バクさんの独り言Ⅱ

超高齢化社会に対する高齢者からのいろいろな独り言

2050年日本未来予測に一言

2015-02-16 09:37:32 | 社会経済情勢に一言
日経BP未来研究所は、全世界的に高い評価を受け続けているシンクタンク
The Economist Intelligence Unit (EIU)と共同で『グローバル・メガトレンド2015-2050』を発刊した。

その内容は、日本にとって悲惨と言えることが連なり、このような予測もあるのかなという違和感をもった。


その概要は、
・2050年までに、日本の経済生産高は中国のわずか10分の1となり、 その他複数の新興国に追い越されている。
・日本は世界一の長寿国であり、2050年には高齢者扶養率が現在の40%から70%にまで増える。
 医療費の増大が大きな課題となる。
などである。

要するに、日本は今のまま抜本的な改革を打たず優雅に衰退すると言っている。

果たしてそうだろうか。

違う根拠をひとつ言うとすれば、日本の長寿社会構造が一定の活力のある国家になる可能性が高いと見ている。
すなわち、高齢者とは物理的な年齢で区別する他に、個人の能力により貢献する社会構造に転換する。
それによって、ほぼ元気な70代、80代が本人裁量範囲で楽しい付加価値を生み出せる社会が到来しているのではないか。

経済生産の内容も、物の価値のウェイトは相対的に低くなっている。
2050年は、35年後である。
35年前の1980年に遡って考えて見ると、2015年の現在のような予測はしていなかった。
根本的に違うのは、将来に希望があったことである。

今35年後に明るい希望が見えにくい。

ただ、単純に現在の延長線上を行くのではなく、ルネッサンスや産業革命に近い超高齢化社会に対する
画期的な意識の改革ができれば、可能だとみる。


NHKスペシャル「母と息子 3000日の介護記録」をみて

2013-11-24 10:10:36 | 社会経済情勢に一言

昨晩、衝撃的なTVをみた。
元NHKディレクターの相田洋氏の母親の認知症発見から最期を看取るまで、在宅介護の一部始終を3000日にわたり撮影し続けた記録である。
番組ではこの映像記録をもとに、医療や福祉など第一線の専門家が、日本の認知症介護の現実と課題について熱く議論を戦わせながら、認知症800万人時代の処方箋を探ってゆく。

 


NHKスペシャルから

このような普通の家族が介護に格闘する日々をつぶさに捉えた記録があることと、それを公開する決意が凄いと頭が下がる。

ただ、よく考えてみると私の周辺には、このようなケースがあることは耳にしているが「話さない、聞かない」で具体的に認識をしていない。

それが身近な事例として映像で目にしたことは、知らなかったでは済まない段階にきている。

印象的な画面は、二つあった。
ひとつは、家族介護をすには意外と公助を活用しないと悲惨な状況に陥るということ。
自宅介護には、完備していないが、医師、福祉士、看護師、ホームヘルパーなどのサポートするチームを早め、早めに連携をとることの必要性は大きい。

もうひとつは、相田さんがしみじみと語っていた「お袋は、あの世にいくにはこのような姿で行くのだよと教えてくれた」と記録のなかで笑顔でありがとうと言っているシーンだと。
これで、救われた思いがした。

高齢になればなるほど、介護、医療の世話になる。
ある程度、準備をしているつもりだが、この映像を見て改めて考えさせられた。

 


近頃の明るい話題

2013-10-10 09:28:42 | 社会経済情勢に一言

近頃、明るい話題が多く愉快にさせられる。

昨日の新聞に「成人力で世界一」の記事が踊っていた。
東日本大震災をはじめ、少子高齢化、中韓の日本誹謗など先行きに何となく不安を感じていたが、また元気の出る明るいニュースが飛び込んできた。

阿倍内閣となって元気になることが多い。
この調子で進んで行って貰いたいものである。

しかし、失われた20年に比べればであって、手放しで喜べるものではない。

自論だが、社会経済状況が激変したのだから日本人一人一人が、それに対応した自己変革を遂げなければ、将来に夢を持てるのは厳しいというのは変わりないと思うが・・・・・・・


やったー!東京五輪誘致

2013-09-08 23:02:36 | 社会経済情勢に一言


今日は午前4に起きて、TVにかじりつき。
各局とも同じような内容だ。
これを見れいる限りでは、全く見当がつかいない。
マドリードが除外されたという報道が飛び込む。

イスタンブールとの決戦。
その間、東京のプレゼンの様子が度々放映される。

全員がそれぞれの立場で最高のプレゼンをした。

小柄でチョット冴えないと感じていた猪瀬直樹知事も最終プレゼンでは、そんな不安を吹き飛ばす感激する話振りだ。
現役アスリート・フェンシングの太田雄貴選手、陸上の佐藤真海選手も凄い。

そして安倍晋三首相の原発汚染水対策の説明は、わが国のリーダーとして誇れる内容だった。
関係者が一丸となってプレゼンをしている。
これでダメなら仕方がない。

そして、5時20分ジャック・ロゲ会長からの発表。
「TOKYO」の声を聞いて、思わず凄い歓声をあげて手を叩いた。
このようなことは、最近では記憶がない。

今回の五輪開催決定は、超高齢化社会の進展や尖閣問題などで将来が何となく不安な時期に断トツの明るいニュースだ。

韓国政府が9月6日、福島県を含む8県からの水産物輸入を全面禁止することを決め、9日から実施すると発表したことなど、妨害活動としか思えないことがあって、嫌な思いをしていた。
これを吹き飛ばす愉快な出来事だ。

 


最近の明るい話

2012-11-27 10:39:02 | 社会経済情勢に一言

マイブログを書いていて苦言の内容が嫌に多いと情けなくなった。
曽野綾子のエッセイをよく読むが、彼女は日本ほど社会環境が幸せな国はないと、口癖のように述べている。
曽野さんは、世界中、25ヵ国程でボランテイア活動をされている。
特にアフリカには何回も足を運び、「尊厳生すら無いアフリカの現状」について語っておられる。

しかし、日本は「受ける」ことばかり主張する。
与えることが、大人になるチャンスなのに。
しかし子供には「おまえはしなくていいよ」と、甘やかす。

このことから考えれば、明るい話をしないことが可笑しい。

そのひとつは、フィギアスケートのNHK杯で羽生結弦が261.03点で優勝したことである。
男子ショートプログラム(SP)では世界歴代最高得点である。
以前、ロシアのエフゲニー・プルシェンコの演技を見て彼を超えられるのかなと思ったことがあるので快挙だ。
どのような練習を積み重ねてきたのだろう。
詳しいことは知る由もないが元気が出てくるイベントだった。

もうひとつは、NHKホリデ―ドキュメント「震災不明者を家族のもとへ密着150日宮城県警身元不明捜査班」である。 

捜査員の取組みがここまで誠心誠意できるのかと感動した。
全く、職務としての領域を超えている。
自衛隊員にしろ、このように震災に対応した人たちが多数いらっしゃることは、本当に嬉しいことであり誇りに思う。