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こっちゃんポイント ★★★★
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母と共にカルト教団"ニルヴァーナ"の施設で生活していた12歳の少年・光一は、教団の崩壊後、関西の児童相談所に預けられた。母の所在は分からず、迎えに来た祖父は妹の朝子だけを引き取り、去ってしまった。母親や妹との再会を願う光一は児童相談所を脱走。偶然出会った由希という少女と共に、東京の祖父のもとへと向かう。大人達に助けられながら、旅を続ける二人は、徐々に互いを理解し合ってゆく。しかし、その先に待っていたのは…。
(NTT-X store商品解説より抜粋)
1995年、地下鉄サリン事件後、強制捜査が入ったオウム真理教。
あれから早いもので10年以上が経ってしまいました。
教祖を名乗っていた麻原は、いまだ死刑判決を受けぬまま
無情にも時間だけは止まらず進み続けています。
この映画は、そのオウム事件を題材にフィクションとして取り上げた作品。
教団施設で教義の呪縛をかけられ、
カルト崩壊後 児童相談所に預けられたそこから脱走した少年と、
家庭内暴力から脱走した少女の”偶然出会い”を描いた話です。
この映画の教団の名前は”オウム”ではなく、”ニルヴァーナ”となってはいますが、
明らかにこの教団のモデルはオウム真理教そのもの。
映画の中で話に出てくる無差別虐殺事件、逃亡した幹部数名の指名手配など、
当時報道で目にしたような光景を目にすると、
当時、覚えた恐怖が再び心に蘇ってきます。
タイトルの「カナリア」は、サティアンに強制捜査に入った警官隊が
あの時に手にしていた鳥かごの中の鳥を指すそうです。
あの鳥はカナリアだったんですね。
光一役の石田法嗣くん、由希役に谷村美月ちゃん。
子役二人が主人公の映画ですが、これがなかなか上手いので
比較的安心して観ることができます。
ちゃんと演技になっていますからね。
また、演出もソツがない感じでまとめられ、最後まで興味深く観ることができました。
閉鎖的な場所に押し込められ、教祖の教えこそが真理だと洗脳される
外界から攻撃を受けていると教えられ、それを頑なに信じる
信じたものは全て崩壊するが、心は決して自由にはならない
身を置く場所を失い、どこへ行けば良いかもわからなくなるだけ・・・
「人を殺すのにどんな理由があるの?」
それに答えてくれる教祖は、そこにはもういないのです。
うぅ~~ん、あの教団がモデルかぁ。
・・・重そうですやん。(ToT)
未だに呪縛が解けてない人って
少ないかもしれないけどいるんだよね?
あの地下鉄の事件は当日ちょうど
霞ヶ関に行ってた先輩たちがとっても大変だったみたいです。
主役の石田法嗣くん!
この前観た「バーバー吉野」にも出てた~~!
将来楽しみだわ♪
忠実に作られているようだったら、ちょっと見てみたいなぁ~。
ちょっとみたいかも~
あ~あの教団ね~
あの頃、首都圏にすんでて大変だったな~
どこいってもお巡りさんがいてさ~
あ、しみじみしてしまった
あっはっは。
実はこっちゃんもタイトル意識的に続けてUPしてみました。
似てるよね。
内容はまるで違いますけど。
重そうな話ですが、そんなに重くはないですよ。
深刻な部分に切り込みながら、とても観やすく作られています。
いかが?
▼miyuさんへ
そうですね。
まったく被害者のことを思えば、弁護などいらないと思うのですが、
気がつけばもう10年ですもんね。
このまま死刑が決まるのでしょうね。
あのときの呪縛が解けない人・・・
どれだけいるのかは分かりませんが
今も尚、その後の教団に残っているひとがいますからね。
当時の大変なパニックを思い出す映画です
▼Swanさんへ
あ、良く見てますね。
そうです、石田君「バーバー吉野」に出てるんですよね。
こっちゃんもこれから「バーバー吉野」を観ます~♪
▼mさんへ
いや、これはあくまでフィクションです。
モデルはあの教団ですけど、そこにドラマ性をもたせているんですよ。
実際の教団の中はこうだったのか・・・という
そんなシーンもありますよ。
これは、主犯格の幹部ではなくて
その下にいた本来、罪とは無関係のはずの人たちの話です。
なかなか考えさせられます
▼るさんへ
そうなんだね。
その頃、るさんはトーキョーにいたんだもんね。
その頃のこと思い出すと思いますよ、この映画を観たら。
ヒドイ事件でしたね