金魚にオレオクッキーはマズイっしょ・・・(汗)
2007年 アメリカ・オーストラリア 122分
監督・・・ニール・ジョーダン
出演・・・ジョディ・フォスター テレンス・ハワード ナビーン・アンドリュース ニッキー・カット
ニューヨークでラジオのパーソナリティを務めるエリカ・ベインは、婚約者のデイビッドと公園を散歩中、暴漢に襲われた。病院で意識を取り戻した彼女はデイビッドが死んだことを告げられ、悲しみに打ちひしがれる。自らの心にも傷を負い、満足に外出することもできなくなってしまった。そこでエリカが手にしたのは一挺の拳銃。そしてある日、偶然立ち寄ったコンビニで、強盗にその弾丸を発射するのだった・・・
これはアメリカと日本じゃ評価が分かれるかもしれませんね。
こういう事件が日常茶飯事に起きているアメリカでは、正当化されるだろうし、
日本ではやっぱりこれはいけない事、と言われるかもしれない。
ただ被害者のエリカの心情はとても理解できる。
自分の愛する人をあんな形で失って、加害者はまだ町をウロウロしてる・・・
怖くて外にも出られない・・・
やっとの思いで尋ねていった捜査をしているはずの警察でも、
受付では心無い対応をされる・・・(日本じゃ考えられないねっ)
事件後、ラジオで自分の心情を吐露する場面は涙が出そうになりました。
日本では銃を使って復讐なんて、現実としてまず有り得ない事だけど、
もし自分がエリカの立場になったら・・・アメリカにいて銃も手に入ったら・・・
こんな事は絶対しないと言い切れる自信はありません。
ちゃんと裁判にかけて云々、というのはわかるけど、
気持ちがわかるだけにそうしない自信はないなぁ。
でもこの結末ってどうなんだろう・・・?
もうこれ以上エリカが人を殺す事はないだろうけど、あの刑事のやった事は本当に正しいんだろうか?
なんか下心があってのことのように思えてしまった
でも自分も合法で裁きたい人間を裁けない苛立ちがあったからこその行動だったのかもしれませんけど。
ジョディ・フォスターは人を殺してしまった事で自分が変わっていく恐れや苦悩をよく表現していると思います。
テレンス・ハワードも人間味のある刑事役を好演。
面白かったぁー!と言える映画ではなかったけれど、
ジョディファンはやっぱり押さえておいた方がいいjかな
これは先日読んだ『処刑者たち』という本に通じるものがありました。
やっぱりアメリカと日本じゃー復讐なんかに対する考え方が違うのでしょうね。
起きている凶悪事件の数も質も異なるだろうし・・・
でも、最後の展開には唖然としました。
やっぱり刑事があれをしたらイケナイのではないかなぁ~
エリカが人を沢山殺めたのも・・・どうかなぁ~
ちょっと後味が悪かったです。
おっしゃるとおり、すっきりした終わり方ではなかったですよね。
モヤモヤしたものがずっと残ってしまって・・・。
エリカが最初の殺人をしてしまったことでタガが外れて、犯人を殺しに行くのはわかるんですけどね。
それでも、刑事は自分のするべき事をした方がよかったんじゃないかと。
日本人はそう感じる人が多いんじゃないでしょうか・・・。
ジョディ・フォスター、快心の演技でした。
ラストは私も納得できませんが、こういう終わり方もありかなと・・
刑事に勇気があったなら・・。。
簡単に銃が手に入るアメリカは問題ありますね。
女性特有の心理描写もよく描かれていてよかったです!
賛否両論分かれそうで,そして「許せない」という意見がきっと多いと思います。
私は決められませんでした(おいおい)
あ,理屈の上では「許せない」ですよ,
でないと何でもアリの世界になっちゃって
それこそ暴力が蔓延しますから。
でも,やっぱり犯人の行為が酷すぎて,それに法律や裁判なんて,抜け穴がいっぱいあって,極刑にならない可能性もあるわけで
自分の手で制裁したい,という気持ち,とてもよく共感できました。
こでまりさんの仰るように,自分でもやっちゃうかもって,思いました。
だから,ラストの刑事の行動も,私はあれでよいと思いました。
もちろん正しいとは思いませんが。
お久しぶりです~ネ
ジョディはさすがの演技でした
日本でもしこのように簡単に銃が手に入ったら、似たようなことが起きてもおかしくはないと思います。
あの刑事も、これから何かを背負いながら生きていくことになってしまうんでしょうね。
それにしてもこのラスとは意外でしたわっ!
複雑ですよね。
心情的にはエリカのやってることは充分理解できるし、当然の事だと思う自分がいる反面、
社会的にはそれはやっちゃいけないことだと思う自分もいたりして。
「正しいか正しくないか?」と聞かれると、エリカのやることは「正しくない」と言えるんだけど、
「許せるか許せないか?」と聞かれると、許せちゃうかなぁ・・・
ただ、復讐のみならず、他の犯罪者も裁いてしまうのはどうかとも思っちゃうんですよね。
身を守るために入手した銃がエリカを違う方向に
どんどん走らせてしまったのが気の毒でもあり怖くもあり。
でもラストで犯人たちに銃を向けた時の彼女の気持ちって
いたいほどわかるんですよね。
法が裁くとはいっても、そんなの生温いって思う残酷な犯罪ですもの。
ジョディとテレンス・ハワードの見事な演技に満足感大きかったです。
この問題って複雑ですよね。
死ぬまで銃を手にしない一般の日本人と、普通に自宅に銃があるアメリカじゃ、
考え方自体が違うだろうし。
自分が銃を持ったことで、エリカのような行動に走ってしまったのは悲劇かもしれません。
ジョディはこの映画でも見ごたえありましたね~!
でも、ジョディ・フォスターの演技の素晴らしさには
感銘を受けました♪
最近の彼女の出てる映画では一番の演技だったかなぁ、と思います。
この世の中、不条理なことがたくさんありますが
それをなんとか乗り越えなくっちゃ行けないんですよね~・・。難しいけど。
ラストのあの刑事の温情を受けても、きっと
彼女の魂までは救われることなく、私刑を実行しても
それを温情で見逃してもらっても、やっぱり救われないんだよってことを言いたかったのでは?!と感じました。
思ってたよりも面白いって感じはしなかったですが
見ごたえありました。
ジョディの出演作はストーリーは別として、どれも見ごたえあるものになっていますよね!
ただただ、さすがと言うほかありません。
確かに自分が私刑を実行しても、それで自分が救われるわけもなく、
死ぬまでそれを背負っていかなくちゃならないんですよね。
でも加害者が捕まらないままでいるのもツライ・・・
捕まっていたとしてもツライのは変わらないわけで、被害者の周囲の人間にとってはたまらないものがありますね・・・。