草花探訪

季節の草花苗づくり

今日はさくらの日

2019年03月27日 | 花の写真

今日3月27日は「さくらの日」です。

七十二侯の「桜初めて開く」に当たることと、「咲く(3X9)=27(日)」

のごろ合わせから制定されたそうです。

 

桜の開花を心待ちしていたこの一週間、でも天気の変化は目まぐるしく、真冬の

ような寒さの日もあれば初夏を感じさせる陽気の日もあったりしてと、適応能力

低下の老人の私には酷な日々でした。咲きかけた桜の蕾も開きかけては閉じたりと、

82歳の老人と同じだったのでは?

 

夜明け前5時過ぎから歩き始め日の出の6時過ぎに終わる約1時間のウオーキング

(隔日に実施)、その途中に立ち寄る平野神社の魁桜の蕾の状態を観察し、開花を

心待ちにしてきました。

魁桜は22日に開花し26日現在5分咲です。例年この桜が開花して4~5日後に

ソメイヨシノが開花します。今日あたりが開花日です。

 

開花を待ちわびて、十時過ぎには観桜客でいっぱいです。写真撮るポジションも

取り合いです。外国人も多くしかもマナーの理解がもう一つで、花の下で集団に

なって動こうとしなっかったり、枝を引っ張ったりと。

平野神社にはいろんな種類の桜の花が楽しめて、ソメイヨシノの開花前でも

陽光桜や山桜が咲いています。

山桜は紅白幕で囲まれた桜苑の中に咲いています。

 

「魁桜」の品種は「枝垂れ桜」(枝垂れ桜一重咲)ですが、上京区に住む

私のすぐ身近で鑑賞できる場所として、千本釈迦堂・御所・平安女学院・

府庁があります。26日に尋ねてみました。

千本釈迦堂の桜はまだ2~3分先といったところ。

御所の糸桜は7~8分咲で観桜客やカメラ愛好者でいっぱい。

平安女学院の桜は烏丸通からぱちりと。

府庁の桜はまだ1~2分咲といったところ、月曜日であったこともあってか

人影まばら。

     

花に合わせて花見を楽しみに来られた人の様子も写してみました。

今回は桜の花の写真をメーンにしました。

でも、本当は書きたいことがほかにあったのです。

市立女子中学生の覚醒剤問題です。

生徒指導については校長としても市教委の担当課長としても精力的に携わって

きた私です。気になります。心配です。

生徒指導の根幹は「見逃さない観察  迅速な対応  心に響く指導」です。

現場の先生、頑張ってください。

 


還暦を迎えた教え子達と

2019年03月20日 | 花の写真

16日、西院中学校勤務時代の教え子と10年ぶりの再会がありました。

昭和49年卒業の彼・彼女たち、結構若々しくて、還暦という言葉で抱くイメージ

とはほど遠い容姿と表情でした。

でも近況を語る言葉の端々から、決して順風満帆な人生ではなかったことが読み

取れ、それをサラッと語る逞しさに感心させられていました。

女性たちはそれぞれ若々しく、とても還暦の年齢には見えませんでした。

男性は風貌だけを見れば私と年齢差がぐっと縮まったような人もあったり……。

彼らが在学し卒業した昭和50年前後のごろは、全国的に「荒れた中学校」

が問題となっていたころです。

昭和50年から始まったテレビドラマ「金八先生」、その素材になるような

出来事は、彼らの在学中の西院中にもゴロゴロあったと思います。

対教師反抗暴力だけは起越させないようにと、私や数人の生きのいい教師

が頑張ったおかげだと自負しています。

 

そのころ、私が30歳代後半に入ったころでした。

一学級担任という存在よりも、校内で起こる問題行動の対処と事後指導を

一手に任されて走りまっわていました。

問題を起こし家庭裁判所送致になった生徒の多くとは、幸いなことに

私とは信頼関係ができていたようでした。

そのことが家裁調査官にも評価されて、初犯の生徒は「不処分」になるケース

も多くあったことを懐かしく思い出します。

 

30歳代後半といえば、教師歴十年以上、教師としては脂がのっている中堅的

存在のはずです。

私と教師になった同期の仲間達はそれぞれの学校で、生徒主任や学年主任など

の役職を担当していました。

ところが西院中では、当時約30人の教職員の組織の中で私より若い先生は

わずか2~3人という状態で、37歳になっても新採・初任者教員並みの存在と

扱いと存在でした。

何か事があれば真っ先に、学年や学級に関係なく、勤務時間外であろうと

真夜中であっても引っ張り出されて生徒補導に奔走する存在でした。

それも連日連夜にわたることもあって、不眠不況が常態化していたこと、

今になれば懐かしい思い出ですが当時は不満が募っていました。

 

さて後半はガラッと話題を変えて、まずは孫の中学校の卒業の様子から。

私の母校でもある衣笠中学校、卒業生を待ち受ける在校生やOBの卒業生たち。

その態度や服装から落ち着いた学校とわかり、しっかりと教育がなされている

ことを感じ取りました。校門までの通路を在校生と保護者が並び拍手で見送り。

担任の先生の晴れ姿と表情はいつ見てもいいですね。

担任先生の二番目後ろが孫です。

     

次はさくら情報です。

京都の桜開花の隠れた標本木といわれる平野神社の「魁桜」と御所の

旧近衛邸跡の「糸桜」(ともに枝垂れ桜一重咲)、例年であれば3月

20日ごろには開花するはずが、今年は19日現在開花していません。

「魁桜」は一輪だけ咲いていたのでぱちりと。

「糸桜」は遠目で眺めると蕾が膨らみ木全体がピンクがかって見えますが

まだ開花には至っていません。

開花すると下の写真のようになりますが。

というわけで平野神社付近で今見られるさくら情報を。

まずはカンザクラ(西大路に面したカンザクラ)

京都新聞や関西系の夕方の情報番組で取り上げられた「モモザクラ」

は満開です。

開花待たれる「ソメイヨシノ桜」は蕾膨らむ、もう1週間後でしょう。

最後に春の緑の代表「柳」を。

 


巣立ちのころ

2019年03月13日 | 花の写真

春のあったかさを先取りしたような日が続いた後の冷たい雨に、膨らみ始めた

桜の蕾も戸惑っているのでは?

 

京都市立中学校では毎年15日がの卒業式ですが、めでたい門出を祝うような

春の日差しを受けたという記憶はあまりありません。どうか今年は暖かい晴天

でありますようにと祈ります。

卒業証書を壇上で一人一人に手渡し「よく頑張ったね、おめでとう」と声を

書けます。

寒さで凍えそうな手で、手渡し間違いのないように細心の注意を払いながら

約1時間かけて渡します。足は棒のように突っ張り、花粉症での咳や鼻水に気

使いながら。

 

壇上に国旗・市旗を掲げる会場設定、式次第は国歌斉唱から始まり、証書授与

を一人一人に壇上で手渡す方式も、今では見慣れた風景となっています。

しかしこれも、教職員組合や地域の革新系団体の猛反対と抗議をうけ、粘り強く

話し合いを積み上げてきた苦しい歴史があることを忘れられません。

 

また、「荒れた中学校」という不名誉うなレッテルを張られたころは、式前日、

会場設営後も荒らされないかと深夜まで気を配ったものです。

学級担任は頭髪や服装の乱れがないようにと、気がかりな生徒へ、前日夜に

家に出向いて点検したりと。

普通では考えられない努力と苦労をしてきたことが、つい先日のように

思い出されます。

 

さて、この時期の花の話題に移ります。

春黄金花(サンシュウ)です。黄色い小さな花弁4枚を木一面に集めてつける

花木です。

民謡のひえつき節に「庭のさんしゅうの木 なる鈴かけてヨーホイ 

 鈴の鳴るときや  出ておじゃれよ  」と歌われています花です。

 

次に「桃桜」です。平野神社にある数本の木が満開です。

平野神社では早咲きで有名な「魁桜」(一重咲枝垂れ桜)は

蕾膨らむといった状態です。

桜はこのよう状態なので北野天満宮の梅林の様子を紹介して終わります。

 

最初は紙屋川沿いのしだれ梅と背景は鶯橋です。

最初のは人を背景に入れて見ました。

 

梅林は満開です。

最後に本殿前の「飛び梅」伝説の梅も満開です。。


春み~つけた!

2019年03月06日 | 花の写真

今日3月6日は二十四節気の一つ「啓蟄」です。

物の本によると「啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動き出す頃のこと。

一雨ごとに春になる、そんな季節の気配を感じるころ」とあります。

 

現職時代(二十数年前)京都市立中学校教員だった私には、この日が

公立高校入試の日であったため、特別思い出深い日でありました。

管理職として13年間赴任した学校には「公立一本」(当時経済的に恵まれない

家庭の生徒への就学援助制度が不十分)という生徒が多く在籍していました。

彼・彼女たちは公立高受験に失敗すれば昼働いて、夜に定時制高校で学ぶ

という厳しい進路選択です。

ですからすべての教職員が祈るような気持ちで入試のこの日を過ごしました。

「どうか実力発揮しますように」と祈りながら過ごした…。

 

今は82歳の老人、寺社の境内や道端に咲いている花に目を止めて季節の

移ろいを感じる、のんきでのぞかな生活を過ごしています。

平野神社の桜苑でタンポポ・フキノトウ・イヌノフグリを見つけました。

毎年3月3日には千両が辻の雛飾りを拝見し、そのあと少し東の戻り橋

たもとの、どこよりも一足早く開花する河津桜を見に行ってきました。

3日現在三分咲きといったところ。

平野神社の早く咲き始めることで有名な「魁桜」のつぼみはまだ硬いでした。

「桃桜」のつぼみは少し膨らみ、かすかにピンク色が見え始めていました。

最後に「啓蟄」にちなんで梅の花にミツバチがいないかと探してみましたが

残念ながら見受けられず、「メジロ」がいたのでパチリと。

 

私たち夫婦はそろって、今年の冬を風邪ひかず、寝込まずに過ごし

そうです。小さな小さな自慢です。