地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

長野・木曽駒ヶ岳 千畳敷カール②  08.07.27

2008-07-30 00:01:49 | 甲信越
ロープウェイを降りると、目の前に、この景色。
濃い緑と雪渓のコントラストが美しい。



時すでに、午後2時。
残念ながら、霧が出てきて、宝剣岳の岩峰は見えない。
しかし、カールに広がるお花畑は、評判にたがわず。
色とりどりの可憐な高山植物が、あちこちに群生している。


チングルマ、アオノツガザクラ、コイワカガミがいっぱい


シナノキンバイ                ハクサンイチゲ


クロユリ                    ミヤマダイコンソウ

乗越浄土へ向けて、八丁坂を登り始めたとたん、
霧が濃くなって、あっという間に、あたりが真っ白に。
斜面一帯に、ミヤマキンポウゲの花畑が広がっているのに、よく見えない(涙)。



この後、雷がゴロゴロ鳴り始め、
稲光とともに、大粒の雨がすごい勢いで降ってきた。

パニックになりながら、ロープウェイの駅へダッシュで戻る。
合羽ズボンを出す余裕なく、下半身はびしょぬれ。
命からがら、ロープウェイの駅に着くと、
ロープウェイは止まっており、足止めをくった人(推定300人?)で、
構内は立錐の余地もない。

このまま駅で一晩過ごすことになるかも…と覚悟を決めていたのだが、
約1時間半後に天候が回復し、ロープウェイが動き出した。よかった~。



ロープウェイの順番を待つ間、外に出てみると、
さっきは見えなかった宝剣岳が、くっきり姿を現していた。
青空だったら、ホントにきれいなんだろうなぁ。

千畳敷は紅葉もすばらしいそうなので、
今度は秋に、駒ヶ岳山頂まで歩くプランを立ててみたいと思う。

長野・木曽駒ヶ岳 千畳敷カール①  08.07.27

2008-07-28 21:19:09 | 甲信越
木曽駒ヶ岳の南中腹に広がる氷河地形・千畳敷カールは、
夏の高山植物の宝庫である。
山の専門誌「岳人 夏山」の表紙で、千畳敷の花畑を見て以来、
ぜひ訪れてみたいと思っていた。

標高2,640mの千畳敷へは、駒ヶ岳ロープウェイで簡単にたどり着ける。
手軽さゆえ、花のシーズンはいつもめちゃ混み。
この日も、ロープウェイは2時間待ち…@@
待つ間、せっかくなので、ロープウェイの起点・しらび平を散策した。



しらび平から約20分のところにある「ひぐらしの滝」。
待ち人たちは、このあたりの岩にたたずみ、清流のしぶきを浴びる。
こういう待ち時間なら、2時間も、まぁ悪くない。
散策路には、可憐な花もたくさん咲いていました。

 
ヤマオダマキ                 ヨツバヒヨドリ

 
ソバナ                     シモツケソウ

ネイチャーガイドさんによると、
しらび平一帯には、57種の植物が観察されるそうだ。
あちこちに咲いている花を見るにつけ、千畳敷への期待はますます高まる。
いよいよロープウェイの順番がまわってきた。
950mの高低差を、7分30秒で一気に上る。ああ、お花畑が楽しみ~。

栃木・霧降高原   08.07.12

2008-07-13 12:28:05 | 関東
ハイキングチームLAMNの例会で、霧降高原 丸山コースを歩いた。
霧降高原では、ニッコウキスゲがちょうど見頃で、
冬はスキー場となる小丸山の斜面が、山吹色の花で覆われている。



20年前に訪れたときは、霧で何も見えなかったのだが、
今回は、お天気に恵まれ、視界良好! ついてる~!



丸山ハイキングコースは、第1リフトを利用し、
少し高度をかせいでから歩く、2時間強のコース。
さわやかな緑、かわいい鳥やセミの声。やっぱり山歩きはいいな~。



「2時間だから楽勝!」と、ストックも持たずに来てしまいましたが、
意外に急登で、しかも、道がぬかるんでいて歩きにくい。
どんな山もあなどってはいけませんね。



丸山山頂、到着!
標高 1,689m。久しぶりにちょっと高いところに来たな。
大きく深呼吸。風がさわやかで気持ちいい♪



ミヤコザサが一面に生えている、八平ガ原。
ニッコウキスゲの群生と山歩き。夏の高原を満喫した1日。
ご一緒いただいた皆さま、どうもありがとうございました!

*同行いただいたpopokiさんのブログはこちら!

●コース概要
ハイキング所要時間 3時間 
霧降高原バス停11:00-(第1リフト)-高原ハウス11:20-第3リフト付近11:50-小丸山(キスゲ平)12:25-丸山12:45-(昼食13:15まで)-八平ガ原13:45-高原ハウス14:20-(第1リフト)-霧降高原バス停14:40

熊本・阿蘇   08.07.06

2008-07-09 21:34:25 | 九州
熊本・南小国町の押戸ノ石に行く途中、阿蘇のミルクロードを通った。
夏の阿蘇は、緑が美しく、清々しい。



大観峰付近から見る、阿蘇五岳。
お釈迦さまが寝ている姿に見えるというけど、確かに見える~♪
杵島岳や烏帽子岳は、山全体が緑のビロードをかぶせたみたい。
頂上まで草木で覆われているのかなぁ。登って確かめたい…。



阿蘇のカルデラ(火山の活動でできた大きなくぼみ)。
カルデラって、スペイン語で「鍋」という意味らしい。
世界一のカルデラと聞いたことがあったけど、実際には日本一ですらない。
ちなみに、世界一はインドネシアのトバカルデラで、
日本一は屈斜路カルデラだそうだ。(出典:Wikipedia)
Wikipediaって、勉強になる~。

 

阿蘇には、アザミやユウスゲなども咲いてました。
夏だなぁ。。

熊本・押戸ノ石 石群   08.07.06

2008-07-07 02:52:43 | 九州
熊本県南小国町の小高い丘(標高845m)に、
ストーン・サークルを思わせる「押戸ノ石」という大小の石群がある。
高さ5.5m、周囲15.3mのピラミッド様の巨石(写真右)には、
約4000年前のシュメール文字がペトログラフ(岩刻文字)として
刻まれているというロマンあふれる説もある。



押戸ノ石の巨石群は、どの巨石にも安山岩の層状構造が見られるため、
人為的につくられたものではないようだ。
しかし、巨石の配置が、なにやら意味ありげで、
太古の人々が祭祀の対象としていた可能性があるそうだ。ふむ。



九州、いや日本有数のパワースポットと聞き、訪ねてみたのだが、
残念ながら、その道に鈍感な私には、石群から伝わってくるものはない。
ただ、この場所、ただものではない。


九重連山。左のピークが小国富士こと、涌蓋山。


緑のじゅうたんの向こうに、阿蘇五岳。

360度展望が開けており、九重連山~祖母山系~阿蘇の山並みが本当に美しい。
大自然をひとり占めしたような気分になり、
太古の人が、ここに居を構えたのもわかる気がする。



巨石に興味がなくても、この景色だけでも特筆ものである。
あやしい系のパワーチャージの効果はさだかではないが、
この自然からは、確かにパワーをもらった。

*同行者の報告書は、こちら!