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こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境 映画 上映時間 115分 製作国 日本 公開情報 劇場公開 (メディア・スーツ) 初公開年月 2005/04/02 ジャンル サスペンス/アクション/ドラマ 映倫 R-15
小学生の頃に受けたイジメの復讐をするために、10年ぶりに地元に帰ってきた村崎十三(小栗旬)。彼の標的は赤井トール(新井浩文)。十三は赤井と同じ職場に潜り込み恨みをはらす。十三の中には13号(中村獅童)という凶暴な人格が宿っていた・・・。 (Yahoo!映画より抜粋)
これは怖い。。。
漫画が原作の物語とはいえ、現代の日本においてはもはや「作り話」として笑い飛ばせない怖さがあります。これ、みなさん観ましたか?とっても衝撃的な映画です。幽霊とか心霊とか、そういう怖さではない分、逆に「怖い」です。
((((>ω<))))ぶるぶるっ!
しかしまあ。これを観た後のイヤ~な気分はどう表現して良いものでしょうか?
日々目に飛び込んでくる少年や青年たちによる残酷で非情な犯罪のニュース。一つカタが着くのを待たず、数日後、また新たな事件が起こる。そして逮捕された青年はカメラに薄ら笑いを向ける・・・。まったく日本はどうしてしまったのでしょう?そしてこれから何処へ向かい、行き着こうとしているのでしょうか?この映画を観た後には、どうしてもこんな考えが頭の中でオーバーラップしてしまいます。
そんな時代に向けられた、これはかなり攻撃的な映画です。映像も残酷そのものですが、描こうとしている内容もまた残酷です。この映画をかなりマニアックな視点から捉える方もいるようですが、こっちゃんはとにかく恐ろしさが先に立ってしまって、しょうがありませんでした。
子供の頃に受けたひどいイジメに対して、自分の中の別な人格が恨みをはらすというお話しです。
十三(じゅうぞう)という青年の中に潜む「13号」というその人格は、まさに恨みの塊のような存在。一度表に顔を出すと、もはやモトの自分では抑えることなど出来やしません。ただひたすら復讐の怨念と化すのです。
非常に凶暴です。
比較するのもなんですが、今年観た復讐モノ映画「親切なクムジャさん」、「オールドボーイ」からみれば、この「隣人13号」は前2作以上に精神的に来ます。というのは、韓国で取り上げられた2本の復讐映画は確かに残酷で痛々しいのですが、まだ他人の復讐劇を観ている感覚で済ますことができます。つまりまだ何処かに逃げ場があるんですね。
でも、「隣人13号」は違う。自分の身にも”隣人13号ぴ”は潜んでるかもしれないという生々しい恐怖心を伴いながら、ずるっ、ずるっとドラマに引きずり込まれるような感覚があるからです。もちろん笑える場所など一箇所もありません。
自分でなくたって、良く知ってる知らないに関わらず、向かいや隣に「13号」はいるかもしれないし、今日街を歩いている時に、たまたますれ違うかもしれない。
そういう恐怖心から来るものです。
同じアパートに住む中年、親切に接してくれた青年、まだあどけなさが残る子供までもが無残な姿になってしまうこの映画を、無理にオススメもできませんが、もし興味があるならば観てください。映画としての出来は良いのだと思います。
もちろんイヤ~な気分になることを覚悟してから鑑賞にのぞまねばなりませんけど。
でも昨今の犯罪を見れば、この映画のように別人格に振り回される人がいるというのは必ずしも否定は出来なくなるはずです。
家庭では日頃から良い子だった少年が、ある日突然母親を殺害する。そして少年院から出所後、今度は何の関係もない姉妹を殺害する。こんな残酷な人格が普通の人間のものとは思えません。
しかし、これを”ヒトゴト”で済ませてはいけません。
だって、「13号」は、十三(じゅうぞう)クンの中だけではなく、すべての人間の中に潜んでいるのかもしれないのですから。
この映画の中村獅童さんは、夢に出そうなくらい怖いです。
《2006.08.04記事一部改訂》
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隣人13号 アミューズソフトエンタテインメント あなたの中の隣人13号を抑えながら観てください |
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隣人13号 SANTASTIC ! BOX アミューズソフトエンタテインメント あ!13号が来た・・・ |
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隣人13号 1 (1) 幻冬舎 原作漫画 |
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はがれた夜 平川地一丁目, 林龍之介, 鹿島達也, 白鳥英美子 DefSTAR RECORDS エンディングテーマ |
怖いとか、そういう言葉ですまされない映画ですよね
思わず邦画好きの封印映画にしようか思ったくらいでした
コレこそ観るタイミングを間違えたら、大変な事になりそうよね。
ブログのタイトル「まだまだ邦画好き…」ってのはどうかしら?
祝9連チャン♪
ありえる話ですもんね。
レヴューと画像だけでも、伝わってくるもんね。
獅童さん、大忙しですね。最近。
芸の幅が広い!
多重人格ものですかい、ダンナ。
これもそのうち観てやるぞ!
えっ、ブログタイトルは「ファンタジーだから許して」なんでしょ?
・・・あは。
獅童さん恐すぎ・・・・
イッちゃってるって言うか、もうワケわかんない
ような怖いの。
DVD出てるけどなかなか空いてなくって観れない~。
空いてたら即借りてミマ~ス!!!
たしかに・・・。
これはどう評価して良いものか困りますね。
「評価」っていうもの自体が方向違いのような気もしますし・・・。
「怖い」だけでは終わらない映画ですね。
いやな作品です
▼miyu13号さんへ
え???
「まだまだ邦画好き・・・」???
それ良いかも(笑)
これmiyuさんは知らないままで良い作品かもしれません。
観る勇気ある?
▼はんなさんへ
あ!はんなさんも観なくて良いです。
これはちょっとどうでしょう・・・・?
問題作ですね。
この画像のままのキツさですよ。
笑えない映画です・・・・
▼km_achinさんへ
た、たしかに・・・。
獅童さんの芸の幅に感服するってコトもあるんですけど
このお話の内容はシャレになりませんよ。
獅童サン怖すぎるんです。
▼かずまっくす13号さんへ
何を言ってるんですか?
マックスともあろう人が。
ブログのタイトルは「ファンタジーでも許しません!」です(笑)
・・・あは
▼mっくすさんへ
ギブ早ッ!
騙されたと思って観て見なさい。
本当に騙されたと思うから(笑)
獅童が怖くてカツ丼が食えるか!
ってワケわからん・
ああっ!邪魔するな13号!
うっそーん?
ならば観てみて。
きっとヒクよ(笑)
笑えない映画はお好きですか?
けど、2時間あっちゅう間で引き込まれてたわ、
確実に。クッション越しに観たりしたけどね。
新井浩文もけっこう気になる人だし。
しっかし、あんな隣人いやだね~~~。
獅童さんのイッちゃってる感はすごかった。
子供が生まれた今は、絶対引き受けないだろうね。。
イタ~イ、イタ~イ、イタ~イ・・・映画だけど
嫌いじゃないです。。。