いまどきの女子高生だってあんなに簡単にパンツ脱がない・・・よね?
’06 フランス・アメリカ・メキシコ 143分
監督・・・アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演・・・ブラッド・ピッド ケイト・ブランシェット 役所広司 菊地凛子 ガエル・ガルシア・ベルナル
壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしているアメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜く。なんとか医者のいる村までたどり着くが、応急処置がやっと。彼は英語がなかなか通じない村の住人たち、対応が遅いアメリカ政府に苛立ちを露わにするが…。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされない日々にいら立ちを感じていた…。
賛否両論のあるこの映画。
残念ながら、私にはあまり響いてくるものがありませんでした。
やっぱり話題になってしまうのは、菊地凛子。
申し訳ないけれど、高校生・・・というのにはちょっと無理があるような
ヘアースタイルをもうちょっと、どうにかすればよかったのかも知れないけれど・・・。
でも、聾唖のチエコを文字通り体当たりで演じていました。
チエコの行く先々で、音声が落とされる演出、あれは良かったと思います。
耳の聞こえない状態がどういうものなのか・・・。
クラブで楽しそうだったチエコが一気に孤独になっていくところは切なかった。
聾唖者であるために、周りから異質な目で見られたり、理解してもらえなかったり、
辛いことがたくさんあるのはわかるけど、
それでも、チエコがとる行動はちょっと理解できませんでした。
リチャードとスーザンの夫婦が絆を取り戻していく過程はとてもよかったと思います。
妻が撃たれ、どこからも救助が来ない状態の中で、
リチャードは妻のために必死になって妻のために奔走します。
言葉がわかるのはガイドの通訳だけ。
一緒にいたツアー客も彼らを見捨てて帰ってしまい、
この夫婦にも例えようのないない孤独が訪れることになります。
言葉が通じないから意思の疎通ができない。
でも言葉がわかっても気持ちは通じない。
切ないですよね。
確かに切ないんだけれど、淡々としすぎているせいか、私にはちょっと・・・
私がニブ過ぎるだけ??
とっても感想が言いにくい映画でした。
しばらくたってまた見直したら、違った感想が持てるのかもしれません。
それでもやっぱりチエコの行動は理解できないだろうな。
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こでまりさんも感想に困ったようですね。
私もです!!
私の場合、映画のテーマであろう『届け、心』と『旧約聖書のバベルの塔』が、この映画のエピソードと微妙にズレているように思えたんです。
そして、少年が放った銃弾、撃たれてしまったアメリカ人、メキシコ人の乳母は、「罪なき(?)愚かな行動」の結果で、「心が届かない」というテーマには、チエコが一番当てはまったように思えました。
で、チエコのエピソードが核になるはずなのに、彼女の行動が極端で、痛々しくても本質が見えにくかったと思います。
全体的には重厚なドラマで良かったのですが、もう少し分かりやすいメッセージを盛り込んで欲しかったですね。
(言ってる事が分からなくなってきた・・・泣)
そっか!東京とそれ以外のエピソードのテーマがちょっとずれちゃってるから、
東京だけ浮いてるように感じたのかも。
予告を見ていると、もっと言葉が通じない事による心が通じない辛さを表現してるのかな?と想像していたんだけど、
それとはちょっと違った感じだったから、余計にそう思えたのかもしれません。
外国の人から見たら、チエコの行動を理解できるのかも知れないですけど、
同じ日本人から見たら、極端すぎちゃいますよね、あれは・・・
菊地凛子の女子高生ね...うぅ。
まぁ「熱演」かもしれませんが、かなりムリがありましたね。そんなナンパはされんだろう、みたいなw
予告などから受けた印象と、いざ観てからの印象が違いましたね。
もう1回みたら受け止め方が違うかも!?
菊地凛子はそう童顔でもないので、ちょっと無理があるように思えます
そう、私もしばらく経ってから見たら、違った印象になるんじゃないかとは思うんですが、
DVDが出るまで待ちます
覚悟して見たので、さほど失望せずに済みました(笑)
そう、日本のエピソードが凛子さんの行動や
”高校生に見えない”部分を含め(^^;;) 一番
浮いていたと言うか、納得できない部分がありました。
すんなり入ってきたのはあのモロッコの2人の少年のエピソードかな~・・・
壊れかけた夫婦もその修復に何故モロッコへ?
まぁそれはいいとしても、なんで”団体旅行”で行かなくっちゃいけなかったの、とか思っちゃった(^^;;)
感心したのはベビーシッターさんがスペイン語で
どんどん話してるのに、それが全部わかるあの子供たち。でもって、シッターさんのスペイン語に英語で答えて、シッターさんもそれがわかると。こういう状況があのあたりのアメリカの現状なんだな、と改めて思ったりしました。
人と人が心を通わすことの大切さと、それがどんなに
難しい事かってことが全編を通じて描いてあったと思いますが、なにもこういう手法にしなくても(手法は目新しかったですが)と思いました。
TBさせていただきました~♪
日本のエピソードが納得いかない・・・というのは、私達が日本人だからなんでしょうかねぇ・・・?
何かおかしいと思えば、製作側がどうにかしてるはずですよね。
これが外国で起きた出来事だったら、すんなり受け入れられたかもしれません。
前評判が高かっただけに、個人的にはちょっとガッカリして帰って来ました。
外国人受けする映画なのかな・・・
シッターさんがスペイン語で・・・ていうところですが、
実はウチのお隣さんが、ご主人は日本人、奥さんはスリランカ人のお宅なのですが、
奥さんが子供に英語で叱ると、子供は日本語で反論するんですよ。
生まれた時からそういう環境にいると、それが自然な事なのかもしれませんね。
(うらやましかったりする・・・)