こはるのつぶやき こころの色音

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怒りは厄介。

2014-08-08 08:38:57 | ひとり言
最近はわたしはあまり怒りを感じることはありませんでした。
まぁいっか、が浸透してきたのでうまくやり過ごせていたのでしょう。
なので人間が大きくなったのでもなく、単にいちいち反応してると面倒だから、
そんな些細なことに腹を立てていたらやっていけないという気持ちの方が優っていたのです。
けれど、それは思うに自分の気持ちをないがしろにしていることにもなります。
腹を立てる、怒ることはなど日本人は
人前で感情をむき出しにすることを
抑制するように育てられることが多いので、
その怒りがなかったかのように振る舞うことや
その場限りの感情コントロールに長けています。

ところがそうやり過ごしているといつか破綻して自滅して体調を崩すか、
誰かにぶつけて対人関係を悪化させるか、
ひたすら自分を責め自己嫌悪という深い穴に閉じこもる人もいます。

つまり怒りが厄介なのが、様々な自分の言動の源となっているということなのです。
とても人当たりの良い、普段温厚な方であっても
わたしはその人の持つ怒りの感情に気付くことがあります。
怒りの感情は沸点が下がると
目の前からはなくなったように錯覚して
もう何事もなかったかのように怒る前の状態に戻るのですが
自分の内面にはしっかりと残っているのです。
なので前回の忘れられた怒りの塊にまた新たな塊が乗っかり倍増します。

感情をあらげてはいけない、はしたないとわたしたちは大人になるに連れて、
自分の気持ちを抑えます。
それは社会生活では大切なことでもあるので、なにも大声で怒鳴って感情を解放しましょう、というつもりはありません。

どんな事で腹を立てるか、
何を言われると怒りがこみ上げるか、
その場その場で何に怒っているかをわたしは
面倒でも確認することにしました。
そうしていると、面白いように誰かの言動は単なる発火剤であって
怒りの根源は自分の内面にあることに気付きます。
それが理解出来ると
怒っている人=傷付いてる人と言い換えることが出来ますね。

怒りを感じたらその怒りを取り除くより
怒りの原因となったことを癒すことの方が効果的かもしれません。
そう考えると、いつも怒ってる人や
いつもいつもイライラしている人との接し方も楽になってくるはずですし
何より、自分が何に傷付いているのかがみえてきますよ。

お盆を前に台風の行方が心配ですね。
お休みでもそうではなくても、
どうかお気を付けて、お元気でお過ごしください😄