別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン7 Vol.7

2014-04-06 11:24:06 | シーズン7
第十二話 『時を超える殺人者』


40年代コスの兄貴の破壊力たるや

まさにやべえ…(ディーン吹替え東地さん声で)。
シーズン6でのカーボーイコスといい、これもジェンが古今で通用する正統派二枚目であるがおかげだよね。ジャレの場合こうはいかない(笑)
私はジャレの顔もガタイも好きだけど。友人は、もう弟が首から上がすげ替えとしか思えんと言っていた。コラージュ的な。


・人のエネルギーを吸い取りミイラ化する何者かが今回の相手。冒頭兄貴がそいつに飛び掛かかったところ、赤い光を発して二人とも消えてしまう。呆然と残されるサム。
・さかのぼること二日前、兄弟はミルズ保安官から狩りの情報を得て動き始めていた。
・相変わらずパソコンでディック・ローマンの動向を追って寝ようとしない兄にサムは。
・「自分でこんなこと言うとは思わなかったけど、日本のポルノアニメを見る兄貴に戻って欲しいよ」と。
・ディーン、女に不自由しない癖にアニメ見るんか。あれは不自由しているおと…(自重)
・ミイラ事件の調査のために事件のあった地域の廃屋を拠点にする兄弟。
・ここは嫌だというディーンにジャンケンの構えのサム。
・相変わらず負けとんのか兄(笑)
・ミイラ化した被害者の写真を見て兄、「ツタンカーメンしてる!」(笑)
・聞き込みの際に、「スミス捜査官だ。相棒もスミスだが親戚じゃない」って、兄弟に見られたくないなら苗字変えろよどうしたいのかわからん。
・パソコンで地元の監視カメラ映像をサッと出すディーン。びっくり弟。ディックに教えてもらったと自慢げな兄。かわいい。
・そして冒頭に戻る。
・男と取っ組み合ったまま、路地に転がったディーン。逃げる男を追いつつ路地から出ると…。
・そこは見知らぬレトロな雰囲気。おまわりに摑まるディーン。
・取り調べで、今度FBIなんて言ったら風穴開けるぞと。古典だ風穴(笑)
・「ドイツのスパイか!」 「ドイツってどいつ!?」 日本語的漫才。
・兄貴は1944年にタイムスリップしてました。身分証が発行年月日が今から68年も先だと言われ、いっしょけんめい暗算して、「おれは今44年にいるのか?!」
・ハイよくできましたvv
・途中入ってきたお偉いさん風情の男性が尋問を代わる。彼はディーンを攻めたてず、路地裏で会った男のことを詳しく話せという。
・自棄になってタイムスリップのことも話しても動じない男に、兄貴的カンが発動。“ひょっとしてあんたもハンター?”
・始めは否定するも、ディーンの無駄にキラキラしい瞳とお顔に手を差し出す40年代のハンター。
・「ディーンだ。ウィンチェスター」
・「ネスだ。エリオット・ネス」
・じゃじゃーん。兄貴の真ん丸お目めと共にそれ風の効果音。
・一方サムは隠れ屋で情報を追っている。ミルズさんが手伝ってくれることに。
・追っていた男と光って消えてしまったというサムに、そういうことはよくあるの?とミルズさん。
・「他のひとよりはね」
・もうこれくらいの別離プレイじゃ動じませんぜ弟。互いに地獄に行ってまた合流してんだから兄弟。
・ネスを前にはしゃぎまくる兄。アンタッチャブルは50回くらい見たと。かなりのマニアっぷり。
・兄貴のツボって、やっぱり巨大な組織を相手に少人数で命がけで立ち向かうところなのかな。
・ネス役の俳優さん、往年のK・コスナーには似てないけど、レトロな感じでなかなか良い。
・一緒に調べようと言うネス氏に、俺もアンタッチャブルの仲間入り?と喜ぶ兄。
・「アンファッショナブルだなむしろ」
・ネスの行きつけの仕立て屋に連行される兄(笑)
・仕立て屋の女主人エズラ。出た。スパナチュにおける女豪傑キャラ。
・彼女にスーツをあつらえてもらい、七三にきっちり髪もセット。
・ひゅーっとネス氏口笛。
ダイヤの原石なんですぜこの子は。
・ディーンがやべえスーツ姿にニコニコしてる頃、現代ではサムとミルズ女史が協力調査。
・ミルズさんもエズラより若いけど、いい感じでサムを面倒見てます。
・ネットを駆使する現代組と違い、パソもないのに光る男の正体をすぐに調べるエズラ女史。どういう手腕。
・男は時を操る神、クロノスでした。
ってちょっと待てや
・昔は生贄を与えられてたが、今は権威もなく自分で調達している(サム言)って、そんなあんた。
・オシリスに引き続き、スパナチュ的神落としのネタ。
・クロノスはギリシャ神話の時の神で、占星術的には土星を象徴します。人のエネルギーを吸うとか、どんな神だい。
・「神を殺せる武器を見つけたら教えてくれ」ネス氏。
・「お安い御用よ。2,3時間したら来て。それまでに見繕っておくわ」エズラ女史。
・あなたが神ですか。むしろ現代に来て下さい。
・「奴を見つけたら殺す、なぜならそれが…」ネス氏。
・「シカゴの流儀だから」ディーン(中折れ帽をカッコよくかぶり)
・「流儀なんてあった?」「誰がそんなことを」
・「…ショーン・コネリーさ」
・アンタッチャブル的ネタをことごとく否定され、おかんむりの兄(笑)
・謎の男がそのころ住んでいた家に踏み込む二人。ピックも使わずいきなりドアを蹴破るネス。アンタッチャブル!
・賭けレースの結果を先にわかるクロノスは、それで稼いで生活している模様。たいへん姑息です神。
・取引していた予想屋を尋問する二人。いきなり殴りつけるディーンに呆れ顔のネス氏。
・「あんた、こうやってたよな!」
・まだ映画から抜けられない兄貴。
・良い警官悪い警官セットで、ネスは「ここにいる相棒は戦争から戻ったばかりで、この二年間ナチスどもを殺してきたんだよ」と上品に脅す(笑)
・拷問体制に入った兄貴のベストにサスペンダー、ガンホルダー姿がすでに神
・クロノスの人間バージョンを追い車内待機。「ハンターになったのは家族が死んだから?」と聞く兄に、誰も死んでないよ。怖いこと言うなと返すネス。
・今は何のために狩りをしているのかわからないと打ち明けるディーンに、「悪いがお涙ちょうだいはよしてくれ。未来のハンターはみんなヤワなのか」とそっけないネス。
・家族も自分もいつかは死ぬ。狩りをすることで何かは変えられる。狩りこそ男の仕事だときっぱり。
・クロノス野郎が出てきて別嬪さんを追いかける。追跡する二人だが… 二人は熱いチューを交わしてました。お付き合いしてる模様。あらら。
・ネスは二人を見張り、ディーンはエズラ女史の元へ。「樹齢千年のオリーブの木。特殊な血に浸してある。敵の心臓を指すの」
・だからいったいどうやって調べたの。
・クロノスを殺したら、俺はこの時代に残るのか?というディーンに、あーらこの時代も捨てたもんじゃないわよと熱いベーゼをかますエズラさん。眼が白黒の兄。
・一方ネスが見張るクロノスは、カノジョに言われてゴミ出しをしている(おい…)
・兄貴はまたも映画的方法で、現代で拠点にしてた廃屋を訪ねる。40年代には人が住んでいて、人の良さそうなご主人が。
・「特別捜査官のケヴィン・コスナーです。連邦シロアリ除去局から来ました」
・白アリ捜査官。無駄にカッコいい。
・サムが簡易寝床を作っていた部屋は、40年には立派な寝室。ベットをずらして枕を床に置き寝っころがるディーン。
・目線はここら…。
・現代組。兄貴を連れ戻すには、クロノスとお手て繋いでいるところを呼び出さなくてはならない。その時間などわかるはずもなく行き詰っている。
・調べ疲れ寝不足の弟は、おっかさん的ミルズさんのお叱りでベット(便宜的ムシロ)に追いやられる。
・床に突っ伏し寝る体制のサム。
・が。
・目線の先の壁に、文字を見つけて飛び起きる。
「SAM」
・この家が長く持つように特別な仕掛けをしておきますって、弟印ですか
・バックトゥザフューチャー仕様で未来の弟あてに手紙を取り付けた兄。68年間、サム印の壁のラブレお手紙はそのままだったらしい。
・「44年にタイムスリップした。今の相棒はエリオット・ネス…」手紙を読むミルズさんに、弟の“ね。ぼくの兄貴やるでしょv”的な顔が。
・日付がわかったので、時間を調べる二人。老人ホームにかつてのあの別嬪、クロノスの恋人ライラを訪ねる。
・真っ赤なコートが良く似合ったブロンド美人は、今は真っ白な髪の小太りな老婦人に。
・彼女はネスとディーンを覚えていたが、ディーンはイーサン(クロノス)に殺されたと…。
・40年代ではクロノス宅に飛び込んだディーンは彼に殺されかけるが、ネスがライラ嬢を拘束し、緊迫状態。
・ライラを愛したから、この時代に残るために人のエネルギーを吸っていたというクロノス。
・修羅場のうちにサムとミルズコンビが現代に神を召喚し、掴んでいたディーンも光り出す。
・「おい、アンタッチャブル!」とネスの機転で投げた武器ごと現代へ。
・間一髪でサムがクロノスを仕留めました。でも今わの際に、『世界は黒い粘液に覆われる』と予言して死ぬクロノス。
・リヴァイアサンの影を残して。


今回は兄貴の正統派スーツ姿が拝めたに加え、私の好きな年上女性から世話焼かれる兄弟が見れて満足。
恐るべき英知と豪胆さとおばはんパワーに満ちたエズラさんに、兄貴は久々にエレン的ハッパやら世話をされてかわゆいのである。
そして弟担当はミルズ保安官。こちらはママパワー。どちらも男勝りだけど、兄貴は派手なおふくろ的、サムは理知的ママタイプに面倒みられるっていいねvv

神を落とすスパナチュ的世界観はいつものこととして、40年代美人だったライラ嬢がいいおばあちゃんになってる姿が容赦ないと言うか。
可愛い上品なおばあさんなんだけどね。44年に20歳だったというから、88歳なわけで(^_^;) そうは見えない達者ぶり。
でもこの時代に飛んで人のエネルギーを吸っていたクロノスは、ライラおばあちゃんが生きてることも知ってるわけで。
自分と人生を共にできなかった老婦人には興味ないのかね。そこらが残酷な感じ。
彼女が生きてなかったらディーンは助からず戻れなかったわけだけど、そこらはタイムスリップものは都合主義で通さないと成立せんから(笑)
ネス氏のハンター姿勢は、前回に引き続き迷える兄貴への喝。ディーンは思わぬ相手から覚悟を説かれることが続いてるね。

弟が寝っころがったら、この位置を見る。それがわかってる兄貴という生き物が、この回における真のエポック。
二人の間にはだれもアンタッチャブル。






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