大逆転将棋2007レビューのつづき。
…もう良いですか(笑)?
2局終了後、プロ棋士の凄さを知って貰うという狙いだろうが、「羽生の記憶力」というコーナーでちょっとひと息。
羽生善治プロに将棋の棋譜を見て貰い、それからどれくらいの時間で終局図を再現できるかという実験である。
題材は羽生プロの初タイトル、第2期竜王戦。
羽生プロは消費時間1分44秒で、完全に把握。
もっともこれは後で「脳内10秒将棋」というコーナーもあるくらいだから、脳内将棋盤さえしっかりしていれば、さほど強くないアマチュアでも可能だろう。
面白かったのは羽生プロがこれに取り組んでいる間、ゲストとプロにも同じ棋譜が手渡されたのだが、プロは羽生プロと同じように棋譜を没入して見ているのに対して、ゲストは10秒ほどでキョロキョロしているという対比。
勿論羽生プロ以外は取り組む必要はないのだが、素人と玄人の集中力、取り組みの差がまざまざと現れた構図で興味深かった。
また興味深いと言えば、この後羽生プロに挑戦して貰ったもう1局の方が、強く印象に残る。
こちらの題材は、木村プロとゲストの矢崎さんの対局。
その対局者の差が、どう表面化するか。
あにはからんや。
先ほどは自分の棋譜だったとはいえ、こちらには羽生プロが苦心惨憺。
いわゆる「羽生マジック」といわれる妙手を捻り出すときですら、これほどではないだろうというくらい深い皺を眉間によせ何と、かかった時間が2倍を大きく上回る4分44秒!
それも再現しても、自信なさげであった。
一方のプロの陣が整然として手付かずだったから、何とか再現できたというコメントが面白い。
素人同時だったら、どうなったろう?
漫画「ヒカルの碁」で、塔矢アキラが初級者との目隠し碁に苦戦するシーンがあるが、それをリアルにみた感じだ。
いかにプロの思考の基盤に、駒の動きの「理」「筋」「形」が深く関わっているかの証左だろう。
…もう良いですか(笑)?
2局終了後、プロ棋士の凄さを知って貰うという狙いだろうが、「羽生の記憶力」というコーナーでちょっとひと息。
羽生善治プロに将棋の棋譜を見て貰い、それからどれくらいの時間で終局図を再現できるかという実験である。
題材は羽生プロの初タイトル、第2期竜王戦。
羽生プロは消費時間1分44秒で、完全に把握。
もっともこれは後で「脳内10秒将棋」というコーナーもあるくらいだから、脳内将棋盤さえしっかりしていれば、さほど強くないアマチュアでも可能だろう。
面白かったのは羽生プロがこれに取り組んでいる間、ゲストとプロにも同じ棋譜が手渡されたのだが、プロは羽生プロと同じように棋譜を没入して見ているのに対して、ゲストは10秒ほどでキョロキョロしているという対比。
勿論羽生プロ以外は取り組む必要はないのだが、素人と玄人の集中力、取り組みの差がまざまざと現れた構図で興味深かった。
また興味深いと言えば、この後羽生プロに挑戦して貰ったもう1局の方が、強く印象に残る。
こちらの題材は、木村プロとゲストの矢崎さんの対局。
その対局者の差が、どう表面化するか。
あにはからんや。
先ほどは自分の棋譜だったとはいえ、こちらには羽生プロが苦心惨憺。
いわゆる「羽生マジック」といわれる妙手を捻り出すときですら、これほどではないだろうというくらい深い皺を眉間によせ何と、かかった時間が2倍を大きく上回る4分44秒!
それも再現しても、自信なさげであった。
一方のプロの陣が整然として手付かずだったから、何とか再現できたというコメントが面白い。
素人同時だったら、どうなったろう?
漫画「ヒカルの碁」で、塔矢アキラが初級者との目隠し碁に苦戦するシーンがあるが、それをリアルにみた感じだ。
いかにプロの思考の基盤に、駒の動きの「理」「筋」「形」が深く関わっているかの証左だろう。
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