想定外の日々

何も言うことはありません(-_-)  だけど書くことはあるかも(^o^)

ミスと不運の連鎖

2006-09-14 00:31:59 | お仕事
肌寒い..

 箱根での1泊仕事から空けた昨日、仕事の失敗の話。先週、本当にギリギリの進行で、1日で急いで作った広告がらみのとあるページで大ミスが出てしまった。ある企業の副社長2人の顔写真のうち1人の肩書きの一部が間違っていて、しかも英字部分のスペルも違って印刷してしまった。そのため、訂正表を付けることになってしまったのだ。経緯はかなり複雑で、少し長くなるが、次のような感じ。

 ミスの大元は、原稿を書くためにもらったExcel資料の英字スペルが間違っていたもの。それを私がそのままコピー&ペーストしてテキスト原稿を作ってしまい、英字スペルが間違ったままDTPに回った。ちなみに、時間がないのでテキスト原稿を出版社にメール送信する際、相手企業担当者にも内容チェックしてもらうようにCCした。その担当者もスペルミスは見逃し、別の直しを入れてきていた。

 ところが、DTPさんはスペルだけでなく、なんと肩書きの一部を組み誤るというミスを重ねてゲラにしてしまった。そして、その出来上がったゲラを目にしていた出版社窓口担当者、出版社責任者、私、そしてその時点では相手企業担当者もすべての人が気付かず、スペルと肩書き一部が二重に間違ったままで印刷してしまった。

 本当は、時間の余裕もないし、基本的に私はゲラを見ないスタンスだったのだが(ゲラを見るフローになっていなかった)、でもゲラを校了する時点になっても後送画像が相手企業から来ないと出版社窓口担当者が言うので、万一最後まで画像が来なかった時にどう行数調整をするかを検討するために送られてきたゲラを目にしてはいたのだった。

 実は、出版社側の担当者や責任者も、ちゃんと仕事はしていたのだ。DTPで組んだゲラを、相手企業担当者のところへ最終チェックのためにわざわざ持って行っていたのだ。でもその後、その担当者から返事がなく、手を尽くしても全然つかまらなかったという事情もあったのだ…。その日の夜半過ぎまで待っても返事が来ず、本当はそこでデータ入稿のリミットだったのだが、それを月曜に延ばしまで返事を待ったりしたらしい。月曜になって相手企業から後送画像は入手したらしいが、ゲラチェックの返事は来ず、もう間に合わないので(一応、生原稿を見て直しは入れているということもあり)、相手企業担当者には「このような形で印刷します」と事後承諾のような形にして印刷に回したという。

 ところが印刷3日後の昨日になって相手企業担当者から、肩書きの一部が間違っている、スペルも間違っている、と指摘があったらしく、肩書きということもあって正誤表を付けることになったらしい。上のような経緯があるのだが、やはり相手はお客さんということで仕方ないのか、こちらの責任ということで正誤表作成になってしまったという。

 で、私には出版社の担当者から昨日、一連の経緯の説明があった後、生原稿段階でスペルミスをしていたということで「気をつけてください」と連絡があったのだ。ミスの状態をまとめると……

(1)元資料。       肩書きスペル→誤、肩書き自体→正
(2)原稿作成(金曜朝) 肩書きスペル→誤、肩書き自体→正
(3)企業側チェック    肩書きスペル→誤、肩書き自体→正
(4)DTP組版(金曜昼)  肩書きスペル→誤、肩書き自体→誤
(5)出版社側チェック  肩書きスペル→誤、肩書き自体→誤
(6)企業側チェック※  肩書きスペル→誤、肩書き自体→誤
(7)印 刷(月曜)     肩書きスペル→誤、肩書き自体→誤
 ※印刷リミットを延ばしまでして、さんざん催促するも返事が来ず。

 さて、この場合、責任は誰にあるのでしょうか? 元資料をスペルミスした出版社窓口担当者? それをそのまま原稿にしてゲラでも気付かなかったライター? 2つめのミスを犯したDTPさん? 出来上がったゲラでミスに気付かなかった出版社側責任者? それとも、チェックを依頼した(のに返事が来なかった)相手企業の担当者にも責任はある?

 しっかし、あーあ参ったな。後味が悪い仕事になってしまった。
コメント
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