ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

山スキー 北アルプス 四ヶ岳

2013年01月27日 | 登山

コース   平湯キャンプ場駐車場~四ヶ岳山頂手前(森林限界手前まで)
メンバー  カッキー、きむひろ、ハイジ、へべ、タク、ヨッシー、ぼちぼち


今年も山スキーの季節がやってきました。
いつものメンバーでいつもの平湯へ向かいます。

カッキー、きむひろ、へべ、ヨッシーの4人は前日から現地に入っていましたが大雪のため
平湯スキー場でお茶を濁したとか。名古屋でも夕方から雪が降り始め、これは現地まで相
当時間が掛かると予想して22時20分に自宅を出発しました。これは正解。
美濃加茂~関、荘川~飛騨清見間でが雪によると思われる事故のため通行止めになって
いました。
岐阜県に入ってからずっと激しい雪が降り続き、非常に神経を使います。
通常だと2時間半もあれば平湯まで到着しますが今日は4時間も掛かりました。

しばし仮眠をして5時過ぎに起床。
夜中に到着した時は激しい雪でしたが朝起きた時は雪が止んでいました。
駐車場で全員が合流し、明るくなった6時半過ぎに出発しました。

最初は樹林帯の中を緩やかに登っていきます。東屋の屋根に積もった雪の量を見る限り、
昨日1日で70~80cmくらい積もったようです。

一晩で降り積もった雪


ハイジさん


スタートから激しいラッセルに先が思いやられます。

野生のサルがこちらを見ています。(冗談です)
我らがかっきーです


やがて左手の狭いルンゼに向かいますが雪崩の危険性があるためルンゼ左手の斜面を
登ります。今までの緩やかな登りから一転、斜度が増したため頻繁に先頭を交代しながら
じわじわと高度を上げます。
私も1度、先頭をラッセルしましたが辛くてすぐに交代してもらいました。

最初の急登(下から)


最初の急登(上から)


一旦尾根に上がり、尾根を右手に進みます。暫くは緩やかで顕著な尾根です。再び右手の
急な斜面に向かっていきます。
この辺りで京都から来たという男女2人組みが追いついてきました。

斜面が緩やかになり左へ進んだ先で、一旦左手に降り、渡渉します。

渡渉点


このあたり何箇所も雪面が口を開け、川の流れが見えています。
渡った先が一番きつい登り。先頭を行くヨッシーもさすがにこの斜面はてこずっているようです。
そういえば昨年もここをとても苦労して登ったことを思い出しました。
結局、小腹を満たすことが出来るほど十分な休憩時間がありました。

渡渉したあとの急登(渋滞中)



この先はひたすら尾根沿いを登っていきます。人数が多いので早目に先頭を替わります。
私も今日は今までにないくらい調子が良く、ジグを切るのも随分慣れてきた感じがします。
途中の比較的ゆるい斜面では長いこと先頭を歩きました。



森林限界間近

途中で何度か休憩を挟みながらかなり上まで登っていくと木々の間から焼岳方面が綺麗に
見えます。思わず歓声が上がります。
朝から空を覆っていた暑い雲の間から薄日が差し、それがかえって幻想的な景色を創り出
しています。

焼岳方面

ああー、こんな素晴らしい景色を見ることができるなんてやっぱり雪山は良いなと思いました。

さらにしばらく行くとそろそろ森林限界が近づいてきます。今日も昨年同様、風が強いので山
頂までは行かず森林限界を超える辺りで終了となりました。

終了地点

シールをはがしながらほんの少しだけ休憩をします。私はこのシールを張ったりはがしたりす
る作業がとても苦手です。もう少し簡単な方法がないものでしょうか。

さて、お楽しみ滑降の時間がやってきました。
登ってきたすぐ左手の斜面は斜度が30度くらいのよだれが出そうなフカフカのパウダーです。
雪崩の心配はまったくなさそうです。我慢できなくなった人から次々と歓声を上げながら滑り
降りていきました。私は控えめに最後の方からスタート。

いつもなら登りきった後は、体力を使い果たしており、足がパンパンでいうことをききませんが
今日はそれ程疲れがなく、非常に気持ちよく滑ることができました。

やっほぉ~!

私も思わず叫び声を上げてしまいます。最初のふた滑りくらいは本当に気持ちの良い斜面でし
た。その後は概ね登ってきたトレースに沿って、適当に止まりながら、適当に写真を撮りながら
滑っていきます。
雪質は上々!数少ない私の山スキー歴の中でもダントツの快適さです。
昨日降った新雪がフカフカで、私の細身の板では少しターンがしづらいというのはありますが
それでもこんな快適な山スキーを体験してしまったら、登りの苦労も吹っ飛びます。
因みに他のメンバーの板はほとんどがファットな板へと変わっておりびっくりです。

徐々に高度を下げ、樹林の間を縫うようにそれぞれが滑ります。

途中で大休止を入れて、さらに滑り続けます。
渡渉した先は一旦登りになるため、面倒でもシールを付けなくてはなりません。 

登りで苦労した最後の急斜面は想像以上に雪が重くてちょっと残念でした。
後はなだらかな斜面をダラダラと下って駐車場へ到着しました。

楽しかった!

今回はシールでの登り、特にジグを切って登ることがいつもよりスムーズにできた事が思わぬ
収穫でした。
また次回!!