが、乗ったり降りたり。ピンポン。次、停まります。

これは、路線バスが始発から終点までいろんなお客さんを乗せたり降ろしたりしながら走っていく様子を描いたものなんですが、文章量も少し多く、絵も細かく書かれていて、2歳以上のほうが楽しめそう。おっとりした田舎の路線っぽくてノスタルジックな雰囲気です。バスが走る間に辺りはだんだん黄昏ていくのだけど、最後の山の夕焼けの色彩が美しい!
最後のページに運転席周辺の細かい開設が描き込まれています。

このコンビ、他にもたくさんはたらくくるま系の絵本をだしていて、「ピン・ポン・バス」には「うみへいくピン・ポン・バス」という続編が出ているみたい。この3作の中では一番楽しめたので、これも機会があれば読んでみたいです。

オススメ度:
「クレーン クレーン」★★☆☆☆
「せんろはつづく」★★☆☆☆
「ピン・ポン・バス」:★★★☆☆
鈴木まもるさんの絵が個人的にちょっと好みから外れるので辛め。ごめんなさい。

「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」/「あめのひのえんそく」

2006-08-07 01:08:48 | 絵本
でんしゃでいこう でんしゃでかえろう
あめのひのえんそく
作・絵:間瀬なおかた
出版社:ひさかたチャイルド

間瀬なおたかさんの、電車・バスの作品。こちらもまとめて。

「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」
山の駅を出た電車は、山を抜け、野原を走り、鉄橋を渡り、海へ出て、やがて海の駅へ。

これは山の駅と海の駅の間を走る電車を追っていったもの。わざわざ書くほどのあらすじでもないんだけれど(笑)
山の村からいくつも山を越え、野原を抜け、鉄橋を渡り・・・雪深い山からだんだん里へ下りていって、もう春の訪れている海辺へとダイナミックに景色が変わっていきます。

文章が簡単でリズミカルでいいです。ストーリーものがまだ難しい小さい子でも十分楽しめます。
また、電車の走る音がページごとに違うのもナイス。村では「ででん どどん」、広い野原では「でで どど」、鉄橋では「ででん ごごー」なんです。この擬音のセンスが私は好きだなあ。
乗客の表情もページごとに違っていて、お客さんたちの様子に注目しても面白いです。

また、この本は最初から読んでも最後から読んでも楽しめるように作られているのが特徴。山の駅から走っていって海の駅に着いたら、今度はまた山の駅まで逆にページをめくっていって読むことが出来るんです。ちょっとしたアイデアなんだけど、それがすごくこの本の楽しめる幅を広げています。


「あめのひのえんそく」
幼稚園の遠足でぶどう狩りに行くのに、雨が降っています。雨の中を走っていくと、ぶどう山に着く頃には雨が上がって空には虹が・・・。

これは仕掛け絵本。バスが緑の山や、青い海や、桔梗の野原や・・・トンネルを抜けるたびに現れる色とりどりの7つの景色を越えて行くと、最後にはそれが素敵な虹になっているんです。面白い発想だなあ。虹が現れるのは画面右上なんだけど、ちゃんとバスが走っている間は左下に視線が集中するように、バスは左方向へ向かって走っていて、虹になった時に初めて視線が右ページに向くようになっているの。上手く出来ています。

間瀬さんの本は細かい描きこみの中に遊びを探す楽しさもあります。ページごとにたくさんの車が描かれているんだけど、その中に、どのページにも必ず登場する車があったりして、細かく見るといろんな遊びが描きこまれているのに気がつきます。また、「でんしゃで・・・」もそうなんだけど、トンネルの部分には本当にページに穴が開いているの。細かいことなんだけど、そういうの子供は大好きですよね(^^)

オススメ度:
「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」:★★★★★
「あめのひの えんそく」★★★★☆
こちらも私の好みにドンピシャの絵柄ではないけど、それを補って余りある楽しさがあります。オススメ!

インターバル

2006-08-02 03:55:29 | コドモ観察記
幼稚園の預かり保育が始まった。

うちの園は働くお母さんにもかなり配慮をしていて、土曜日に行事があって月曜日が代休になる時も預かり保育をしてくれるし、夏休みもこうして延長ありの預かりを2週間もやってくれるのだ。といっても在園児であれば、親が働いているかどうかに関わらず安価で預かってくれるので、利用者もかなり多い。今日も顔見知りのお母さんに何人も会った。

ゴロっちにとっても、思い切り遊べる幼稚園へいけるのは嬉しい。預かりの保育間もプールで遊ばせてくれるし、普段の保育と違って昼寝もさせてくれる。うちでくすぶってストレスを溜めるよりよほどいい。私も、期間限定と思えばこそ預かり保育が始まるまでの1週間は頑張って遊びに付き合ってやることができた。子供たちをくたくたにさせるほど遊ばせようと思うとこちらも相当のエネルギーを使う。この1週間PCどころか家の中のこともかなりそっちのけにしてきた(いつもじゃん、とひとり突っ込み)。

預かり保育が終わったらまた頑張るために、これからしばらくは私の充電期間だ。

砂遊び

2006-08-02 03:21:10 | コドモ観察記
月曜は、ちょっと曇り気味のお天気でプールをするには肌寒かった。それでも預かり保育が始まる前の最後のひと頑張りと思い、海へ行ってきた。

うちは浜名湖も海もどちらも近いところにあり、海へは車で15分も走れば着く。一番近い海岸は遊泳禁止なのだけど、綺麗な砂浜がずっと続いていて、子供を砂遊びさせるのには絶好の場所。ときどき遊びに行っている。

この日は風があって波が高く、サーファー達が遊んでいた他に、バーベキューをする人や散策を楽しむ人、子供を遊ばせる人などがちらほらといるけれど、それもまばら。海の近くに住んだことがなく、夏の海岸といえばイモ洗い状態しか知らない私には、遊泳禁止とはいえ盛夏にこんな空いている海岸があること自体驚きだ。

しーは海が珍しく、どんどん入ろうとする。逆にゴロっちは「海に入ると波に連れて行かれちゃうよ!」としつこく言い聞かせたおかげで波からは逃げ腰。きゃあきゃあ喜びながら逃げていたが、いざ波に捕まって尻もちをつくとちょっとべそをかいていた。結局波打ち際からは早々に引き上げ、車の近くで遊んだ。ゴロっちは熱心に工事現場ごっこ。しーは砂遊びの楽しさはどうもまだよくわからないらしい。

それにしても砂がさらさら過ぎてお城なんかは波打ち際の濡れた砂でしか作れない。しーがもう少し大きくなって、海に入らないよう注意できるようになったら、大きなお城を作ったりトンネル掘ったり水路作ったり、楽しい砂遊びができそうだ。実はこういう遊び、私の方が好きだったりする(笑)

こういう自分のガキっぽいところ、私は結構嫌いじゃないんだな。

写真について

2006-08-02 02:12:03 | その他(ブログについて)
育児ブログなんてものをやっていると、写真の扱いをどうするかについては結構悩みどころです。子供たちの顔をネット上に晒すのは正直するべきではないとわかってはいるものの、せっかく交流のある人たちには見てもらいたくもあり、特に写真が趣味の一部となっている私には、写りのいいものをブログのために選ぶ楽しみもあり・・・。モザイクという手もありますが、モザイク入れるくらいなら載せてもつまらない。

そこで苦肉の策ではありますが、トップページから落ちた写真については子供のもののみ削除することにします。写真がないと意味の通じない文もありますが、文章については手を入れずにそのままにします。また、子供メインでないものは、顔がわからない程度に加工を入れます。あしからずご了承の程をm(__)m

ついでに涼しげなテンプレートに変えてみました。